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ソニーがBRAVIA 2019年春モデル発表、4Kチューナー内蔵モデルはアトモス対応

2019年04月23日 13時00分更新

有機EL、液晶テレビの上級機をさらに詳しく紹介

 ここからは、有機EL/液晶テレビそれぞれの上級モデルを詳しく紹介していく。まずは有機ELテレビの「A9G」シリーズだ。

 最新鋭の有機ELパネルの採用はもちろんのこと、高画質エンジンの「X1 Ultimate」は、BS4K放送用の映像処理アルゴリズムをさらに改善している。

A9Fシリーズの外観。スタンドは極薄の目立たないデザインで、画面の反射が目立ちにくいように色も調整したという。

A9Fシリーズを斜め後方から見たところ。ディスプレイ部自体の厚みも薄くなっており、壁掛けでもよりすっきりと設置できるようになっている。

A9Fシリーズの真後ろ。接続端子部分はすべてカバー内に収納。タイル風のデザインで仕上げられている。上部に見えるのはサブウーファーの開口部。

 直立型となったスタンドスタイルのデザインは、従来のフォトスタンド風のスタイルに比べて設置時の奥行きを削減(320mmから255mmに)し、壁際などへの設置性を高めた。

 ディスプレーパネルの背面に設置するスピーカーは、「アコースティック・サーフェス・オーディオ・プラス2.2ch」。A9Fシリーズの3.2chから2.2chとなっているが、アクチュエーターは新開発となっている。従来は2つのアクチュエーターが1組となっていたが、A9Gシリーズでは、大口径の楕円型アクチュエーター1つとなる。アクチュエーターを1つにしたことで音の明瞭度が向上。より明瞭で広がりの豊かな音を実現したという。

上がA9Gシリーズの新開発のアクチュエーター。下にあるA9Fのものと比べて大幅に大口径化されていることがわかる。

左がA9Fシリーズのサブウーファーで、右がA9Gシリーズのもの。大幅に薄型化しつつも容積は同等にしている。

 デモの視聴もできた。A9Gシリーズの映像はディテールの緻密さがさらに向上し、有機ELならではの黒の締まりも向上したことがわかる。非表示に近い黒の再現性がより高まり、最暗部の階調感もより滑らかになっていることがわかる。

 音質については、音の広がりが向上し、よりヌケの良い音になっている。声の定位などもしっかりとしたもので、明瞭でくっきりとした音に仕上がっている。また、サブウーファーはディスプレー部の厚みを減らしながらも、容量はA9Fシリーズと同等になっており、低音域の力感も十分。解像感の高い質の高い低音だ。

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