マイクロソフトが国際競争力のある人材育成の場として提供する学生のためのITコンテスト『Imagine Cup(イマジン カップ)』。その世界大会が7月8日から始まりました。今年の開催地は、ロシアのサンクトペテルブルグ。白夜シーズンまっただ中の北の大地に世界中からファイナリストたちが集まり、熱い戦いがスタートします。
↑この時期サンクトペテルブルグは白夜のシーズンで、23時でも日が沈みません!
↑会場となるホテル『park inn』。コンペティション会場だけでなく、ファイナリスト、スタッフ、プレスすべての宿泊もここになります。
11回目となる今大会には、各国の大会およびオンライン審査を勝ち抜いた71ヵ国、87チーム(計309名)がエントリー。また、今年のImagine Cupはこれまでとレギュレーションが大きく変わり、メインとなるコンペティションの部門が『ゲーム』、『イノベーション』、『ワールド シチズンシップ』の3つとなっています。
さらにこれまでは複数のラウンドを行なってチームを絞っていく勝ち抜き制のコンペティションでしたが、今回はプレゼンとショーケースそれぞれ1回だけの審査で優勝チームが選出される方式に変更。内容も審査方法も新しくなった、新世代の大会となっています。
コンペティションの前日となる初日は、レジストレーションと大会についてのブリーフィングのみ。会場内に到着したファイナリストたちは、翌日のコンペティションに向けてリハーサルを重ねたり、会場内の施設を使ってリラックスし英気を養っています。
↑Imagine Cupの名物コーナーとなっている黒板。各国のチームが自由に書き込めるスペースになっています。
↑インターネットカフェとして最新のWindows8マシンを多数設置。会場には専用のWiFiアクセスポイントもあります。
↑Windows8.1から対応デバイスとなる“3Dプリンター”を、新しいテクノロージーの見本として展示。
↑サムスンが大会スポンサーになっており、同社の最新PCなども展示されていました。
日本からは、4月に開催された日本大会で優勝した京都コンピュータ学院の『Project N』がイノベーション部門に出場します。日本チームは昨年ソフトウェアデザイン部門で2位となっており、今大会でも注目されているチームとなっています。
↑『Project N』の米山 哲平さん(右)とChester Lee Chin Zhenさん(左)。「やるからには優勝を目指します」と力強い回答をもらいました。
Project Nが参加するイノベーション部門は、今回新設された部門です。そしてこのProject Nの作品は、ゲームを開発するためのエンジン『Knowall Library 5.0』という、非常にユニークなもの。ソリューションとしては完成度もクオリティーも高いのですが、こういったゲーム開発エンジンがImagine Cupの作品として登場したことはこれまで記憶になく、そのためコンペティションの結果はまったく予想できない状況です。健闘を期待しましょう。
引き続き現地からImagine Cupの模様と、Project Nのチャレンジをレポートしていきます!
↑ファイナリスト全員を集めてのグループフォト。多国籍でまさにプログラミングのオリンピックといった様相です。
↑ロシア大会ということで、テトリスの生みの親、アレクセイ・パジトノフ氏も大会審査員のひとり。プレスレセプションでお会いできたので、2ショット写真をお願いしちゃいました!!
■関連サイト
Imagine Cup
Imagin Cup 2013日本応援サイト
Imagine Cup Japan Facebookページ(日本語)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります