ニューヨークで6日間に渡って行なわれていたImagine Cup 2011も、現地7月13日に最終日を迎え、いよいよ各部門の表彰式を残すのみとなった。
表彰式の会場は、リーンカーンセンターのKoch Theater。オープニングには、6日間の大会の様子を編集したビデオが流れ、これまで戦い抜いた学生だけでなく、見守ってきたマイクロソフトのサポートチームや我々プレスにも熱いものを感じさせた。
さらに、ブルームバーグ ニューヨーク市長や女優のエヴァ・ロンゴリアさんもゲストとして登場。歴史あるKoch Theaterと相まって、世界一を決めるのにふさわしい華やかさをもったセレモニーだった。
表彰式会場のKoch Theater
↑座席数約2500の巨大かつ格式ある劇場、Koch Theaterが表彰式の舞台。
ニューヨーク市長も登場
↑ブルームバーグNY市長がゲストとして登壇。 貧困や病気の根絶には、ニューヨークのように、多様な人種が共同してあたることが重要であると語った。
ファイナリストの作品にエールを送るエヴァ・ロンゴリアさん
↑女優のエヴァ・ロンゴリアさんもゲストとして登場。ファイナリストの作品をちゃんとレビューしており、学生たちをよりよい未来に変える次世代のリーダーだと讃えた。
気になる各部門の優秀チームは下記のとおり。大会期間中にコンペティションが行なわれた部門以外にも、オンラインなどですでに行なわれていたほかの部門の優秀チームも合わせて発表された。
■各部門の優秀チーム(国/地域)
●ソフトウェアデザイン部門
第1位:Team Hermes(アイルランド)
第2位:Team Note-Taker(アメリカ)
第3位:OaSys(ヨルダン)
●組み込み開発部門
第1位:NTHUCS(台湾)
第2位:Harmonicare(中国)
第3位:Endeavour_Design(ルーマニア)
●ゲームデザイン部門/モバイル
第1位:Geekologic(フランス)
第2位:Close World Mobile(フランス)
第3位:Team Dragon(アメリカ)
●ゲームデザイン部門/ウェブ
第1位:Cellardoor(ポーランド)
第2位:Signum Fidei(フィリピン)
第3位:Quegee Team(スロバキア)
●ゲームデザイン部門/ウィンドウズ・XBOX
第1位:Signum Games(ブラジル)
第2位:JubJub(タイ)
第3位:WickedTeam(チェコ)
●デジタルメディア部門
第1位:M.N.A.(ルーマニア)
第2位:Brothers Forever(オマーン)
第3位:CottonCandy(台湾)
●Windows Phone 7部門
第1位:HOMERUN(韓国)
第2位:Zipi Zigi(韓国)
第3位:The LifeLens Project(アメリカ)
●ITチャレンジ部門
第1位:Jean-Sébastien Duchene(フランス)
第2位:Błażej Matuszyk(ポーランド)
第3位:Yunheng Mong(シンガポール)
●Orchard部門
第1位:MP Brun(デンマーク)
第2位:Virtual Dreams – Orchard(ブラジル)
第3位:Zveen Zveen Team(セルビア)
●ウィンドウズ7タッチチャレンジ部門
第1位:India Rose(フランス)
第2位:_dreambender_(インドネシア)
第3位:IUVO(日本)
●People’s Choice Award
Rapture(バングラデシュ)
上位3チームには、それぞれトロフィーと賞金が授与された。ちなみに、ソフトウェアデザイン部門や組み込み開発部門の賞金は1位:2万5000ドル、2位:1万ドル、3位:5000ドル。ほかの部門も、順に8000ドル、4000ドル、3000ドルとなっている。学生にとったら(学生じゃなくても!)、興奮せずにはいられない金額のはず。
さらに、エデュケーショングループのゼネラルマネージャーでのJon Perera氏から、これら受賞者の世界を変えるソリューションが現実となるよう、助成プログラムをスタートさせることを発表。3年間で300万ドル(約2億4000万円)の予算を投じる巨大なプロジェクトを予定しているという。マイクロソフトのImagine Cupに対する期待の大きさが感じられた。
Jon Perera氏は太っ腹に“Mango”もプレゼント
↑助成プログラムだけでなく、ファイナリスト全員にMango搭載のWindows Phone 7をプレゼントすることを確約。米マイクロソフトの公式ツイートによると、『Windows Phone 7.5 Mango』を9月までに”だそうですよ。製品登場も意外に近い!?
これが今回の世界ナンバー1チームたちだ!
↑第1位のチームだけを集め壇上で記念撮影。次回はここに日本チームが並ぶことを期待したい!!
以上でセレモニーは終了。最後に次回開催地が発表され、Imagine Cup 2011の幕が閉じた。次回開催地はオーストラリアのシドニー。マイクロソフトはすでにシドニー大会に向けて動き出している。次回も日本から意欲のある学生にぜひともチャレンジしてほしい!!
2012年はシドニーで開催
↑来年はシドニーでの開催が決定。筆者もスケジュールを空けておきますよ!
最後までがんばった日本チーム
↑悲願達成とはならなかったが、ファイナルのプレゼンテーションをしっかりとチェックするなど、最後まで真剣に取り組んでいた日本チーム。お疲れさまでした!! そして感動をありがとう。
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