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第1回『ハンドメイド大賞』が決定!式典参加の篠原ともえも歓喜

2015年03月01日 21時30分更新

 ハンドメイドマーケット『minne』と手芸用品専門店『クラフトハートトーカイ』が共同で開催した『第1回 ハンドメイド大賞』の大賞を及び各賞が決定しました!

 『minne』は2012年の1月にスタートしたオンラインマーケット。現在は約93万点もの手製のアクセサリー、ファッショングッズ、雑貨といった商品が出品されており、登録クリエイター数は約9万3000人とメキメキ規模を拡大しています。購入する側からのファンも多く、スマホアプリのDL数は今年2月21日に累計100万を突破。
 今まさにアマチュアクリエイターによるハンドメイド市場が活性化しています。“ハンドメイド大賞”では個性的な作品が集まり、盛り上がりの展望が見えるようでした。大賞作品ほか注目作品をピックアップしてお伝えしますね。

『minne』×『クラフトハートトーカイ』共同開催
『第1回 ハンドメイド大賞』授賞式典

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 『第1回 ハンドメイド大賞』の授賞式は、『minne』を運営するGMOペパボと『クラフトハートトーカイ』の藤久が共同で、2月25日東京・青山にて開催されました。

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 クリエイターが創意工夫を凝らした応募作品約1万3000点の中、大賞1作品ほか、部門賞、ゲスト審査員賞など計39賞の受賞作品を発表。審査は、SNSからの人気投票の結果も踏まえ、主催者、手芸関連の企業、ゲスト審査員により厳正に行われています。

大賞は“毛糸のぽんぽん”でつくったアクセサリー

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 栄光の『第1回 ハンドメイド大賞』の大賞に選ばれたのは黒田翼さんの『森の動物たちのぽんぽんブローチ』。

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大賞
『森の動物たちのぽんぽんブローチ』(黒田翼さん)

 フクロウ、ウサギ、リスといった動物たちのフワフワ、モコモコ感まで毛糸を束ねてつくる“毛糸のぽんぽん”で表現したブローチ。審査会場が「一体どうやって作っているの!?」とざわついたほど、色合いも表情もかわいらしい作品。

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 実物を見ると、もこもこした立体感でびっくり。大ぶりなブローチのため存在感があるけれど、それでいて洋服に違和感なく馴染むという優しい色合い、質感にほっこしりしました。

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 大賞に選ばれた黒田翼さんは「“毛糸のポンポン”にハマっていて、ひらめいてつくってみたら成功した」とアイディアの発端を語りました。

ハンドメイド大賞

 同作品は部門賞のアクセサリー部門も受賞。『minne』にて展示作品として閲覧ができます。

篠原ともえさんがゲスト審査員として登場

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 受賞式にゲスト審査員のひとりとしてタレント・アーティストの篠原ともえさんが登場。

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 自身も8歳位からぬいぐるみの洋服をつくっていたというほど幼い頃からハンドメイドに親しんでいる篠原ともえさん。この日は、手製で柄のイラストまで自分で描いたというワンピースを身にまとい披露してくれました。そんな、篠原ともえさんが選出した作品は、旻(みん)さんの『星空の指輪』。

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ゲスト審査員賞:篠原ともえ賞
『星空の指輪』(旻さん)

 星座を表現したロマンチックな指輪。篠原ともえさんは「細やかに光の等級まで再現していて、手に取った時に星皿を手に集めたような感触があり、愛をこめた感覚が伝わってきた」と選出のポイントを語りました。

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 選出された旻さんは緊張のためか涙目になってしまい、篠原ともえさんもつられて泣き出しそうになったのが印象的でした。

光浦靖子、片桐仁が度胆を抜かれたアクセサリー

 同じくゲスト審査員である俳優、彫刻家の片桐仁さん、タレントの光浦靖子さん2名がダブルで選んだ作品は岡田敏幸さんの『馬のからくりネックレス』。

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ゲスト審査員賞:片桐仁&光浦靖子賞(ダブル受賞)
『馬のからくりネックレス』(岡田敏幸さん)

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からくり仕掛けの馬が動く!

 馬の飾りがついた一見ネックレスには見えない不思議な木製の装飾品。馬の部分はからくり仕掛けになっていて、取っ手を回すと走るように動くのがポイントです。

 当日VTRでコメントを寄せた片桐仁さん、光浦靖子さんはそれぞれ「なぜ、ネックレス?」と異口同音に作品から受けたインパクトを語りました。

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「なぜネックレスなのか? なぜからくりで走るのか? どういうモチベーションでこれをつくったのか?」と、衝撃から来る作品への疑問を語った片桐仁さん。
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「オリジナリティのすごさ。言い方によっては悪くきこえるかもしれないけど、良くできているけど「そんなに欲しくない」というのがおもしろい」と、オリジナリティを讃えた光浦靖子さん。


ぐっと目を惹く不思議なカメラボックス

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 バイヤーの鈴木美帆さんが選んだのは池田賢二さんの『二眼レフカメラボックスSP』。

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ゲスト審査員賞:鈴木美帆賞
『二眼レフカメラボックスSP』(池田賢二さん)

 中世の甲冑、はたまた機械仕掛けの操縦装置の一部を思わせる、細かい飾りをたくさん施したカメラボックス。鈴木美帆さんは「パッとみてグッと心を掴まれる造形と、パーツが繊細なところに惹かれた」と語りました。

 ほかにもテーマ別のユーモア賞として選ばれた藤田光恵さんの『毛糸から生まれたヤギのトイレットペーパーカバー』、アイデア賞として選ばれた岩崎恭之さんの『箸を使わないトキ』などユニークな作品が多数。

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テーマ別賞:ユーモア賞
『毛糸から生まれたヤギのトイレットペーパーカバー』(藤田光恵さん)

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 ヤギの口からトイレットペーパーを引き出すデザイン。ヤギがまるでトイレットペーパーを食べているよう。
 

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テーマ別賞:アイデア賞
『箸を使わないトキ』(岩崎恭之さん)

 箸を装着するとまるで箸がトキのクチバシのようになる、スタイリッシュな箸置き。

日本のものづくり、手作りが発展するきっかけに

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 授賞式の総括では『minne』のGMOペパボの代表取締役、佐藤健太郎氏が「思いつかないような作品がたくさんあって、いろんな人の創作意欲をふつふつと感じた。我々は個人の人たちが自己表現する場のインターネット事業をとりくんできた。これ(ハンドメイド大賞)が日本のものづくり、手作りが発展するきっかけになればいい」と語りした。

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 受賞したクリエイターのみなさんは、年齢層はまちまちで、性別は女性が多めでしたが男性も少なからずおり、多様な人が思い思いにハンドメイドに励んでいるといった印象を受けました。ハンドメイドならではの型に捉われないノビノビした作品が、オンラインマーケットの発展によって多く人の目に止まりやすくなったことが、クリエイターの創作を後押ししています。

『minne』
●GMOペパボ
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