夏モデル随一のパフォーマンスを誇るドコモの『GALAXY S III SC-06D』。たんなるスマホとして使うのはあまりにももったいなさすぎます。というわけで、以前“GALAXY NEXUSはどこまでパソコンに近づくか?”の記事でやったのと同じアプローチで、S IIIでスマートテレビ的環境を整えてみました。
『HDMI変換ケーブルSC03』を購入 |
しかし、実はS IIIでは従来のMHL規格HDMIアダプターが使えません。泣く泣く自腹で『HDMI変換ケーブルSC03』を購入しました。なお、ドコモショップでは在庫がないことが多いので、ヨドバシカメラなどの大手家電量販店がオススメです。
左がマイクロUSB、右がHDMI端子 |
これは電源供給用 |
この変換アダプターは、片方がマイクロUSB端子、もう片方がHDMI端子になっています。ただし見逃しがちですが、HDMI端子側の根本にマイクロUSB端子(IN)があります。この端子経由で電源を供給しないと、変換アダプターは動作しません。
こんな感じにつなぎます |
接続すると、このような配線になります。ACアダプターから変換アダプターに電源を供給することで、スマートフォン本体にも電源が供給されます。つまりバッテリーを気にせず使えるわけですね。
映りました! |
上記のように接続した状態で変換アダプターに電源が供給されると、S IIIの画面がそのままテレビに表示されます。とくに設定の必要はありません。
ただちょっと困ったことが起きました。S III標準搭載のホームアプリ“TouchWizホーム”と“docomo Palette UI”が、横画面表示に対応していないのです。そのままだとホーム画面では縦画面しか表示できません。
『Apex Launcher』をインスト |
そこでPlayストアから『Apex Launcher』をインストールしました。このホームアプリは横画面表示に対応しているんです。
無事横画面表示に成功 |
このように無事フルハイビジョンテレビで横画面表示できました。40インチオーバーで見るホーム画面はなかなかの迫力です。
週アスPLUSを見てみる |
ためしにブラウザーで週アスPLUSを見てみます。S IIIの解像度は720×1280ドットなのでフルハイビジョンではないのですが、それほど画面が粗く見えることはありません。
キーボードとマウスも接続 |
いまどきのスマートテレビと肩を並べるなら入力環境も整備したいところ。というわけで、『バトル&ゲット! ポケモンタイピングDS』付属のBluetoothキーボードと、Bluetoothマウス『BSMLB03Nシリーズ』を接続しました。
快適っす! |
編集部のソファーに偉そうに寄っかかり、スマートテレビどころかPCと遜色ない入力環境でYouTubeを鑑賞する……サイコーですね。これだけで給料もらえればいいのになあ。
映画も見ましょう! |
Playムービーで『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』をレンタルしてみました……サイコーですね。これだけで給料もらえればいいのになあ。
ワンセグは鑑賞できずショボーン |
なおラストにネガティブ要素を書くのもどうかと思いますが、ワンセグアプリはこのようなメッセージが出て画面が表示されません。過剰な著作権保護はだれもトクしないと思います!
それはさておき実測36グラムの変換アダプターを持ち歩けば、自宅、会社、知人宅でS IIIをディスプレーやテレビにHDMI接続できる『HDMI変換ケーブルSC03』は、まさに必携アイテム。HDMI端子を備えたディスプレー、テレビのすべてがスマートテレビに変身するのですから、実売価格1900円前後はけっして高くないですよ!
HDMI変換ケーブルSC03
販売元:ドコモ
実売価格:1900円前後
製品公式サイト(オプション一覧※PDFファイル)
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1,270円
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1,280円
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