「画面の中から嫁が出てこないー!」とお嘆きの諸兄に朗報!! 4月26、27日、幕張メッセにて開催しているniconicoの祭典『ニコニコ超会議3』では、次元の壁を超えられる“技術の有効活用”な展示がいくつか体験できる。まず注目したいのは、最近、話題沸騰の初音ミクと握手できるシステム『Miku Miku Akushu』。
↑ホール7の『超ボーカロイド感謝祭』内にある『超ボカロキャラ握手会』という展示になる。中央の通路に面して巨大スクリーンが置かれていたので、多くの人の目を引いていた。
↑これが初音ミクと握手できる『Miku Miku Akushu』だ!「手だけ!? あれ、ミクさんはどこ」とあわてるなかれ。
↑この画面の中におります!!
↑ゴーグルをかぶって、謎の手を握ると……。
↑ホラ! 握った手を振ると、画面の中にあるミクさんの手も動くのが不思議! さらに笑顔など、表情も変わるので、もっと握っていたい!と感じるのですが、アイドルの握手会と同じで制限時間があります。ミクさん大忙し。
技術的にフォローしておくと、まず頭にかぶるVRヘッドマウントディスプレー『Oculus Rift』がポイントになる。視界をほとんどすべて覆い尽くし、頭を上下左右に動かすと、その方向に映像を切り替えてくれる。つまり、リアル空間でものを見るように、3DCGや録画した映像を楽しめるという代物だ。今回の超会議3でも、このCulus Riftを使った“未来体験”をあちこちで提供していた。
さらにミクさんの手の根元にあるのが、3次元触覚インターフェースの『Novint Falcon』という製品になる。元々、ゲーム中の触感を再現するためのデバイスで、例えば、FPSゲームで銃を撃ったときの反動を体感する際に使われていた。ここに人間から型を取ったシリコン製の手を取り付けて、握手の際にかかる触感を再現しているというわけだ。
3DCGなので、もちろんミクだけでなく、ほかのキャラクターとの握手も可能。先日には、クリィミーマミとの握手ができるというシステムにも利用されている(ASCII.jpの記事)ので、これから次元の壁を突破する画期的なシステムとして、より注目を集めていくに違いない!
↑Miku Miku Akushuは地味にバージョンアップしてきており、今回はヒーターで人肌並みに手を暖めていた。老舗の旅館並みの心意気ですね……。
↑後ろを振り向いて、また前を見るとGUMIやIAにキャラクターが変わるという要素も加わっていた。GOROmanさんを中心とした、開発者たちの握手にかける謎の情熱だけでドキュメンタリー映画が1本とれそうな勢いです。
ちょうどMiku Miku Akushuの通路を挟んだ向かいで、次元の壁を越える『超MMD写真館』という企画も実施していた。こちらは自分が2次元に行くのではなく、キャラクターが3次元に降臨して、写真をとれるというもの。しかも、決められた中から選ぶのではなく、その場で好きなポーズをとってもらえるのがスゴい。
↑超MMD写真館。ずっと行列ができていて、1日目は400枚(!)ほど写真を撮ったそうだ。
↑申し込んだ人は、グリーンバックのところでポーズをとる。奥に少し見えるモーションアクターさんがミクさんの中の人として、指定したポーズをとってくれる。
↑画面に合成して、その場で仕上がりを見られる。
↑ものの1分ほどでプリントアウトして記念写真をお持ち帰りできるわけだ。超会議の入場料さえ払ってしまえば無料で体験できるので、これはやらない手はない!
こちらもキャラクターが、初音ミク、アペンドミク、鏡音リン、鏡音レン、巡音ルカ、MEIKO、KAITO、GUMI、結月ゆかり、IA、博麗霊夢、霧雨魔理沙、レア、矢部野彦麿──という14モデルから選べます。
↑サンプルとして置いてあった写真には、『東方Project』シリーズの原作者ZUNさんが矢部野彦麿、元2ちゃんねる管理人のひろゆきさんが霧雨魔理沙と撮ったものもありました。
2日目も混雑しそうな超会議3ですが、ぜひ会場を訪れた際には次元の壁を越える見たい体験をしておくべし!
■関連サイト
ニコニコ超会議3
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