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第9回 豊洲の港から presents グローバルオープンイノベーションコンテスト東京選考会

バックグラウンドで随時認証セキュリティーを実現

2019年03月13日 06時00分更新

残間賞 ノバルス株式会社
乾電池型IoT「MaBeee」を使ったものづくり

 クラウドファンディングで「MaBeee」を成功させ、乾電池に通信機能を内蔵させるという革命を起こしたノバルス株式会社。IoT開発で難易度の高い通信モジュールや電池ユニットをMaBeeeで代用することで、低コスト、量産化が簡単になる。高齢者の見守りや工場でのセンサー情報取得など、さまざまな分野で活用できるだろう。今後、遠隔充電を可能にし、コンセント不要の世界を目指している。

残間賞 株式会社スマートプラス
BaaSで証券サービスの多様化を加速化させる

 国も推進する「貯蓄から投資へ」がなかなか進まない。その原因は、多様な金融サービスがないこと。そこでスマートプラスでは、証券参入のプラットフォームを提供し参入ハードルを低くしようとしている。具体的には、執行機能APIを金融機関意外で証券サービスに参入したい企業に提供していこうとしている。

 すでに「STREAM」というアプリでは、従来型手数料0円、株取引とコミュニティを組み合わせ、最初の画面もタイムライン表示というこれまでにないサービスを提供している。このように、ベースとなる基盤はAPIに任せ、フロントサービス部分の開発に注力することで、多様なサービス展開を期待している。

残間賞 Pikcio AG
コンプライアンスに準拠した個人情報の管理・提供プラットフォーム

 ECサイトなどで、お客さんがいま購入したいものを提供するには、個人のデータが必要になってくる。しかし、それにはお客さんの同意が必要だ。Pikcio AGは、お客さんのクレジットカードの使用状況によって、いろいろなサービスを提供するCard Linked Offer(CLO)というプラットフォームを構築。

 これによりコンプライアンスが守られた状態で事業者側はデータを使うことができるため、お客さんの行動によって、さまざまなポイントシステムを提案できる。すでにNTTデータには、個人情報を収集する仕組みがあり、そこにAPIを被せることで、強力なシステムを実現したいと考えている。

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