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透ける!? Xperia NXと全部入り防水 Xperia acro HDがドコモから登場!!

2012年01月10日 11時35分更新

文● 山口ひろ美 撮影●高橋智、岡田清孝 イラスト●加山紀章

 CESにて発表された新Xperiaは、ドコモから2月と3月に発売予定! 2機種の違いと新機能の詳細をさっそくチェック。(1/10 18:40追記)2機種ともAndroid 2.3で提供されるが、ドコモによると「(Android4.0に対応する)努力をしている。発表までもう少し待って欲しい」とのことなので期待できそうだ。

 ちなみに、ソニー・エリクソンはソニーに買収されることが発表済み(関連記事)。『Xperia NX』、『Xperia acro HD』ともに海外リリースではソニーの端末と記載された。『Xperia NX』のグローバル版である『Xperia S』は端末前面のロゴも“SONY”だ。ただし、日本ではソニー・エリクソンからのリリースとなり、ロゴも“Sony Ericsson”。もしかしてこれが最後のソニエリ端末になる…のかも!? (1/10 18:40追記)新会社の名称は“ソニーモバイルコミュニケーションズ”を予定していることがリリースされ、今後は同社からソニーブランドの端末を発売していくとのことです。

『Xperia NX SO-02D』 2月発売予定 3万円前後

 透明部分のあるデザインが新鮮な『Xperia NX』は、海外では『Xperia S』として発売される。“NX”は“New Experience”の意味という。arcの後継的な立ち位置で、日本独自機能は非実装。OSは2.3でLTE対応ではない。ディスプレーはHD解像度に、CPUはデュアルコアを採用。

Xperia
↑端末下部が分離しているようなデザインが特徴。透明部分には透ける基板が入っており、もちろん下部ともつながっている。 ※写真はグローバル版の試作機です。
背面をチェック
Xperia
↑白黒ともマットな質感。レンズやフォトライト、ロゴなどが一直線に並んでいるのもデザイン上のこだわりだとか。 ※写真はグローバル版の試作機です。
透明部分は光る!
Xperia
↑操作すると透明の部分が白く光る。タッチセンサーは点灯部分のすぐ上の、小さな点があるあたり。 ※写真はグローバル版の試作機です。
内蔵ストレージは32GB
Xperia
↑NXはマイクロSDカードに非対応。“SDカードのマウント解除”の項目が暗くなっている。そのぶん、内蔵ストレージは32GBと大容量。 ※写真はグローバル版の試作機です。
Xperia
↑日本版では背面のみにドコモのロゴが入る。縦一直前のデザインではなくなるが、薄いグレーで小さめに印刷されている。

『Xperia acro HD SO-03D』 3月発売予定 3万円前後

 鮮やかなカラバリが特徴の『Xperia acro HD』は日本だけでの発売で、acroの後継的な位置づけ(acroも日本限定で、ドコモとauから発売された。もしかしてacro HDも……?)。日本独自機能“3種の神器”である、おサイフ、ワンセグ、赤外線通信に加え、国内のXperiaシリーズでは初めて防水に対応している。

Xperia
↑カラバリは4色。黒と白のほかに、鮮やかな青の“アクア”とピンクの“サクラ”を用意。ツヤ消しっぽい質感がスポーティーかつ上品な印象。NXほどマットではないものの、旧acroのように艶やかでもなく、ちょうどその中間くらい。

 

  『Xperia NX SO-02D』と『Xperia acro HD SO-03D』では外観の印象がだいぶ異なるが、基本スペックやソフト面はほぼ同じ。覚えておきたい大きな違いは下記の点だ。

  • 『Xperia NX』: マイクロSIM採用で、バッテリーは取り外し不可。マイクロSD非対応の代わりに、内蔵ストレージは大容量。

  • 『Xperia acro HD』: 通常SIM採用。おサイフ、ワンセグ、赤外線通信に加え、防水に対応している。

 以下は、2機種に共通の進化点。カメラ機能では、インカメラ搭載で自分撮りに便利なほか、スリープ状態でシャッターキーを長押しすると約1.5秒ですぐに撮れる“クイック起動”が追加。ムービーは、フルHDで撮影可能になった。

●新機能の“クイック起動”

Xperia
↑代々搭載の裏面照射型CMOSにシャッターキーがうれしい。スリープ状態でシャッターキーを長押しすると瞬時に撮影できる“クイック起動”を新搭載。オフにもできるほか、カメラ起動のみの設定も可能。

●POBox Touch 5.0が書き入力に対応

Xperia
↑ひらがなと英数字の手書き入力に対応。オンライン辞書にも対応した。

●音楽プレーヤーも進化

 詳細設定可能なイコライザーが追加。ロック、ポップス、ジャズ、ソウル、イージーリスニング、低音ブースト、高音ブーストなどが用意されているほか、すべて手動の設定も可能。

『Xperia NX SO-02D』のスペック

OS Android 2.3
ディスプレー 4.3インチ(720×1280ドット)
CPU MSM8260(1.5GHzデュアルコア)
メモリー(RAM) 1GB
ストレージ 32GB(マイクロSDには非対応)
カメラ 約1210万画素(インカメラ約130万画素)
サイズ/重量 64(W)×10.6(D)×128(H)mm/約144g
バッテリー容量 1700mAh
搭載機能 おサイフ  ―
ワンセグ  ―
赤外線   ―
防水    ―
マイクロSIM ○

 

Xperia acro HD SO-03D』のスペック

OS Android 2.3
ディスプレー 4.3インチ(720×1280ドット)
CPU MSM8260(1.5GHzデュアルコア)
メモリー(RAM) 1GB
ストレージ 16GB(マイクロSDで増設可能)
カメラ 約1210万画素(インカメラ約130万画素)
バッテリー容量 1840mAh
サイズ/重量 66(W)×11.9(D)×126(H)mm/約149g
搭載機能 おサイフ  ○
ワンセグ  ○
赤外線   ○
防水    ○
マイクロSIM ―

 

 花のアンドロイド学園的には……

ソニ・エリちゃん 「デザインで選ばれる方はXperia NX。おサイフと防水は必須、あるいはマイクロSIMじゃ困るという方はXperia acro HDをお選びになるのがいいと思いますわ」

Sony-Eri
――エリさんじきじきにアドバイスなんて、やさしいんですね。
Sony-Eri
……そ、そんなに全力で否定しなくたって…。

 『花のアンドロイド学園』新作のソニ・エリちゃん編と、雑誌ならではの実寸大写真識者の見解など1月17日(火)発売の『週刊アスキー』に掲載してますので、よろしかったら是非☆

(1/10 18:40修正) Xperia NXのほうがバッテリー容量が大きいと記載しておりましたが誤りです。お詫びして修正いたします。

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