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別れた恋人との思い出を保管する「元カレBOX・元カノBOX」がコードアワードで受賞

2015年06月12日 19時45分更新

 元カレ、元カノの思い出をWEB上で大切に保管できるサービスがあるのをご存知でしょうか?

寺田倉庫が手がけた『minikuLOVE元カレBOX・元カノBOX』

元カレBOX・元カノBOX

 トランクルームサービスなどを手掛ける老舗の倉庫会社寺田倉庫は、法人向けの倉庫サービスから、幅広い層に向けた『minikura』という小規模の預かりサービスも展開しています。

 そういった中で『minikuLOVE元カレBOX・元カノBOX』というサービスは恋愛に特化したWEB連動の倉庫サービス。
 互いに惹かれて一時は付き合っていたけど、色々あって別れてしまった元カレ、元カノ。恋愛関係ではなくなったとはいえ、ふたりで過ごした思い出は大切にしたいものですよね。ですが、思い出の品を大切に取っているのが新しくできた恋人に見つかると「昔の恋人を忘れられないの?」と嫌な顔をされちゃう……。

元カレBOX・元カノBOX

 そこに注目したこの『minikuLOVE元カレBOX・元カノBOX』。
 このサービスでは、インターネットで専用BOXを注文して昔の恋人との思い出の品を詰めて発送し品物を保管。さらに、WEB上でマイページが作成されるので、そこで思い出の品を閲覧できるというサービスです。
 倉庫に納品された品は専門のスタッフが一品ずつ写真を撮ってリスト化してくれます。これなら新しい恋人に隠れてこっそりと昔の恋人との思い出を振り返れますね。

元カレBOX・元カノBOX

 さらに、ユニークなことに、プロの声優が預けたラブレターを代読して音声保存がする“ラブレター肉声化システム”、思い出の品を価格査定できる“愛情価格化システム”などユニークな各種機能も搭載しています。実際にどれだけニーズがあるかわかりませんが、すべて含めて笑い飛ばしたいという人は試してみたい機能かもしれません。

『minikuLOVE元カレBOX・元カノBOX』が『コードアワード2015』にて受賞

 残念なことに、『minikuLOVE元カレBOX・元カノBOX』は2014年10月に提供を終了してしまったため、現在は利用できないようですが、このたびデジタル広告・マーケティングのアワードである『コードアワード2015』の“ベスト・キャンペーン”に受賞し、その話題性が再認識されました。

 倉庫サービスとは物を預かるという意味で極めて物理的な側面のサービスではありますが、“物に込めた想い”に着眼するとひと味違ったサービスが生まれることを示した良い例ではないでしょうか。『minikura』のシステムが現代ならではのWEB連動を備えていることによって、空間的には遠く離れる物とユーザーの距離をかえって縮めることもできます。

 『minikuLOVE元カレBOX・元カノBOX』はかなりとがったサービスで、「ではいったん預けた思い出の物はいつ取り出すの?」など長期運用に関しては疑問が出てきますが、恋愛を保管するいう発想のサービスは必ずやニーズは絶えないでしょう。

関連サイト

minikura|モノをあずけて、写真でみれるminikura
コードアワード

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