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ライブやトークイベントなど満載! “超ボーカロイド感謝祭”をタイムシフトで見直そう|ニコニコ超会議3

2014年05月01日 20時00分更新

 ボーカロイドといえば、niconicoの中でも特に人気が高く、アイマス(THE IDOLM@STER)と東方(東方Project)を加えて、“御三家”とよばれるカテゴリーだ。4月26、27日に開催された『ニコニコ超会議3』でも、ボカロ関連のコーナーをあちこちで見かけた。ライブやゲーム大会で大にぎわいだった“超ボーカロイド感謝祭”ブースを中心に、気になった展示をまとめていこう!

 超ボーカロイド感謝祭という名前の由来は、「毎年、超会議はボカロに感謝する記念日にしたい」というniconico運営の意向から。ブースの場所はホール7で、1日中ライブをやっていた“超音楽祭”の真裏だった。

ボカロ

↑まずブースで目についたのが、大きなウェルカムゲートだ。事前に“ボーカロイド”と“感謝祭”というテーマで募集したボカロキャラのイラストを大きく配置。

ボカロ

↑裏面には、ブースを訪れたユーザーの力作がところ狭しと描かれていた。

■目や手でボカロキャラの存在を感じらた展示

ボカロ

↑“超ボカロプラネタリウム”は、ニコニコプラネタリウム部による展示。工房ヒゲキタさんが自作した直径5.6メートルもある巨大なドームを借りて臨場感のある映像を演出した。1回の上映で25人が体験できる収容力抜群のサイズだ。

ボカロ
ボカロ

↑ボカロキャラが迫ってくるという特別な体験ができるとあって行列ができて、27日の14時ごろには30分以上待ちとなっていた。初日は700人が、2日目はさらにそれ以上の来場者があったという。

ボカロ
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↑ボカロキャラと握手できる“Miku Miku Akushu”は、両日で1500人以上が体験した。「没入感がスゴい」と評判のヘッドマウントディスプレー『Oculus Rift』を頭につけて、シリコン製の手を握ると、2次元のキャラクターを視覚、触覚で感じられるという展示になっている。

ボカロ

↑手は柔らかい素材で作られており、ヒーターを内蔵しているので、ミク達のぬくもりが感じられる!? 内蔵の圧力センサーで握りを検知できるようになっているとのことなので、今後は握り方によってリアクションが変わるかも!?

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↑“汎用人型朗読娘”は、いわゆるプロジェクションマッピングと、入力文字読み上げソフト『VOICEROID+ 結月ゆかり』による朗読を合わせた展示だ。プロジェクターの投影先は、人型のフレームに農業用素材の寒冷紗を張ったもので、立体に見えるのでキャラクターが実在しているように感じられる。

■ライブにゲーム大会!! ステージ系も充実

ボカロ

↑超ボカニコパーティーは、ボカロ曲オンリーのDJやライブを爆音で楽しめる企画。移動するのが困難なほどのギューギュー詰めで、運営スタッフが終止声を張り上げて注意を呼びかけるほどだった。

ボカロ

↑初日の11時からオープニングを飾ったのはDJシーザーさん。まさに“最初からクライマックス”な盛り上がりでフィーバーしていた。

ボカロ
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↑27日の12時過ぎには、なんとミクダヨーさんがDJとして登場! 機材を操作できるのかと心配(?)されていたが、そんなことはおかまいなしに観客はヒートアップ! 途中、マリオとルイージ、ミクナノーさんも登場して場を盛り上げていた。

ボカロ
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↑リズムゲーム『初音ミクProject DIVA Arcade Future Tone』の全国大会を開催。こちらも熱気に包まれていた。

■関連企業やクリエイターが生で登場したトークイベント

ボカロ

↑“超ボカロサミット”では、主にボーカロイド関連企業によるトークショーが行なわれた。写真の学研は、今年4月に発売した『ポケットミク』を解説。かにひらさん、Tdaさん、キオさんという『MikuMikuDance』のクリエイター(MMDer)による講演もあった。

ボカロ
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↑他ブースの併催同人イベント“超みんなのUTAU”では、合成歌声ソフト『UTAU』(うたう)のクリエイター、cilliaさんによる調声講座が開かれていた。cilliaさんといえば、2012年投稿のUTAUカバー“-ERROR”を始め、自然な日本語の調声で定評のある方。アメリカ在住だが、超会議のためにわざわざ来日してくれた。ボカロファンならタイムシフトをチェック!!

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↑UTAUはユーザーが自分で合成音声から作れるため、5000以上も音源があるといわれている。その中から一部のキャラクターをピックアップし、設定通りの身長でパネルを作成。総勢で50キャラ以上が並ぶという壮観な光景となっていた。

ボカロ
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↑もうひとつ、他ブースになるが、3DCGソフト『Miku Miku Dance』で作られたキャラと一緒に写真が撮れる“超MMD写真館”も要チェック。40分もの待ち時間が発生して入場を規制されることもあった。初日には600人以上が、2日目はそれ以上が体験したとのこと。

 ボカロ・UTAUファンにとっては、ここに入り浸るだけで、入場料1500円という元が十分にとれた充実内容だったのではないだろうか。ライブやトークショーは、ぜひともタイムシフトでチェックして、幕張のアツさを再確認しよう!

■関連サイト
ニコニコ超会議3 公式サイト

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