第3回将棋電王戦は来年3月開幕。第2回と同じ5対5の団体戦。
8月21日、ニコファーレで行なわれた将棋電王戦発表会において、第3回将棋電王戦を開催することを正式に発表した。開催時期は第2回と同じ2014年の3月から4月にかけて、5対5の団体戦形式だ。登壇した日本将棋連盟会長の谷川浩司九段と理事の片上大輔六段、ドワンゴの会長、川上量生氏はそれぞれ以下のようにコメントした。
谷川会長 今年3月、4月に行なわれた第2回将棋電王戦では、非常に大きな注目を集めましたし、いままで将棋に関心のなかった方も将棋に興味をもつきっかけにもなりました。ですから、将棋連盟としましては、1勝3敗1引き分けという結果を除けば、大成功というイベントだったと思います。次回に関しては、6月ごろから川上会長をはじめ、ドワンゴの皆さんと協議いたしまして、第3回将棋電王戦を開催することを決定いたしました。プロモーションビデオの中でも出てきましたが、第2回はこのような結果になってしまいましたので、次は棋士側が勝ちに行かなければならないと思っておりますし、棋士の皆さんも同様の意見であります。第2回以上にきちんと準備をいたしまして、人選も整えまして、第3回に臨みたいと思っております。この電王戦というのは、大きなイベントでもあり、棋士の存在意義にも関わってくる重大な問題ではありますが、コンピューターの進歩は避けられないものであり、どこかで、コンピューターとプロ棋士との実力が拮抗するタイミングが出てくるわけで、それが、今年から来年にかけてなのでしょうか。ですから、第2回をご覧になったファンの皆さんの期待というのは、ぜひ来年も行なってほしいということだと思いますので、ファンの希望に応えられるよう、来年も行なっていきたいと思います。
川上会長 前回の電王戦、前々回の米長前会長との電王戦ともに、非常に盛り上がりかつ将棋界にとっても重要な節目になるような戦いの場に立ち会わせていただき、光栄かつ恐縮に思っております。ドワンゴというコンピューターをなり場にしている会社が、電王戦を主催する意味というものを考えますと、電王戦がなぜ盛り上がったのかということなんですが、人間対コンピューターという構図は、なにも将棋に限ったことではないと思うんです。たとえば、迷惑メールというのも人間が出しているよりロボットが出している方が多いですし、サイトをつくる人は、SEOを考えて人間ではなくグーグルのbotを見てマーケティングを行なっていたりと、そういうことが起きています。人間は、ある能力においては、明らかにコンピューターに負けており、コンピューターとどういうつきあいをしていけばよいのかということは、将棋だけでなくおそらく人間全体のテーマになるのが21世紀なのではないかと思っています。今回の電王戦も楽しみにしています。
片上理事 私は6月から新しく将棋連盟の理事になりまして、電子メディア部の担当と言うことで、このような形で関わらせていただくことになりました。第2回の電王戦のときは、私は一人の棋士として5局見させていただき、棋士として複雑な気持ちであったのと同時に、この電王戦というイベントが盛り上がって、ドワンゴには感謝しております。担当理事になったことで、棋士のときとはまた違う見方になるわけですが、第2回に出場した棋士たちは、それぞれ準備されたでしょうが、初めてということもあり戸惑いや難しさなどいろいろあったと思います。棋士が十分に準備して、コンピューターとどうやってお付き合いしていくのか、ということを一所懸命考えて、第3回将棋電王戦の成功につなげていきたいと思ってます。
続いて、棋士5名のうち1名だけ発表された。A級棋士である屋敷伸之九段だ。第2回電王戦の第5局の大盤解説を担当。確かそのとき機会があれば出場してみたいと言っていたが……。壇上に登場し意気込みを語った。
屋敷九段 これから対局していくに当たっては、しっかりと準備をしていい将棋を指したいと思ってます。
短いが、しっかりした口調でやる気にあふれていた。谷川会長が屋敷九段を選んだ理由を述べた。
谷川会長 屋敷九段は、前回解説者のときに機会があれば対局してみたいと言っていたので(笑)。いや又聞きなので真意のほどはわからないのですが、そのこととは別に、屋敷九段はタイトルの経験もある実力者ですし、また私が見たところですと、ここ数年公式戦でも安定した成績を残しています。対局姿勢にも、精神的な強さを感じます。ですので、コンピューターの対局で、おそらく最後の大将戦になると思いますが、プレッシャーのかかる勝負でも実力を発揮してもらえるだろうと思ってお願いしました。
――屋敷九段、そういうことなんですか?
屋敷九段 そうですね、興味もありましたし前回解説した三浦八段とGPS将棋のときも、GPS将棋は強いと感じましたので、立候補させていただいたと言うことでしょうかね。
――川上会長としては、屋敷九段の参戦はいかがでしょう。
川上会長 ぼくとしてはありがたいの一言です。コンピューターに対して本気で向き合っていただける方に出ていただくことが、電王戦にとってふさわしいと思いますので、期待しております。
――片上理事はいかがですか?
片上理事 A級棋士の屋敷九段に対して、私が言うのも非常に僭越なんですが、トップ棋士のおひとりでいらっしゃいますので、きっと人類の英知といいますか、将棋に向き合って真剣に戦う人間はすごいんだ、というところを見せていただけると思ってます。
――ほかの4人の棋士は?
谷川会長 ほかの4人に関しても進めておりまして、棋士たちに書面を出して、こちらからお願いするケースもありましたし、立候補をお願いしたりしまして、ある程度内定はしております。できるだけ速やかに発表をさせていただきます。第2回以上の……そういうと第2回の棋士に失礼ではありますが、屋敷九段と同年代の方もいれば、20歳前後の生きのいい若手もいるということだけ、お知らせしておきます。
前回結局、まだ18歳という若さの阿部光瑠四段のみが勝利した。そういった若い世代はコンピューターが当たり前で、コンピューターに対して抵抗もなく強さも把握し、しっかり研究もできるのではないだろうか。今回も生きのいい若手というのにちょっと期待してしまう。
さらに、もう少し詳しい大会規定も発表された。前回と大きく違うのはコンピューター側は主催者が用意した統一のマシンを使用すること。これまでは、開発者が用意、もしくは手配したマシンで戦う世界コンピュータ将棋選手権に準じていたのだと思う。だが今回はマシン性能を同じにして、純粋に優れた将棋プログラムはどれなのか見極めつつ、棋士とも戦うことになった。
川上会長 前回はコンピュータープログラムの開発者と棋士との戦いということで、コンピューター対人間というか、人間同士の戦いという側面があり、皆さんの共感も得られましたので、そこをはっきりさせるために、ハードは共通で、コンピューター将棋プログラムの優劣を競う場にしたいというのが趣旨です。
もうひとつ条件が追加され、棋士は本番で戦うのと同じプログラムとマシンで事前に練習対局できる環境を主催者側が用意することになった。これは、前回懸念されたことのひとつで、対局相手によって練習対局できたりできなかったりしたため、棋士によって差が生じていた。また、棋士側はどんな相手(どんな指し手をする)かわからず一発勝負をしなければならず、不利だとも言われていた。その辺りは、このルールで解消されたが、このルールはさらにコンピューター側にはきついルールとなる。前回までは本番直前までプログラムをバージョンアップしても良かったのだが、今回はこれが許されないからだ。
川上会長 前回も公式戦を戦っているなかで、十分な準備ができずに電王戦に臨んだということを悔やんでいるとおっしゃっている方もいまして、もっと人間もコンピューターも本気を出して戦う場をつくりたいということで、事前の研究期間を設けると言うことです。
――プロ棋士側として今回のルール改定はいかがですか?
谷川会長 第2回はハードもネットワークを通じて対戦するものもあったり、事前にソフトを提供していただけたものといただけないものがあったりと、コンピューター側の強さを競うというのもありますが、統一性がなかったので、今回はドワンゴの提案によってこのような形に決めさせていただきました。
屋敷九段 棋士側としてはありがたいですね。ルールがきちんと定まっているほうが、対局に臨みやすいですし、練習対局ができるのはいい条件だと思います。
このルール変更に伴い、これまで世界コンピュータ将棋選手権の上位入賞チームが対戦者として選ばれてきたが、今回はプログラム選びも主催することになった。それが『将棋電王トーナメント』だ。
電王戦出場をかけ、コンピューター将棋のバトルが行なわれる。
5つの将棋プログラムを決める大会を新たに設けた。もちろん、戦いはすべて統一マシンで行なわれる、真の将棋アルゴリズムバトルだ。
川上会長 統一ハードといったレギュレーションに沿った大会で、実際に対局しないと不公平であることになりますので。また、そもそも電王戦とは、米長前会長が決めた名称なんですが、電王ってなんだろうという点はあまり議論せずに進めてました。前回のプロモーションビデオのときに、第1回に勝った開発者の伊藤さんが「初代電王は私だろう」みたいなことをおっしゃっていて、我々も「なるほど」とそういう考え方があったんだということで、電王を決める戦いというのをコンピュータープログラム同士のトーナメントとして戦うイベントがあってもいいのではと思い主催しました。また、強いコンピューター将棋プログラムをつくった方々に、賞金というようなものをお支払いする機会がなかったので、今回トーナメントの開催をきっかけに、将棋連盟とも協議した上で決めました。
大会は11月2日から4日までの3日間で、予選リーグと決勝トーナメントを行なう。すでにエントリー受付は開始され期間は9月29日まで。電王戦出場権を得られる1位から5位までの賞金総額は500万円。公の場で棋士と戦う機会は、ほとんどなくそこで得られるデータや経験は非常に大きい。その上、賞金までもらえるのだから、将棋プログラムに携わっている開発チームは、参加しない手はないだろう。ただし、先に言ったとおり、統一マシンで行なわれるので、大規模クラスター接続による処理はできない。しかも大会は11月なのであと2ヵ月程度の開発期間しか猶予がない。大会以降プログラムの改変はできないので、この大会まで安定動作しないと本戦に出場できてもかなり不安だ。
このルール変更、前回よりは棋士側が多少有利になるかもしれないが、統一マシンによりすべてのプログラムが弱くなるというわけではない。たとえば、前回一丸貴則氏開発の『ツツカナ』。当初は自分のマシンを使う予定だったが、輸送中に壊れてしまい、急遽主催者が用意したマシンで臨んだ。結果用意されたマシンの性能のほうが高かったため、多少強くなっていたようだ。また、第1回の覇者伊藤氏の『ボンクラーズ』はブレード・サーバーを使用したが、第2回の『Puella α』ではそれより明らかに性能が劣る自作のマシン3台で臨んだ。しかし第1回より第2回のほうがプログラムの性能が上がったこともあるが、同等の強さを発揮できていた。前回の大将GPS将棋も、1台のマシンで一般の将棋指しに挑戦状を叩きつけた第2回電王戦開催記念イベントで、それなりの性能のマシンを投入したあとは、誰一人勝てなかった。1台のマシンでもある程度の性能があれば、プログラム(アルゴリズム)次第で、人間を寄せ付けないほどの強さを発揮できるのである。
そんな統一マシンは、記念イベントでも使われていたドスパラのGALLERIAシリーズ。今回はその中から最高スペックのものが投入されるそうだ。情報によると、6コア12スレッドのインテルCPUを使用ということなのでIntel Core i7-3970X Extreme Edition(3.5GHz)あたりか。メモリーは16GBとのことだ。最近の将棋プログラムはクラスター接続による処理が強くなるポイントになってきているので、そういったプログラムはいつもより不利になる可能性が高いが、極端に弱くなるということはないだろう。
サプライズな企画も!コンピューターと棋士がタッグを組んで対局!
第3回将棋電王戦のプレイベントとして急遽発表されたのが『電王戦タッグマッチ』。第2回将棋電王戦に出場した棋士が、それぞれ対戦したコンピューターとタッグを組み、トーナメント形式で公開対局を行なうという、おもしろい企画だ。なによりも、そのプロモーションビデオからしてヤバイ。タッグマッチのサイトで公開されているので、まずはこのプロモーションビデオを見るべし。
コンピューターのほうが強くなってしまったチェスの世界では、アドバンスドチェスとしてすでに浸透しているが、将棋ではあまり行なわれていない。そんな企画は川上会長の思いつきから生まれたようだ。
川上会長 我々が非常に強力に要望した企画でして、もとも5対5という電王戦の方式がまるで少年ジャンプじゃないかということを、人ごとのように思っていた次第で。そうなると戦ったもの同士がチームとなって戦うというのは、みんなが望んでいるのではないかと。とりあえず、ぼくが見たいということでドワンゴのなかで盛り上がりまして、こういう企画を出させていただきました。チェスにもアドバンスドチェスというものがありますが、新しいコンピューターと棋士とのつきあい方を開拓できれば、ということが第3回のテーマでもあります。
谷川会長 昨日の敵は今日の友という言葉もありますが、米長前会長も共存共栄を謳っておりました。棋士も第2回電王戦を戦うにあたって、コンピューターのことを研究したということで、どんなものなのかわかっていると思います。ただコンピューターと協力するといっても棋士のほうもプライドが高いですし、どれだけ参考にするのかというと、ちょっと難しいところですね。もちろん、詰むか詰まないかの最後の部分ではコンピューターのほうが圧倒的に強いので、そういうところで当然コンピューターの力を借りることになると思うのですが、ほかの部分で、棋士がどういうふうに自分の差し手を信じるのか、コンピューターの知恵を借りるのか、そういったところがおもしろいのではないかと思います。
片上理事 今までになかった形の対局というかイベントなので、プロ同士の対局とはまた違ったようになると思います。川上会長がチェスのお話をしていましたが、私自身も将棋指しをやっているわけで、コンピューターが人間の能力をどれだけ高められるのか、もちろん、現時点とこの先とは違いますが、コンピューターと人間が協力して、より高い能力が引き出されるか興味深いと思います。
壇上には、前回戦った塚田泰明九段とponanzaの開発者・山本一成氏も登場。
塚田九段 まず、べつに私は伊藤さんと仲がいいとは言いませんが、決して悪いわけではないので(笑)(事前に流れたプロモーションビデオで、仲が悪いと表現されていたのを受けて)。プロモーションビデオでも言ってましたが、伊藤さんはどう思っているかわかりませんが、私は『Puella α』の棋風と似てますので、どんどん攻めていって勝ちたいと思ってます。
山本一成氏 少年ジャンプ的なノリですごい楽しみです。三浦八段とGPS将棋のペアは強そうなので、そこはちょっと避けたいですね。
開催は8月31日で場所はニコファーレ。1日ですべての対局を行なうが、実は大盤解説も同じ場所で行なわれる。しかも、その解説者はなんと
森内俊之名人!!!
いや、これは見ないとダメでしょ。観覧も無料で可能(ただし抽選)だから、ニコ生ではなく生で観戦したい人はぜひ応募を。
それにしても、コンピューターの手を使うかどうかの判断は棋士に委ねられているのだが、このシチュエーションの場合、コンピューターの判断よりも、対局者は森内名人の予想も当然耳に入るので、その判断を使うほうが多くなるのでは? なんて思ったりしている。いずれにしろ、このタッグマッチ方式がおもしろければ、今後も開催される可能性もあるので、要注目のイベントといえよう。
最後に質疑応答があったので紹介しよう。
――出場する5人に対してどういうことを求めますか。
谷川会長 人間とコンピューターの力が拮抗する時間が長く続くことが、この電王戦の盛り上がりにもつながるので、今回は是非勝ち越ししてほしい。
――4人のかたはまだ決まっていないようですが、タイトルホルダーは出場しないですか?
谷川会長 出場しません。また仮定の話ですが、来年頭から、王将戦、棋王戦、名人戦とタイトル戦が行なわれるわけで、挑戦者が誰になるか現状では全くわからないので、もし電王戦の出場者がタイトル戦の挑戦者になった場合は、タイトル戦に集中させたいということもあるので、いろいろと考慮させていただきたいと思ってます。
――マシンのスペックは市販されている標準スペックなのか?
川上会長 用意するマシンは、最強マシンになると言われてます。
――トーナメントで戦ったあと、プログラムの改変はできないのか?
川上会長 トーナメントで戦ったプログラムで本戦も戦うので、たとえバグがあったとしても基本的に改変できないです。
――OSは自由に選べるのか?
川上会長 その辺の制限はありません。
――GPSのような大量にコンピューターをつなげることはできないので、最強ソフトとの対決という言葉に矛盾が生じるのでは?
川上会長 今回は、ブログラムの勝負であるということを主眼におきたいので、一番強いソフトを決めるときに、たとえばそれがクラスタ接続でたくさんのマシンを用意した方が勝ちということになったとき、果たしてそれが見たいモノなのか。ですので、今回ハードを統一させることにしました。
――屋敷九段は今回の決断に迷いはなかったのか
屋敷九段 特にないかな(笑)。興味はありましたし、強い“人”ではないですし、人以上かもしれませんが、第3回があれば指してみたいと思っていました。迷いはなかったですね。まだ先は長いですし自分の将棋をより強くしていきたいですので、おそらく電王と戦うことになるので、しっかり準備してより強くなって戦ってみたいです。
――敵討ちという期待はかかると思いますが。
屋敷九段 そういったことは求められると思いますが、圧倒的に負けてはいけませんが、この先もいい勝負をして、棋士もプログラムも進化していければと思います。
――持ち時間や詳細のルールは決まってますか?
谷川会長 まだ決まってませんが、持ち時間4時間というのを中心に詳細を詰めていきたいです。対局場所もまだ未定です。
――今回の予想は。
片上理事 対局者が決まっていないので、何ともいえないのですが、強いてあげるなら第2回より準備ができると思うので、人間のほうが勝ち越すのではないかと思います。また対戦する棋士にそのような結果になるよう、最善を尽くしたいです。
ということで、第3回電王戦がどうなるのか、今から楽しみではあるが、それに伴う派生イベントが8月31日のタッグマッチをはじめいろいろと展開されるので、そちらの方も合わせて見ていきたい。それぞれ現時点で発表されている情報は以下のとおり。いずれもニコ生で中継されるので、チェックを忘れずに!!
■ 第3回将棋電王戦 概要
●開催時期:2014年3月~4月(日時と会場は後日発表)
●対戦形式:5人の現役プロ棋士 対 5つのコンピュータ将棋ソフトの団体戦
●出 場 者:
<プロ棋士>
屋敷伸之九段(ほか4人の棋士は後日発表)
<将棋ソフト>
2013年11月に開催される「将棋電王トーナメント」で勝ち抜いた上位5つのソフト
●出場規程:
・出場ソフトは、主催者側が用意した統一のハードウェアを使用する。
・出場棋士は、主催者側が用意した本番と同じソフトおよびハードで練習対局を行なう。
●主 催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人 日本将棋連盟
※その他詳細は後日発表。
【将棋電王戦 公式サイト】 (外部サイト)
■将棋電王トーナメント 概要
コンピュータ将棋ソフト同士の対戦で、上位5ソフトが『第3回将棋電王戦』に出場。優勝ソフトには「電王」の称号が与えられる。
●開催時期:2013年11月2日(土)~4日(月・祝)
●参加受付:2013年8月21日(水)~9月29日(日)
【エントリー受付フォーム】(外部サイト)
●対戦形式:予選リーグで12ソフトにしぼった後、決勝トーナメントで1位~5位を決定
●持ち時間:予選リーグは15分間・秒読み30秒、決勝トーナメントは2時間切れ負け(いずれもチェスクロック方式)
●出場規程:
・株式会社サードウェーブデジノスが提供するハイスペックPC(GALELLIA)を統一ハードウェアとして使用する。
・「第3回将棋電王戦」には、本トーナメント出場時のソフトおよびハードで出場する。
・「第3回将棋電王戦」ソフトは、プロ棋士の事前研究および電王戦関連イベントでの使用において、主催者ならびに主催者の認める者に対してソフトウェアの提供を許諾する。
●賞 金:1位~5位までの賞金総額500万円
●主 催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人 日本将棋連盟
■電王戦タッグマッチ 概要
『第2回将棋電王戦』に出場した棋士が、それぞれ対戦したコンピュータとタッグを組み、トーナメント形式で公開対局を行う。
●日 時:2013年8月31日(土)午前9:30開始
●会 場:ニコファーレ(東京・六本木)
●対戦形式:各試合、予め先後の手番が決まっているトーナメント方式で行なう。トーナメントの組み合わせは、当日、予備抽選でトーナメント枠指定の順番を決め、1番から順にA~Eの枠を指定する。
●持ち時間:第1~3局は1時間切れ負け、第4局(決勝戦)は1時間・秒読み30秒(いずれもチェスクロック方式)
<対局スケジュール>
第1局 10:00~
第2局 12:30~
第3局 15:00~
第4局 17:30~
●出 場 者: <棋士とコンピュータのタッグ形式>
三浦弘行九段 × GPS将棋
塚田泰明九段 × Puella α
船江恒平五段 × ツツカナ
佐藤慎一四段 × ponanza
阿部光瑠四段 × 習甦(しゅうそ)
●大盤解説:
<会 場>ニコファーレ
<解説者>森内俊之名人
<聞き手>矢内理絵子女流四段
●番組URL: http://live.nicovideo.jp/watch/lv148090969
●一般観覧:当日、ニコファーレでの公開対局の観覧が可能です(無料)。専用サイトにて観覧募集を開始します。
【電王戦タッグマッチ 公式サイト】 (外部サイト)
●関連サイト
日本将棋連盟
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