コンピューター側の4勝で締めくくる
将棋電王戦の最終局は、聖地・将棋会館にて行なわれていた屋敷九段vs.ponanzaの戦いは、130手まででponanzaの勝利に終わった。午前中は、屋敷九段の+300ぐらいつけていたこともあったが、その後は、屋敷九段の-300程度で推移。これまでの展開と違い、ponanzaの方が持ち時間を存分に使う展開で、終盤まで屋敷九段は1時間以上残していた。
しかし、現地検討室の人たちもなかなか読めない展開に、徐々に屋敷九段の評価値が悪くなっていき、詰むか詰まざるかと粘っていたのだが、最後力尽きた。終局時間は21:45。
↑負けてしまった屋敷九段は、終局直後のインタビューでは笑顔もみせながら振り返っていた。
↑ponanza開発者の山本氏と下山氏。終局後の姿。
この対局の詳細レポートは、後日アップいたします。お楽しみに。
※追記MVPが決定
記者会見終了後、視聴者のアンケートによりMVPが決まった。MVPを獲得した方には、日産エルグランドが贈られる。
まず将棋ソフトの第1位は、4割ほどの票を獲得した習甦に決定。
そしてプロ棋士の第1位は、7割ほどの票を獲得した豊島七段に決定。
最終的に、ソフトとプロ棋士のどちらかを決める決戦の結果、
MVPに輝いたのは、5割5分の票を得て習甦に決まった。
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