週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

絵師・なぎみその集大成『QUANTUM FLOWERS nagimiso VOCALOID artworks』

炉心融解・鏡音リンのなぎみそ個人画集がついに発売です

2013年04月25日 00時00分更新


 ボーカロイドが世に出たばかりの黎明期から、ロックでシャープなカッコいい初音ミクや鏡音リンを描いて人気を博している絵師・なぎみそ氏。その個人画集『QUANTUM FLOWERS nagimiso VOCALOID artworks』が本日25日に発売です。

なぎみそ画集
帯の裏側には、人気漫画家・イラストレーターの三輪士郎さんによる推薦の言葉も載っています。ぜひ書店で見かけたら手にとってみてくださいね。
(C)なぎみそ (C)Crypton Future Media, INC. www.piapro.net

書名:QUANTUM FLOWERS nagimiso VOCALOID artworks
著者:なぎみそ
判型:A4版
ページ数:128ページ
価格:2415円(税込)
発行:アスキー・メディアワークス
発売:角川グループホールディングス


●2013年版の炉心融解リン!?

 鏡音リンを一躍スターダムに押し上げた大ヒット曲『炉心融解』(作詞:kuma(alfred)、作曲・編曲:iroha(sasaki))の動画・イラストを手がけたなぎみそ氏。初音ミクの妹分的な可愛らしい鏡音リンとはひと味違うイメージを確立し、刹那的で退廃的な良い意味で中二病のリンちゃんをあえてオトナっぽく描いたことで、ボカロ曲ファンのココロを一気にわしづかみにしました。

 なぎみそ氏の活躍はボカロ曲のPVに留まらず、各社のCDジャケットやイベントのポスター、配布物などにイラストを提供。さらにリズムゲームのモジュール(衣装)デザインにも採用されるなど、ボカロ界隈で幅広く活躍しています。
 

なぎみそ画集
無重力の世界に落ち、散っていくリンをただひたすらカッコよく描いた『reactor 2013』。


 そんななぎみそ氏のボカロ絵師活動7年の集大成となる画集『QUANTUM FLOWERS nagimiso VOCALOID artworks』が、本日25日に発売されます。カバーは初音ミク、カバー裏側には鏡音リンを描き下ろし。“QUANTUM FLOWERS(量子化される花たち)”というタイトルの通り、光の粒子へと昇華していく彼女たちがなぎみそさんらしい鋭いタッチで描かれています。これらのイラストは巻頭にも違ったアレンジで収録しています。特にギターを手にしたまま落ちていく眼光鋭いリンちゃんのタイトルは、ズバリ『reactor 2013』。炉心融解を現在に新解釈したイラストで、必見です。

なぎみそ画集
オリジナルマンガ『ニアデス・ラブTRACK』(ストーリー原案:泉 和良)の一コマ。


 また、ジェバンニPの名でボカロPとしても活動する作家の泉 和良氏が書き下ろしたストーリーを原作にしたオリジナルマンガ『ニアデス・ラブTRACK』(12ページ)を収録。このストーリーをモチーフにしたボカロ曲も作られているそうで、まさに広がるボカロ世界らしいエピソードですね(27~28日のニコニコ超会議2で、角川グループブースのAMWコーナーで聴くチャンスがあるかも!?、関連記事)。

初出時、泉 和良さんのお名前を誤って表記しておりました。泉さま、読者および関係者の皆さまにお詫びして訂正いたします。(2013年4月25日)

なぎみそ画集
マックスファクトリーからリアルフィギュアで発売された、なぎみそさん原画の初音ミク&鏡音リンも、製作時のラフイラストとともに掲載しています。


 そのほか、なぎみそさんのイラストをリアルフィギュア化した『初音ミク VNO2 mix』『鏡音リン -炉心融解-』についても、設計時のイメージイラストとともに掲載。なぎみそ氏本人によるコメントや解説ページとともに、読み応えありですぞ。
 ニコニコ超会議2のAMWコーナーには、本画集の試し読み台も用意してありますので、ご興味のある方はぜひお立ち寄りください。

■関連サイト
週アス×初音ミク Twitter
ニコニコ超会議2公式サイト
 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります