国内外の噂系サイトで5月10日から5月16日までに出回った内容をまとめました。先週は次期iPhoneに関連する噂が目立ちましたね。個人的に注目なのは、iPhone 6sシリーズにローズゴールドモデルが加わるという噂。これまでもピンク系の色が追加されるという噂は流れていましたが「まさかピンクはねーだろ」という感想でした。しかし、ピンクはピンクでもApple Watch Editionが採用するローズゴールドカラーであれば可能性はかなり高いでしょうね。もちろん、18金なんか使っちゃうとお値段が数百万円になるで、金メッキか真鍮とか使うと思いますけど。
筐体の素材にリキッドメタルを使うという噂もあります。リキッドメタルは、Appleが独占使用権(ライセンス契約)を持っているといわれている合金で、別名金属ガラスと呼ばれるものです。リキッドメタルを採用することで、iPhoneの筐体を現在のアルミ削り出しから金型での製造に戻せるので製造効率がアップするほか、おそらく電力使用量を低減できると思われます。また、リキッドメタルは耐久性に優れているのが特徴です。次期iPhoneの6s Plusの一部(おそらく上位モデル)は、液晶の保護ガラスにサファイアクリスタルを採用するという噂もありますので、リキッドメタル+サファイアクリスタルでかなりの強度のiPhoneが出来上がりそうですね。
長らく800万画素に抑えられてきたiPhone背面に備わっているiSightカメラが1300万画素に向上するという噂もあります。この噂は毎年出てるので半信半疑ですが、写真よりも動画の4K化を狙っているならあり得る話ですね。そのほか感圧タッチパネル(Force Touch)も採用されるそうです。ちなみにローズゴールドのカラバリ以外の噂は真新しいものですはなく、以前に何度か出ていた情報です。
5/10 12インチMacBookの供給は5月下旬に改善か
9 to 5 Macによると、供給不足で予約必須状態の12インチMacBookの在庫が、5月下旬には安定してくるそうです。Apple Store直営店のスタッフ向けに、5月25日から世界各国のApple Storeで12インチMacBookの販売を再開するという告知があったようです。発売から1カ月以上も品不足が続いたので、我慢できずにMacBook Airを買ってしまったユーザーが多いかも。カラバリは悩みどころですが、操作性を考えると個人的にはAirをオススメします。
5/11 5.5インチiPhoneは次期モデルもフォックスコンが独占か
EMSOneによると、台湾ペガトロン社が5.5インチiPhoneの受注に失敗したとのこと。原因は、生産歩留まりが低いことだそうです。Appleが発注を取りやめるのは2015年の受注ぶんなので、2016年以降には一部のiPhone Plusの製造がフォックスコンからペガトロンに行く可能性はありますね。
5/11 12インチiPadは銀ナノワイヤーを使ったタッチパネルを搭載
韓国ETNewsによると、12インチiPad、いわゆるiPad Proには、銀ナノワイヤーを利用した液晶パネルが採用されるそうです。このパネルにより、タッチ感度の向上とコストダウンが図れるようです。すでにAppleは、ジャパンディスプレイ(株)、韓国LGディスプレイ社、韓国サムスン電子社などにサンプルを要求しているとのこと。この噂は以前にも何度か取り上げていますので、特に新しい情報ではありません。
5/11 2015年1~3月期のスマホシェアでiPhoneが中国で躍進
EMSOneによると、調査会社の米カンター・ワールドパネル社による2015年1~3月期のスマホの国別シェアで、中国でのiPhoneのシェア拡大が目覚ましいそうです。具体的には、Appleの中国でのシェアは26.1%で、前年同期から9.2%増となっています。一方で、中国でのAndroidのシェアは72.0%と前年同期から8%減です。ちなみに日本のiPhoneのシェアは45.1%と、前年同期に比べて12.5%減です。
5/11 新型4インチiPhoneは、5cではなく5sの後継に
EMSOneによると、Appleが投入すると噂されている4インチiPhoneは、iPhone 5cではなくiPhone 5sの後継となるようです。つまり、プラスティック筐体ではなく、金属筐体になるようです。5cの後継であればiPhone 6cとなるのですが、5sの後継となるとどういうネーミングになるのでしょうか。大きいのがPlusなので、小さいのはMiniとなり、iPhone 6s Miniとかなんでしょうか。組み立ては台湾フォックスコン社が請け負うようです。
5/12 Apple Watchは水深40mでのテストもクリア
9 to 5 Macによると、Apple Watchを水深40mで浸水テストしたところ、見事クリアしたそうです。また、高さ10mからの飛び込みにも耐えたそうです。さらに、1.2kmの遊泳テストでもまったく問題なかったそうです。だたし、水中ではApple Watchの心拍数モニターの精度は落ちたとのこと。Appleの公表スペックでは、耐水性能は約1mの水深に30分浸しても問題ないとされるIPX7ですが、それ以上の性能を備えるようですね。次は日本人向けに、風呂の温度である40度を超える温水での浸水テストをやってほしいところです。
5/12 フォックスコンの4月の営業収益が過去最高値
EMSOneによると、iPhoneの組み立てで知られる台湾フォックスコン社の2015年4月の業績が過去最高となったとのこと。具体的な営業収益(売上高)は、前月比4.2%増、前年同月比19.7%増の約1兆3400億円(3524億7000万NTドル)です。主な要因はもちろんiPhone 6シリーズです。やはり中国での大ヒットが大きく貢献しているんでしょうね。
5/12 iPhone 6sシリーズはApple A9と2GBメモリー、感圧タッチパネルを搭載
TechNewsによると、iPhoneの次期モデルであるiPhone 6sシリーズは、Apple A9プロセッサー、LPDDR4仕様の2GBメモリー、1200万画素のiSight(背面)カメラ、感圧タッチパネル(Force Touch)などを採用するとのこと。また、6s Plusでは液晶保護ガラスにサファイアクリスタルを採用するそうです。カラバリとしては、ローズゴールドモデルが加わるとのこと。Apple WatchカラーをiPhoneに導入するわけですね。さすがに18金ではないと思いますが。噂によると、筐体の素材も変わるそうです。
5/12 Appleが中国でApple Payの運用を準備
ロイターによると、Appleは独自のモバイル決済システムであるApple Payを中国で導入する予定があるそうです。現在、中国の銀行やECサイト大手のアリババ・グループと協議しているそうです。すでに中国銀聯(China UnionPay)とは合意に達しているという噂もあるので、導入は近いんでしょう。世界中で爆買いが目立つ中国で導入されれば、取り扱い金額はすごいことになりそうですね。
5/12 中国での中古品販売狙いか?台湾でのiPhoneの修理はApple直轄に
EMSOneによると、Appleは台湾のキャリアに任せているiPhoneの修理を、今後はApple自らが実施するそうです。この背景には、台湾フォックスコン社と中国で実施している、iPhoneの下取りプログラムと中古販売が絶好調で、中古品の在庫が足りないことが挙げられます。台湾での中古品をAppleが自ら回収して、中国で売る算段なんですかね。日本でもいまだに約2年前の機種であるiPhone 5sがそこそこの高値で売られていますから、需要は高いんでしょうね。
5/13 iPhone 6sシリーズはリキッドメタル筐体を採用か
EMSOneによると、次期iPhoneと考えられているiPhone 6sシリーズは、筐体の素材にリキッドメタルを採用し、新しいカラバリとしてローズゴールドが追加されるそうです。量産開始は8月だそうです。iPhone 6sシリーズは、6シリーズと同様に4.7/5.5インチの2モデルで、2015年通年の出荷台数は8000~9000万台になる見込みです。台湾KGI証券のアナリスト、ミン・チー・クー氏のレポートです。
5/13 Apple Payがフランスで導入されそう
MacGによると、Apple独自のモバイル決済システムであるApple Payがフランスで導入されるそうです。勤務先をフランス・パリに限定してセキュリティーやNFCなどに精通したエンジニアを募集していることが根拠のようです。
5/13 Apple Watchの謎のポートを開ける方法
「気になる、記になる…」によると、Apple Watch用のバンドを開発中の米リザーブストラップ社が、Apple Watchの謎のポートのフタを開ける方法を動画で紹介しているそうです。このポートは、Apple Watchのバンドは外すと露出しますが、通常はフタで閉じられたままです。iPhoneのSIMトレーと同様に細いピンを謎のポートに備わっている穴に差し込んでフタをめくり上げれば外れるそうです。フタは粘着テープで本体に密着しているようなので、元に戻せなくなる可能性もあるようです。
5/13 Apple Watchは好調なもののクアンタの業績は振るわず
EMSOneによると、Apple Watchの製造を請け負っている台湾クアンタ・コンピュータ社の業績がイマイチだそうです。同社の2015年4月の業績は、営業収益は約2466億円(675億2300万NTドル)で、前月比15.7%減、前年同月比7.0%減とのこと。ノートパソコンの出荷台数は320万台で、前月の400万台から20%減になったそうです。Apple Watchは好調のハズなので、営業収益減の原因はノートパソコンの出荷減の影響なんでしょうか。
5/14 Apple Watchの部品コストの3割はApple S1チップ
EMSOneによると、Apple Watchの部品コストは133.9ドルで、そのうちの3割がSiP(System in Package)モジュールであるApple S1チップだそうです。スイスUSB銀行のレポートです。
5/15 米国でのiPhone人気が再燃、日本同様にトップ奪還か
Business Insiderによると、米国でのiPhoneのシェアが拡大しているそうです。2015年1~3月期のOSシェアで、Androidは52.4%、iOSは42.6%ですが、Androidのシェアは減少傾向にあるそうです。米国で25%を占める非スマホユーザーの購入意向調査ではiPhoneが優勢のようで、今後はシェアの逆転も考えられるとのこと。
5/15 Apple Watchでクアンタ好況だが供給不足は改善せず
EMSOneによると、Apple Watchの組み立てを請け負っている台湾クアンタ・コンピュータ社の業績が好調とのこと。2015年1~3月期の売上総利益率が5.08%となり、22四半期(約5年半)ぶりに過去最高を更新したそうです。Apple Watchの生産歩留まりも改善しており、同社の四半期の営業収益(売上高)は、約3.8兆円(1兆NTドル)に達するという見方もあります。ただし、Apple Watchは部品も1社独占のような状態で、需要が逼迫しても生産量を大幅には増やせないので、供給不足は以前続くと考えられるそうです。ただし、前の情報では4月の営業収益は落ち込んでいるようです。
5/15 Appleサプライヤーの台湾企業が絶好調
EMSOneによると、台湾企業ランキングの1位はiPhoneなどの製造を請け負うフォックスコン社とのこと。また税引き後純利益では、1位がApple Aシリーズのプロセッサー製造を請け負うTSMC社、2位がフォックスコンだったそうです。
5/15 Appleの音楽配信サービスはApple Musicという名称に
9 to 5 Macによると、Appleが6月のWWDCで発表すると見られる音楽ストリーミングサービスはApple Musicという名称になるそうです。Appleと提携したアーティストは、Apple Music上に専用ページが用意されるとのこと。アーティストはこのページで、近況やライブの情報などを発信できるようです。
5/15 Home Kit対応製品が6月に登場
WSJによると、Appleは6月にHome Kit対応の製品がリリースされることを明らかにしたそうです。自社での販売ではなく、サードパーティーの製品になるそうです。Home Kitに準拠すれば、iOSのSiriで家電などを操作できるようになります。
5/16 15インチMacBook Pro Retinaは6月発表?
MacRumorsによると、15インチのMacBook Pro Retinaの出荷に遅れが生じているとのこと。具体的には、米国のオンラインのApple Storeでの出荷が6月9日~6月15日になると案内しているそうです。Appleが毎年開催している開発向け会議であるWWDCは今年は6月8日にスタートすることから、WWDC合わせのモデルチェンジの可能性が濃厚ですね。日本のオンラインのApple Storeでも2.5GHzに上位モデルの出荷は2~3週となっていることから、可能性はかなり高いのではないかと。15インチのプロセッサーに採用されると見られるBroadwell-Hシリーズの出荷は7月以降なので、6月に出荷される製品は少量かもしれませんね。またApple Insiderでは、15インチMacBook ProのCTOモデルがディコン(製造中止)になったことを伝えています。ちなみに日本のApple Storeでは、CTOモデルはとりあえず注文はできるようです。
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