“SEO”はサーチ・エンジン・オプティマイゼーション(Search engine optimization)の頭文字をとった略語。検索結果にユーザーの求める情報を的確に表示させるため、サイト運営側が自サイトの内容を整備することです。多くのサイトがSEOに並々ならぬパワーをかけています。なぜなら……。
検索結果で上位に表示される
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上位のリンクはクリックされる確率が高い
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ウェブサイトにお客さんがたくさんやって来る
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アクセス数アップ!
というわけです。アクセス数が上がればビジネスが拡大するチャンスになります。
検索結果で上位に表示させるためには、検索エンジンに、
「このウェブサイトに掲載している情報はユーザーにとって有益でおじゃる。検索結果で上位に表示すべき良いサイトでおじゃる」
と、認識してもらう必要があります。では、どうすれば良いサイトとして扱われるのでしょうか? ここからがSEOの出番です。
検索エンジンが良いサイトと判断するであろう条件をいくつかピックアップしてみます。
【被リンク数】:ほかのサイトからどれくらいリンクされているか?
【良いサイトからの流入数】:検索エンジンに“有益”と判断されたサイトにリンクが張られ、且つそこからどれくらいのユーザーがやってきているか?
【キーワード掲載数】:ユーザーの検索したキーワードがいくつページ内に登場するか?
【検索結果からの流入数】:検索結果ページからどのくらいのユーザーがやってきているか?
【タグとキーワードのマッチング】:見出しのタグと本文のタグに検索キーワードと同じキーワードが入っているか?
などなど、ほかにもたくさんあって、ここでは紹介しきれないくらいです。これらの条件をもとに、ウェブサイト運営者たちが試行錯誤を繰り返して、SEOのノウハウは業界に蓄積されています。
ちょっと見ただけでもなんだか難しそうなSEOですが、ウェブサイトを運営していく上ではアクセスアップにつながる重要な要素。各サイトは上位表示を狙って熾烈な争いを繰り返しています。かなり専門的なスキルが要求される分野だけに、大手企業サイトのSEOの請け負いを専門としている会社もあるほどです。
検索サービスはユーザーの必要とする情報を探すためのもの。ネットのテクノロジーを使って、人々により便利な生活を提供するためにあります。一方、そんな検索サービスの本質を無視して、
「ウチのサイトにリンクを貼ってくれたらお金を支払いますよ!」
「お金を払うからこのキーワードを検索してね! 表示された結果をクリックしてね!」
という残念なビジネスもあるのがWeb業界の現状です。スパム記事の量産や大量の検索クエリー送信をSEOと言い張る会社さんは、いつかやってくるペナルティの重さをどのように考えているのでしょうか? 気になるところです。
そうそう、言うまでもありませんが週アスのSEOは正攻法。みなさんにより質の高い情報をお届けするべく、研究・研鑽の日々を送っています。
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