5年も絶食して死亡したものの、死因が餓死ではなかったという不思議な生物ダイオウグソクムシ。『風の谷のナウシカ』に登場する“オウム”のような不気味な外見もあってか、ニコニコ生放送でダイオウグソクムシを映しているだけの放送が大人気だった様子。それを受けて、ニコニコ超会議でグソクムシのブースを設けたのをきっかけに、生放送を行なっていた鳥羽水族館とブース協賛のau、ニコニコ超会議3のコラボで、超会議会場限定のダイオウグソクムシのiPhoneケース『超リアル1号たん』なるものを販売した。。
ばかデカくて重いし見た目も不気味、装着するとカメラも使えなくなってしまう、まったく実用性のないスマホケースである。「これだけ大きいなら、バッテリーくらい内蔵しとけよ(笑)」と思ってしまうほど。
ただ、インパクトは抜群。現物は写真では伝わらないほど超精巧で、完成度も高め。販売価格は3000円なのに原価は7380円という、太っ腹企画ってのもあるだろうが、限定生産の1000個は完売、超赤字となってしまったようだ。
しかし、これだけの人気ということは、大量生産して再販すれば、ある程度の儲けが出るくらいは売れるような気がする。ニッチではあってもネット上である程度の人気や知名度を得ているものをグッズ化し販売するのは、ある程度のマネタイズが可能なビジネスモデルといえる。このダイオウグソクムシのケースは、そんなことを感じさせてくれるアイテムでもある。
■今週のガジェット■
『超リアル1号たんiPhoneケース』
リアルさを追求したニコニコ超会議3の限定品。
4月26日〜27日に開催されたニコニコ超会議3の『超ダイオウグソクムシ』ブースでは、ダイオウグソクムシの実物展示のほか、着ぐるみなどの各種コーナーも。
発売 au、鳥羽水族館、超会議3(関連サイト)
実売価格 3000円(会場限定発売)
■今週の近況■
ニコニコ超会議3 12万人超の大盛況
私も第2回から参加していて、今回は大相撲超会議場所で力士の遠藤と対戦、言論コロシアムでのディベート対戦、刑務所カレーの販売、ブロマガチャンネル生放送などで参加させていただいた。自衛隊の軍事ヘリから最新のVR体験までとカオスで、ニコニコ動画がいかに広範囲な業界と関わっているかをリアルに体験できるイベントだった。今後も影響力を増していくだろう。人々がお金を払ってまでもやりたいことは、こういったライブ体験なのである。
※この連載は週刊アスキー2014年63号(5月20日発売)に掲載されたもので、堀江氏の意見をもとに編集・再構成したものです。
●関連サイト
堀江貴文ポータルサイト
『ホリエモンドットコム』
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