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第2回将棋電王戦を山崎バニラさんが熱く語る(第2局観戦記)

2013年04月01日 10時00分更新

 将棋電王戦第2局・佐藤四段vs.ponanzaの対局は、141手でponanzaの勝利に終わった。これで人間対コンピューターの戦いは1勝1敗の五分になった。対局の速報はこちらをご覧ください。

 さて、今回対局を将棋会館で見ていた山崎バニラさんによる観戦記を、まずお届けします。

第2回将棋電王戦・第2局

山崎バニラ「コンピュータ将棋を事前にプロ棋士に貸しだすか否か」

第2回電王戦・第2局
伊藤真吾四段と山崎バニラさん。ニコファーレのロビーに展示されている故・米長永世棋聖直筆の電王戦色紙の前にて。

 まず、昨年12月に行なわれた第2回電王戦開催記者発表の質疑応答で私は質問しました。詳しい内容はその時の記事をご参照ください。

 第1局を制したプロ棋士・阿部光瑠四段と違い、第2局の佐藤慎一四段には対戦するコンピュータは貸し出されていませんでした。事前にコンピュータの個性を研究できるかどうかは勝敗に大きく関わるはずです。この点、第3回電王戦が開催されるのであれば、ある程度規則を設けるのか、このまま開発者の意思に任せるのか、運営の判断を待ちたいと思います。

 事前に貸し出すか否かは開発者が“研究”を重視するか“勝敗”を優先するかで変わるとコンピュータ将棋協会・瀧澤武信会長に教えていただき、とても納得しました。

 第1局の阿部四段はコンピュータ将棋・習甦の弱点を徹底的に研究し、その成果を余すことなく発揮。私でもプロ棋士どうしの対局とあきらかに違う局面を理解することができました。そのお蔭で、開発者の竹内章さんは習甦をさらに改良することができるそうです。つまり開発者にとっては
「プロ棋士に自分のコンピュータの弱点を分析してもらいもっと強くしたい」
 という考えもあり、吉田栄作さん似の竹内さんが単に“性格もイケメン”だからコンピュータを貸し出したわけではなさそうです。第2局の応援にかけつけた阿部四段は検討室で駒を並べ、
「習甦だったら、この場合はこう来るんですよ」
 などと習甦の考えることが手に取るようにわかっているのを目の当たりにし、プロ棋士の偉大さを改めて実感。記者発表では「強いソフトと指せるのが楽しみです」と語っていた若干18歳の阿部四段は、本当に楽しそうに習甦になりきって駒を並べていました。

第2回電王戦・第2局
第1局を勝利した阿部四段が朝から控え室に。

 一方、第2局のコンピュータ将棋・ponanza開発者の山本一成さんは徹底的に勝負にこだわりました。朝9時半に将棋会館に到着した私は報道の皆さんとともに対局室に入ることができました。対局開始30分間は見学できることになっていたのですが、あまりに張りつめた空気に圧倒され、息苦しくなるほどでした。

第2回電王戦・第2局
ponanzaの開発者・山本氏も相当緊張していたことだろう。正座が苦手でキノコ椅子を持ち込んでいたが。

 終局後の記者会見質疑応答で、私は後手番だった佐藤四段に
「ponanzaの初手7六歩は一番オーソドックスな手だと思いますが、佐藤先生の二手目がとても時間をとられたように感じました。どんな思いがありましたか?」
 と質問。放送後、ニコニコ動画のタイムシフトを確認したら実際には45秒間しかかかっていなかったことに驚きました。あまりに緊迫した空気に初手から二手目がスローモーションのように感じられ、まさかここで6二玉!? などあれこれ考えていたのは私の方だったのです。6二玉というのは昨年、米長永世棋聖がコンピュータ将棋対策として編み出した二手目で、佐藤四段はこの手は指さないと明言していた手です。そのようなわけで、私の勘違いから出た質問となってしまいましたが、佐藤四段は初手7六歩なら自分は二手目8四歩と決めていたという情報が聞き出せました。

 初手7六歩、二手目8四歩という流れは人間どうしの対局でもよくある手順です。がしかし、コンピュータ将棋ponanzaは序盤から時間を使いまくりました。持ち時間4時間で大丈夫なのか? コンピュータにトラブルが発生したのではないか? 検討室はざわつきました。この点も私は終局後の記者会見で質問。すると開発者の山本さんは
「初手までしか決めておらず、3手目以降は毎回10台のマシーンが話し合いながら指す手を決めていたから長引きました」
 と説明してくださいました。各マシーンに頭脳があったということがわかりました。

第2回電王戦・第2局
MacBook Proは遠隔操作ソフト『teamViewer』を使って自宅サーバーの画面を表示操作していた。

 コンピュータを貸し出さず、初手以外はその場でコンピュータに決めさせた山本さんのガチンコ勝負へのこだわり、二手目にオーソドックスな手で受けて立った佐藤四段、両者の熱い想いによって、私たちは本当に手に汗握る対局を楽しむことができました。

 とはいえ、朝から観戦していた私は夕方になるとだいぶ疲れました。そんな私とは反比例するかのように検討室のプロ棋士の先生たちは駒を並べ、検討がどんどん盛り上がっていきました。いったいこの体力と集中力はなんなんだ!? 皆さん、子供の頃からこうして一日何時間も頭を使うことに慣れているのでしょう。終局後の記者会見で開発者・山本さんの「思いのこもった人間というのはこんなに強いものかと思った」という言葉がとても印象的でした。そして山本さんが思いを込めておひとりでつくったponanzaも本当に強かった。

第2回電王戦・第2局
このころの検討は、まだ雰囲気は明るかったが……。

 ますます盛り上がる電王戦、第3局の前日にエキシビジョンマッチが開催されます。私もゲスト出演しますので、是非ニコニコ動画でご覧ください。詳しくは下記参照。

第2回電王戦・第2局
ニコファーレにて山崎バニラさんらがエキシビションマッチの宣伝に。解説は野月浩貴七段、聞き手は山口恵梨子女流初段。
第2回電王戦・第2局
第2回電王戦・第2局

伊藤真吾四段とプリクラ撮影。佐藤四段と三浦八段をチョイスしていた。ニコファーレのロビーに設置してあるので、是非この機会に。

【勝てたら100万円】
石田純一が電王戦コンピュータ「ツツカナ」に挑む

■日 時:2013年4月5日(金)20時~21時30分
■出演者(敬称略):
 石田純一(対局者)、板倉俊之(対局者)、東野幸治(司会)、
 伊藤真吾四段(解説)、山崎バニラ(ゲスト)、
 将棋好き女性アイドル(ゲスト・アシスタント)、
 秒読みちゃん(秒読み担当)
■対局ソフト:
 ツツカナ(第2回将棋電王戦第3局に出場し、船江恒平五段と対局予定)
■対局ルール:
 1)持ち時間20分。持ち時間終了以降は1分将棋。
 2)「人間」側が先手
 3)コンピュータの飛車落ちで挑戦
 4)対局中4つのHELPカードが使用可能
  ・コメントHELP(ユーザーコメントで有力な指し手を教えてもらう)
  ・アンケートHELP(複数の選択肢を用意しアンケートで指し手を決める)
  ・ニコ電HELP(ニコ電を使用して、ユーザーから助言をもらう)
  ・解説HELP(解説のプロ棋士に有力手を教えてもらう)

■ニコ生中継サイトはこちら

 

終局後の記者会見のおもな質疑応答

第2回電王戦・第2局

ponanza開発者・山本一成氏
 本日の対局は、ponanzaが何度も読み筋をはずされて、そのたびにその手を確認するとすごいいい手だったという展開をずっと続けていて、途中まで不利という展開だったが、最後の最後に逆転できたという将棋でした。思いのこもった人間というのはこんなに強いものなのか、日本将棋連盟にはこのような人が、どんだけいるんだろうと思いました。

佐藤慎一四段
 序盤、中盤も自分がちょっとミスしてしまったところがあり、そして最後も大きなミスをしてしまった。途中はやれるかなと思った局面もありましたが、負けたのは自分の実力なので仕方がないです。

コンピュータ将棋協会・瀧澤武信会長
 先週はみごとに負かされまして、この対局も最初は少しponanzaのほうがおもしろかったと思うのですが、中盤から終盤の入り口ぐらいまではずーと佐藤四段のほうがよかったのではないかと思います。最後の最後に逆転で、ponanzaが抜き去ったという将棋でした。私は当初、5対局あるうち4勝は人間が勝つのではないかと思ってました。ただ1局は終盤に大逆転して人間が負けてしまうと。それが本日の対局だったのではないかという気がします。残りの3対局は順当に人間が勝っていただけるといいと思ってます。佐藤四段はponanzaはできませんでしたが、コンピューター将棋に対していろいろと研究していただいて、すばらしい対策を示していただいたことはありがたいことです。佐藤四段が勝って欲しかったのですが、終盤まで優勢でしたし、最後は持ち時間がなくなってしまったため、ちょっとアンラッキーだったと思ってます。

立会人・勝又清和六段
 プロ棋士の立場なので正直悔しいです。20年以上コンピューター将棋を見てきましてここまですばらしい将棋を指せるようになったのかと感慨もありました。今回は人間対コンピューターという見方ではなく、純粋に1局の将棋としてもすばらしいもので、検討していた棋士たちも、これだけすばらしい将棋を作り上げるのはすごいことだと、両対局者には敬意をもって接してもらいたい。これが第一歩ですし、これから船江五段をはじめほかの棋士たちも深くコンピューターのことを研究しているようですので、これからもこのような戦いが続いていくのではないかと思います。

第3局対戦者・船江恒平五段
 今日の対局を昼頃からずっと見ていたのですが、すごく感動しましたし、とても熱い戦いで、人間のよさもコンピューターのよさもどちらもよく出ていたと思います。自分の対局でも勝負ですので勝ち負けがつきますが、1局の将棋として今日のような戦いがしたいです。来週は自分が今回のような感動を与えたいと思ってます。

――佐藤四段、船江五段に何かアドバイスはありますか?
佐藤四段 船江さんは僕より強いので、自分の将棋を指してください。

――終局直後、感情が高まるような様子でしたが。
山本氏 コンピューター将棋も強くなってきていて、私レベルではまったく棋力がわからなかったのですが、最初はponanzaのほうが優勢と判断していたのです。しかし、それをいとも簡単に不利にさせ、終盤までその状態を保つのを見て、なんて強いんだとびっくりしました。もちろんプロ棋士なので当たり前のことですが、コンピューターは1秒間に何千万局面を読むことができるのに、それに対抗できるというのが本当に感動しました。

――今日の対局だと1秒間にどのくらい読めるのですか?
山本氏 本日はBIGLOBEからマシンを借りてトータル10台で動作させましたが、1秒間に3000万から4500万局面読めるように調整しました。

――相手は感情を持たないですが、佐藤四段の場合終盤は持ち時間が少なくなりプレッシャーを感じたと思います。対コンピューターと対人間とではプレッシャーの感じ方は違いますか?
佐藤四段 対局前はすごくプレッシャーというか考えることがたくさんあって、棋士の代表のひとりとして今回指すわけですが、負けてしまうと、ほかの棋士たちに迷惑をかけてしまうという思いがありました。対局中は優勢だと思っていた局面でも嫌な手嫌な手を指されて、たとえ時間がなくても自分が本当に強ければ乗り越えられたのではないかと思います。途中ミスをしましたが、これは対コンピューターだからという訳ではないです。

――はじめて現役プロ棋士に勝ったという歴史的快挙にいついてどう思いますか?
山本氏 この国の情報科学としては偉大な一歩だと思います。ハードウェアの進化、アルゴリズムの進化、そういったものをミックスさせた上でコンピューター将棋というものが強くなってきていることは感慨深いものがあります。一方で、膨大な局面を読めるコンピューターに対して勝つ、もしくは戦える人間がいることに対して、修練を積んだ人間はこんなにもレベルが高いものかと実感することができました。

――コンピューター将棋の今後の進歩の課題は?
山本氏 ハードウェアの進歩があれば、勝手に速くなってうれしいのですが、ハードウェアの進歩も行き詰まりもあるので、ソフトとしてはアルゴリズムを改善していく方向、より正確な評価ができるアルゴリズムの改良が求められていると思います。スーパーコンピューターの『京』を使ってもあまりとよくならないと思います。処理の仕方が違うので。

――人間と打っているときと違う感覚というのはありましたか?
佐藤四段 それはありました。人はこの手を指したいという数手前から伏線を含めて指すことがありますが、コンピューターの場合はひとつひとつの局面で、常に最善手を探すことになるので、いうなれば、線と点のような違いがあります。

――和服姿で臨んだのは?
佐藤四段 たくさんの人に見ていただくいい機会ですし、いい将棋を指したいという気持ちもありました。また対局している姿を見ていただき、棋士の人はこういう人なんだということを知ってもらいたかった。

――今日のマシン構成と通信トラブルについて。
山本氏 マシンは自宅にある2台のサーバーと、BIGLOBEの8台ぶんのマシン(クラウド)をネットワークでつないでいました。ネットワークトラブルは、リモートデスクトップを使って自宅のサーバーと接続していたのですが、3度ほどその接続が切れてしまって、マシンどうしの接続は切れていませんでした。

――最初の進行がとてもゆっくりだったのですが、その辺はどのような設定をしていたのか?
山本氏 序盤数手だけ、角道を開けるということだけ入れておいて、あとは定跡なしでponanzaに考えさせようとしていたのですが、そうしたらなかなか自分たちで意見をまとめられず(複数のマシンに別々の局面を割り振って処理させるので、それぞれのマシンで評価値が似た状態だとどれを選択すべきが判断に迷う)、だらだらと考えて指し手を決められずゆっくりした状態でした。

――佐藤四段の一手目もちょっと時間がかかったように思いましたが。
佐藤四段 初手は決めていましたが、気合いを入れるというかすぐ指したつもりではいました。

――対局にあたりどのようなことをしてきたのか。
佐藤四段 コンピューターソフトに関しては、ツツカナと数十局指しました。持ち時間は長くて3時間で、だいたい1時間から2時間でやっていました。勝つときもあれば負けるときもあるのですが、負けるときは鮮やかにやられたりしていました。そんな中で勝つためには、少々手数もかかるし泥臭くもなるけど、一貫して受けに回るとか練習しているときに勝つパターンを考えてました。たくさん指した局面の中で、3、4個研究してみましたが、本局では現われませんでした。

――対策を考えたが予想外でしたか?
佐藤四段 正直予想外でした。ただ定跡から外れた形で子供の頃からそういう将棋はやってきてはいますので、それほど思わなかった。

――本局のできというのは?
佐藤四段 ミスをしたということをどう取るか。何回も将棋を指してもどうしても必ず1回か2回はミスするところがあるので、そこよりも、自分がよかった局面で、もっと腰を落としてさせればよかったのかなと思う。

――今回勝ちましたが、これからどうしていきたい。
山本氏 プロ棋士とどんどん戦って切磋琢磨して上に昇りたい。

――ponanzaが強くなれたのは機械学習って?
佐藤四段 プロの棋譜をたくさん読み込ませて、プロの指し手がいいと思う手をさせるように評価関数を自動的に調整していくことによって強くなっています。

――戦う前の意気込みと、戦いを終えてどう生かしていきたいか?
佐藤四段 負けたからといって命を取られるわけではないのですが、魂を込めて1局を指すというのが、棋士としてすべきことなので、自分で感じながら毎日過ごしました。今後も常にそういう姿勢で将棋と向き合わないといけないと思いましたし、みなさんもそう思っていると思います。

――この借りを返したいという気持ちはありますか?
佐藤四段 僕だけでなく棋士みんなが抱いていると思います。

ガチンコ対決の裏話

 ということで、互角に渡り合えることがわかり結構おもしろくなってきたわけだが、今回の戦いを取材してちょっとだけ補足しておこう。

 まず、ponanzaの開発者山本氏の関係者の話によると、今回の対局に相当力を入れて勝ちにこだわって開発にとりくんでいたという。4時間の持ち時間でのシミュレーションはもちろん、最初の数手だけ入れてあとはponanzaの判断任せにしておいたこと。記者会見でも最初遅かったことの理由を説明していたが、最長25分考えると設定していたそうだ(これは山本氏の話)。ただ、最初に長考したのは、これも作戦ではないかと思う。序盤は定跡どおり進むことも多いので、さほど時間をかけずとも指すことが多い。特に今回の場合、棋士側にとってはできるだけ終盤に時間を残しておきたいため、序盤は時間をかけずに進みたい。逆に言うと、1分あれば終盤は結構確実に読み進められるコンピューターにとって、終盤に時間をかけないことによって、棋士側に考える時間を与えないですむし、序盤はいろいろな手があるので、ゆっくり考えさせて進めればいいことになる。通常は、だいたい100手で終わると考えると持ち時間が4時間なので、等分すると一手あたり5分ぐらい。なので最長5分と設定をする場合が多いが、山本氏はそう考えていないところがすごいところでもある。また、ponanzaが勝つような形にもっていって、最後は殴り合いになるような展開を想定していたという。想定した形になったのかは定かではない。

 今回、山崎バニラさんもおっしゃっていたが、棋士側に古いバージョンでもソフトの貸し出しを行なっていない唯一の対局なのである。第1局が鮮やかに阿部四段が勝ったのも、短時間ながらソフトの“癖”を見抜き、その癖を勝ちに結びつける手を考えたからにほかならないと思う。逆に言うと、初めてそのソフトと本番で相対したら、結果はどうなっていたのかはわからない。対人間でもその棋士の棋風というものがだいたいある。もちろん研究をして対策も考えるだろう。事前の研究なくして一発勝負となれば、当然勝率は低くなる。佐藤四段はそんななかよくやったと、私は非常に感心している。

 ponanzaのマシンスペックをここでカンタンに紹介しておこう。自宅にはCore i7-990xEECore i7-3770Kの2台マシンがあり、BIGLOBEにあるxeonサーバー8台をネットワークで接続したものだそうだ(山本氏のサイトより。電王戦の評価推移の画面も掲載されている)。クラスタ接続して処理していることになるが、通常のネットを介しているので、通信速度で多少のボトルネックとなっていると思われる。この辺の並列処理はとても難しいのでマシンスペックをフルに発揮させるのは簡単なことではない。

 それからもうひとつ、ボンクラーズの評価値がニコ生で表示されているが、この数値は実は3週間ほど前のバージョンの『Puella α』であることが判明。Puella αは今回、ブレードサーバーではなく自作マシン3台を将棋会館へ持ち込むとのこと。そうなると前回よりレベルが落ちているんじゃと思われがちだが、伊藤氏によるとほとんど変わらないという。アルゴリズムの改良によるレベルアップは相当すごいということになる。

 とにもかくにも、第3局はキーポイントとなりそうだ。ここで人類が負けると……いや、考えないようにしよう。

<<第2回将棋電王戦 大盤解説会概要>>

●日 時:3月23日(土)~4月20日(土)までの毎週土曜日
 午前9時開場/午前10時より大盤解説開始~対局終了まで
 ※9時45分より解説者・聞き手が登場し、対局前の
 現地(東京・将棋会館)の様子をレポート

●会 場:ニコファーレ
●料 金:一般1500円、大学生以下1000円
      (当日チケットのみ・税込)

  ※1局あたりの料金となります
  ※全席自由・立ち見あり
  ※学生の方は、チケット代金支払い時に学生証をご提示ください
  ※ニコファーレのエントランスホールでのモニター観覧は無料
  ※ニコニコ生放送の視聴は無料
●対局者および解説者/聞き手:
 第1局 (3/23):○阿部光瑠四段 vs 習甦(しゅうそ)【終了】
 ◆解説者:阿久津主税七段/聞き手:矢内理絵子女流四段

 第2局 (3/30):佐藤慎一四段 vs ponanza○【終了】
 ◆解説者:野月浩貴七段/聞き手:山口恵梨子女流初段

 第3局 (4/6):船江恒平五段 vs ツツカナ
 ◆解説者:鈴木大介八段/聞き手:藤田綾女流初段

 第4局 (4/13):塚田泰明九段 vs Puella α
 ◆解説者:木村一基八段/聞き手:安食総子女流初段

 第5局 (4/20):三浦弘行八段 vs GPS将棋
 ◆解説者:屋敷伸之九段/聞き手:矢内理絵子女流四段

●持ち時間:各4時間(1分未満切り捨て)
 先手番は、第1局 阿部光瑠四段
 (2局目以降は先手番・後手番が交替)
●主 催:株式会社ドワンゴ、公益社団法人 日本将棋連盟
●詳 細:「第2回将棋電王戦」公式ホームページ

●関連サイト
日本将棋連盟
山崎バニラオフィシャルサイト

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