週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

2019年、世界のエナドリ総まとめ:

このエナドリ、日本で発売してくれませんか?

2020年01月01日 16時00分更新

文● モーダル小嶋 編集●ASCII

こんなエナドリ、見たことある!?

2019年に買ってきた海外エナドリを振り返る

 グローバルな世界が広がる現代社会において、われわれASCII編集部も例外ではありません。2019年も世界各地を飛び回って、さまざまなエナジードリンクを(おみやげで)たくさん飲んできました。

 今回は編集部きってのエナドリ番長・スピーディー末岡さんと、アスキーグルメのモーダル小嶋が2019年に飲み干してきた、世界のエナジードリンクを紹介します。海外旅行のお供にぜひ。

 ちなみに、アメリカでは砂糖や人工甘味料を含む飲料への課税(いわゆる「ソーダ税」)が目立ってきたこともあり、エナドリに限らず、低カロリー、ノンシュガー系が幅を利かせています。ヨーロッパでもその傾向は見られますが、中にはそんな流れに負けず際立って個性的なものもある。とはいえ、基本的にはどの国でもレッドブルとモンスターエナジーが二強である、という勢力図は変わらないようです。

赤い缶が多いのは偶然なのか?
情熱の国、スペイン編

モバイル業界最大のイベント「Mobile World Congress(MWC)」はバルセロナで開催された。とにかくスリが多いことでも有名で、世界中から集まったライターたちが被害にあうとか……

 スペイン・バルセロナで開催されるモバイル業界最大のイベント「Mobile World Congress(MWC)」が、今年は「MWC19 Barcelona」と名前を変えて、2月25日(現地時間)から4日間にわたって開催されました。そこで買ってきたエナドリ3本です。

スペインは赤いドリンクが多いのだろうか

「RED DEVIL ENERGY DRINK」

 まずはあまりにもデザインに味がある「RED DEVIL ENERGY DRINK」。情熱の国らしい真っ赤な色合い、妙に味のある悪魔のイラスト、海外エナドリのスタンダードである500mlサイズの容器など、飲む前からエナドリ好きの心をくすぐる1本です。

 味も個性的。ガムのような、グミのような、わざとらしい甘さが特徴的。人工甘味料特有の舌に残る甘みなので、500mlを飲み切るにはきびしいかもしれませんが、チープな味わいが好きな人ならチェックしてほしいところ。

「Rockstar Revolt Energy Killer Mandarin」

 続いては「Rockstar Revolt Energy Killer Mandarin」。どうもレッドブルやモンスターエナジーの後塵を拝している感もある、アメリカで開発・販売されているエナジードリンク「Rcokstar」のフレーバーです。強烈な「1ユーロ」の価格アピールも目立ちます。

 『オレンジ味のエナジードリンクです』といわれて想像する味にピッタリという感じで、『ファンタオレンジ』みたいな感じでしょうか。エナドリ感は薄いけれど、そのぶん飲みやすい。比較的、多くの人に愛されるフレーバーかとは思います。

「MOTARD Energy Drink」

 ちょっと変わり種なのが、「MOTARD Energy Drink」。その名の通り、オートバイレーサーのホルヘ・マルチネスが立ち上げた「チーム・アスパー」をスポンサードするなど、オートバイに深く関わっているブランドです。

 もっとも、味はかなりスタンダード。ちょっと炭酸が薄めで甘めだけれど、まさにレッドブル路線で、安心して飲める味。飲料業界におけるレッドブルのような立ち位置を目指しているのでしょうか? 今後の展開が気になる1本でした。

なぜか自然派志向!
エナドリがあまりない? ベルギー編

なんだか自然派なものが多いベルギー

 「Mobile World Congress(MWC)」から日本に帰国する際のトランジットで、ベルギーはブリュッセルに立ち寄った際にも、スピーディー末岡さんがエナドリを購入。もっとも末岡さんによれば、ブリュッセルのスーパーには「エナドリらしいエナドリがなかったんだよね……」とのことで、かなり自然派ドリンクが揃いました。

「nalu LOW CALORIE PASSION」

 まずは「nalu LOW CALORIE PASSION」。ブルーベリー、洋梨、ブラックベリー、モモ、アサイー、クコの実、マンゴスチンと、多彩なフレーバーが入っているのが特徴です。“fruity ENERGIZER”と記載されており、一応、エナドリっぽさはあるような気も。

 ローカロリーなのに、甘い。ベリーの味もあり、アサイーの味もありと、ちょっと日本ではめずらしい雰囲気。エナドリではないかもしれませんが、好きな人は多そうです。

「nalu LOW CALORIE FROST」

 個性派といえば「nalu LOW CALORIE FROST」。リンゴ、白ぶどう、ドラゴンフルーツというフレーバーの組み合わせに、さらに白茶(弱発酵茶)をプラスした、意外な取り合わせのドリンクです。

 フルーツの味とお茶の味がミックスされていて、これまた、独特な味わい。ケミカルさはないですが、白茶はもともと甘いお茶なので、果実の味と混ざってとても甘味が強い。けっこう、ありそうでない味なので、日本でもウケると思いますが、いかがでしょうか?

「TAO Blackcurrant」

 こちらは、オーガニック志向の飲料「TAO」シリーズから、その名も「Blackcurrant(カシス)」。香り、色味はカシスそのもの。あまりにもカシスです。カシスのフレーバーっていうけど、もう、ほとんどカシスそのまんま。カクテルのカシスソーダじゃなくて、カシスの果実に炭酸を入れましたという感じ。

「TAO FRUITY NATURAL ENERGIZER」

 「TAO FRUITY NATURAL ENERGIZER」は、その名の通り、TAOシリーズから現れたエナドリ。「保存料・着色料は不使用」との表記もあり、ケミカルな感じとは無縁。カフェインもコーヒー豆から抽出したものを使っているそう。

 クランベリー、ぶどう、カシス、チョークベリーと、さまざまなフルーツのフレーバーが入っており、甘ずっぱくて、わかりやすい味にまとまっています。エナジーはほしいけれど、ケミカルなものはちょっと、という人にぜひ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります