Imagine Cup世界大会のコンペティションには、日本から組み込み開発部門に“SunDonation”、ソフトウェアデザイン部門に“MI3”と、2つのチームが参加していた。しかし、この2チームとは別に、Imagine Cupを成功に導くため、別の2チームが日本から同行していた。
高校生レポーターの金井さんと山根さん
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ひとつは、高校生レポーターとして参加した、山根寛さん(筑波大学附属駒場高等学校:左)と金井仁弘さん(同:右)。
実は、彼らはImagine Cup 2011の『ウィンドウズ7 タッチチャレンジ部門』にチーム“IUVO”として応募し、堂々3位に入賞したチームである(彼らの受賞作品はこちら。この作品のナレーションは山根さんによるものだ。
また、金井さんは、昨年のImagine Cup 2010において、ソフトウェアデザイン部門の日本代表チーム“PAKEN”のメンバーとして世界大会に出場した経験者でもある。
USTREAMで生中継
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ただ、残念なことに、オンラインで世界大会の順位までが決する『ウィンドウズ7 タッチチャレンジ部門』の表彰は第1位のみが対象。そのため、3位だったIUVOはニューヨークまで招待されなかった。しかし、作品のクオリティーの高さから彼らの実力を評価した日本マイクロソフトは、IUVOの2人を現地でのレポーター役に抜擢。ニューヨークに同行できることとなった。
大会期間中は、セレモニーや出場チームのコンペティションの様子をUSTREAMで生中継。スマートフォンでの簡易中継ではなく、DVカメラとPCを使った本格的な中継で、日本から視聴して応援する人たちを楽しませてくれた。
本職顔負けの取材も!
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写真は、ポーランドチーム(彼らは、Military University of Technologyの学生なので制服姿!)の取材を行なうふたり。各国のチームに憶すことなく取材する彼らの姿は、筆者も見習わなければと反省させられるほど。
山根さんは「みなフレンドリーですごい協力的。楽しめました!」、金井さんは「レポーターとか記者ってたいへんだなぁと(笑)」と、取材活動を満喫している様子だった。
世界の25人に選ばれた山中さんと森下さん
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そしてもうひとつのチームは、大会全体の取材などを行なう“Social Media Team”の山中亮介さん(同志社大学:左)と森下将宏さん(京都大学:右)。彼らはもともと、米マイクロソフトが主催する学生支援プログラム『Microsoft Student Partners(MSP)』のメンバーだ。
マイクロソフトがImagine Cupを開催するにあたり、全世界のMSPに向けてSocial Media Teamを募集。その“定員25名”の狭き門を見事に通り抜けた2人なのだ。
担当チームに密着取材
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彼らの役割は、日本チームの取材ではなく、大会本部から割り当たられた担当チームに密着して取材すること。森下さんは優勝候補のニュージーランドチームほかを担当。勝ち抜いていく担当チームを取材するうちに、「チームの一員になったような気分で、僕も感動してしまいました」と取材活動にのめり込んでいた。
取材中にさらに成長!
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各チームのソリューションを展示したブースで、取材をこなす山中さん。「はじめは、ちゃんとプレゼンを聞いてインタビューを行ない、さらに記事にするっていうのができるかどうか不安でした。でも取材をしていくなかで、見ている僕らも出場チームの情熱などにインスパイされ、ためになりました!」と充実した6日間だったようだ。
大会の様子をレポートした2人のウェブサイトは以下のとおり。
●Masa's Life(森下さん)
http://masamorishita.blogspot.com/
●Life on Earth.(山中さん)
http://rsk-ksr.tumblr.com/
以上がImagine Cupと日本チームを陰から支ええた2チームだ。あまりにも頑張りすぎたためか、MSPのふたりは帰国日の集合時間(6時45分!)に、寝坊して大遅刻してしまったのはご愛敬。コンペティション出場チームに勝るとも劣らない活躍、お疲れさまでした!!
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