クリスマスのコース料理をコンビニで
アスキーグルメのモーダル小嶋です。忙しいです。編集部というのは年末に忙しくなるものです。クリスマスシーズンを謳歌しようと思っても、物理的に外に出られない。参りますね。豪華なコース料理なんて夢のまた夢です。
なので、逆転の発想で、なかなか外に出られなくても、わずかな空き時間で行けるコンビニエンスストアで、クリスマスのコース料理を考えてみることにしましょう。
コンビニでどれぐらいの買い物をするとぜいたくになるのか? コンビニエンスストア大手3社(セブン-イレブン・ローソン・ファミリーマート)の購入状況はいかほどでしょう。平均レシート単価がセブン-イレブンが586円(レシート1枚あたりの買上点数2.8個)、ファミリーマートが502円(レシート1枚あたりの買上点数2.5個)、ローソンが556円(レシート1枚あたりの買上点数3.0個)という調査があります。※ソフトブレーン・フィールド調べ
ということは、大体の人は、コンビニに1回行って、500円ちょいぐらいの買い物に収めているわけです。クリスマスなのでぜいたくしたいとなったら、2000円もあれば十分でしょう。平均のおよそ4倍ですから。仮にディナーに1000円出しているとしたら、その4倍の4000円となれば、リッチといえませんか?
今回は、クリスマスディナーを2000円以内で、しかもコンビニで買えるものだけで完結させたいと思います。コース料理には何が必要でしょうか。ざっと考えて、これだけのものを揃えればいいはずです。
・食前酒
・前菜
・肉料理
・口直し
・主菜(パスタ)
・副菜(魚料理)
・食中酒
・デザート
というわけで、セブン-イレブンで揃えました。前述した8品を全部揃えて税込1548円。2000円でぜんぜんお釣りがくるじゃないですか。それでは、順に解説してまいりましょう。
※以下、記事内での価格は税抜です
食前酒:やっぱりワインでしょう
楽園にいける「楽園ワイン」(100円)
まずはワインです。うかつに、よいワインを頼むと、ここで予算オーバーです。清洲桜「楽園ワイン」(100円)。白ワインにしました。180mlで100円です。コスパ的には最高。せっかくのクリスマスだから赤でもよかったかな、いやいや、そうはいっても好みを優先すべきだよね、そんな楽しみ方もできるわけです。
いきなりなんですが、この時点で、普通にベロベロになる人も多いと思います。紙パックのワインは想像以上に回ります。ほんとうに飲もうかどうか迷ったのですが、「職場で紙パックのワインをチューチュー吸っている画はまずいんじゃないか?」「ベロベロになった人間が職場にいたら、編集部とはいってもさすがにどうか?」と思ったのでやめておきます。
なお、記事中に出てきたアルコール飲料は飲んでいませんが、食品はすべて撮影と同時に完食しております。
前菜:いつものポテチもちょっと豪華に
「ザ・ポテト スパイスソルト」(125円)
前菜です。アペタイザーです。アペタイザー(Appetizer)は前菜や食前酒など、主菜の前に提供されるサービスすべてを指す言葉であり、英語圏においても、コース料理の前菜は「オードブル」です。勉強になりましたね。
アペタイザーはちょっとぜいたくに、カルビー「ザ・ポテト スパイスソルト」(125円)にしました。厚切りフラットで、今までにないパキッとした食感をうたいます。もちろん、国産馬鈴薯100%使用です。
商品説明を見ると、「オニオンやガーリックなどの香味野菜にビーフの旨味がじゃがいものおいしさをさらに引き立てる」とあります。たしかに、普通のポテトチップスよりも味に深みがあり、満足感が高い。
そうそう、コース料理なのでスープがほしかったのですが、このザ・ポテトに入っている成分(香味野菜とビーフエキス)でおぎなう心づもりです。2品目にして破綻の香りが濃厚に立ち込めてまいりましたが、記事は続きます。
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