メガネ型ウェアラブルを装着して対局する新次元将棋
本日11時より第1局が開始されている電王戦タッグマッチ。トーナメントの組み合わせは以下のとおりだが、ドワンゴが電王手くんに次ぐ必殺隠しアイテムを用意していた! 去年開催されたタッグマッチでは、パソコンの画面が棋士の横にあり、そこでソフトの読みを確認していたのだが、なんと今回はウェアラブル機器を装着して盤面を見ながらソフトの読みも確認できるようになった。まるでドラゴンボールにでてくるスカウターのような感じだ。しかもこの装置、棋士の脳波も測定することが可能。リラックスしているのか集中しているのか、その様子は視聴者に視覚的に示せる。
ドワンゴのリリースによる解説。コンピューターの読み筋の表示5パターンから選択できたりするが、棋士たちはこの操作を活用できるのだろうか? |
このメガネ型のウェアラブルソフトを装着することで、棋士が煩雑な開発者とのやりとりを軽減し、盤面に集中できるようにする、ということなのだが、果たして目の前に画面が表示されて集中できるのか、実際に戦ったあとに棋士たちの感想を聞いてみたいところだ。
メガネ型端末を装着したところ。 |
タブレット端末と組み合わせて利用する。 |
【 電王戦タッグマッチ2014 初日組み合わせ】
1.9月20日(土)【1st Round/Aブロック】
■第1局(11:00開始)
加藤九段&やねうら王 vs. 中村六段&習甦
■第2局(13:10開始)
屋敷九段&ponanza vs. 森下九段&ツツカナ
■第3局(15:50開始)
高橋九段&YSS vs 第1局の勝者
■第4局(18:00開始)
第2局と第3局の勝者
■持ち時間:1st Round第1局~第3局は各1時間・切れ負け、1st Round 決勝戦およびFinalRoundはすべて各1時間・秒読み30秒(いずれもチェスクロック方式)
そして本日の目玉は、なんと言ってもひふみんこと加藤一二三九段の登場。やねうら王と組んでの戦いになるが、はたしてコンピューターの読みを活用するのだろうか? どんな戦いになるのか、全く予測不能だ。
いきなり、抽選で選んだところが、後手だとは知らなかったとおっしゃった加藤一二三九段。 |
本日は1st RoundのAブロック3試合が行なわれ、9月23日に1st RoundのBブロック3試合、Final Roundは10月12日に行なわれる。1st Roundは持ち時間1時間の切れ負け(チェスクロック方式)で、ニコ生で対局終了まで放送されるので、ぜひこの目で新次元の将棋を観戦してほしい。
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