プレゼン審査スタート! 日本の学生が世界を舞台に奮闘:Imagine Cup2013
2013年07月10日 19時29分更新
ロシア・サンクトペテルブルグで開催中の、マイクロソフトが主催する学生のためのITコンテスト『Imagine Cup2013』。現地7月9日には早朝から各部門のコンペティションがスタート。まずは一日かけて、全チームのプレゼンテーション審査が行なわれました。
![]() |
---|
↑プレゼンの審査会場。こういった会場が8ヵ所用意され、参加している全87チームの審査が行なわれていきます。
![]() |
---|
↑プレゼンのスケジュールはキッチリと決まっています。日本チームは現地時間の14時15分からスタートでした。
プレゼンテーションは準備・プレゼン・Q&Aにそれぞれ10分が割り当てられています。たとえQ&Aで審査員の質問が途中でも、時間が来ると終了。もちろんプレゼンも10分間で終わらせなければならず、そのために会場のホテルでは、直前までリハーサルを行なっていたチームも多く見られました。
![]() |
---|
↑プレゼン会場にはカウントダウンタイマーが用意されていて、正確に時間を計測しています。
![]() |
---|
↑大がかりな作品のチームは準備もたいへん。チームワークが問われるところです。
審査会場にはプロジェクターが用意されており、これに各チームが持ち込んだPCをつなげて、審査員に向けてプレゼンを行なうスタイルです。審査員は4人で、丸一日同じ審査会場でジャッジを続けていきます。日本チームの審査を担当したのはNikolay Abkairov氏(Skypeプロダクトマネージャー)、Jon Bassett氏(DFJ FRONTIERのアナリスト)、Monica Guzman氏(GEEKWIREなどのジャーナリスト)、Lath Carlson氏(The Tech museum of innovationのバイスプレジデント)の4名でした。
![]() |
---|
↑4人の審査員が一日で10チーム以上のジャッジを行なう。彼らにとっても長丁場のたいへんな仕事です。
日本チームの京都コンピュータ学院『Project N』は作品がゲームエンジンということもあり、準備はプレゼン用のPCのみと簡単。時間内にセットアップを完了させ、プレゼン前に審査員へと挨拶をする余裕もあるくらいで、スムーズにプレゼンに挑めました。
![]() |
---|
↑プレゼンの冒頭で作品の成り立ちなどを語った、開発担当の米山哲平さん。
![]() |
---|
↑米山さんからバトンを受け、作品の細かな説明を行なうChester Lee Chin Zhenさん。
前日のリハーサルでは動画の再生がストップしてあたふたとする場面もありましたが、本番はそういったトラブルは一切なし。2人ともスピーチに特に詰まるところもなく、ほぼ100%の出来映え。続いて行なわれたQ&Aでも、英語の堪能なChesterさんの素速い切り返しで、審査員を十分に納得させることができ、時間を余らせての終了となりました。
![]() |
---|
↑審査員からは「この作品はどのあたりがイノベーションなのか?」といった厳しい質問も。
現地でのプレゼンの模様は、筆者が撮影した動画をアップしてあるので、ぜひチェックしてみてください。
日本チームのプレゼンの様子
以上でプレゼンテーション審査は終了。実はQ&Aが早く終わるというのは、審査員が作品に納得しているという良い傾向。審査終了事には審査員に笑顔も見られたことから、プレゼンでの得点はかなり期待がもてます。
プレゼンテーション審査のあとは、現地7月10日にショーケースでのハンズオン審査が行なわれます。プレゼン審査とハンズオン審査の両方の結果をもとに各部門の勝者が決定します。ただし残念ながらハンズオン審査は取材陣の入室が禁止。その模様はお伝えできませんが、日本チームの健闘に期待して授賞式までレポートしていきますよ。
■関連サイト
Imagine Cup
Imagin Cup 2013日本応援サイト
Imagine Cup Japan Facebookページ(日本語)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります