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富士酒場で1000ベロできる!

コスパ良しの富士そば「ちょい呑み」増殖中!天抜きで飲める

2017年03月10日 18時00分更新

 飲める富士そばをご存知でしょうか?

 「名代 富士そば」では一部店舗で“ちょい呑み”メニューを提供しています。店頭の提灯に書かれた「ふじ酒場」の文字が目印。富士酒場は2015年夏、富士そば高円寺店でスタート。当初は一店舗のみでしたが、現在は新橋駅前店や大山ハッピーロード店など、いくつかの店舗でやっていて、じょじょに広がっているようです。

 とにかく、酒を飲んでも安く済むんですよ!

富士そば一部店舗で「富士酒場」を展開! その内容とは……。

「天抜き」や「かつカレーライス抜き」で飲める!

 富士そばというとそばを気軽にサッと食べられるお店。立ち食い店、座席がある店と、店舗によってスタイルは少し異なれど、いずれにせよワンコイン程度の価格でおいしいそばをすすれるのがポイント。そんな大衆的な富士そばなので、ちょい飲みメニューもリーズナブルな内容なのです。

「ちょい呑みできます」と案内があります。 

富士酒場・メニュー例(名代 富士そば 高円寺店)

~酒~

「ザ・プレミアム・モルツ」280円
「角ハイボール」280円

~天抜き~

「かき揚げ天抜き」110円
「ちくわ天抜き」110円
「春菊天抜き」120円
「いか天抜き」130円

~おつまみ~

「枝豆」200円
「板わさ」200円
「厚焼玉子」200円
「フライドポテト」200円
「かつカレーライス抜き」200円

※富士酒場の内容は店舗によって異なります。
※メニューは変更することもあります。

 高円寺店の富士酒場は15時から午前5時。「ザ・プレミアム・モルツ」と「角ハイボール」がそれぞれ280円とリーズナブルな価格。枝豆、フライドポテトなどおつまみメニューを各200円で用意しているのと、天ぷらメニュー各種をそばつゆにひたした“天抜き”をちょい呑みメニューとして案内しています。

こちらがちょい呑みメニュー。富士酒場をやっているところでも店舗によって内容が少し異なるそう。

 ただし、富士酒場の内容は実施していても店舗ごとに少しずつ異なるそう。富士酒場をやっているか、メニューはどうかはお近くの富士そば店頭をのぞいていてみるのが一番。

富士酒場にいってきた!

 さて、酒好きの記者が富士酒場に行ってきました。そば屋で飲むというと、ずいぶんツウの感じがしますよね。天ぷらそばからそばを抜いた“天抜き”は店こそ違いますが、池波正太郎も愛したそば飲みメニューだとか。

「かき揚げ天抜き」(110円)など、天抜きは通常の天ぷらメニュー単品と値段が同じ。さっくさく。じょじょにそばつゆに染み染みなって、両方の食感を楽しめます。

 さっそくかき揚げの天抜きを注文しました!

 小皿に入ったかき揚げにそばのつゆがかかってますよ。天ぷらを天つゆではなくそばのつゆで食べるって、ちょっとジャンクな雰囲気もあってワクワクします。

“天抜き”は天ぷらメニューにそばのつゆをかけてもらったもの。

 なお、天抜きは富士酒場ではなく通常店舗でも食べられる裏メニュー的な存在。天ぷらメニューを単品で注文した時にお願いすればそばのつゆを入れてもらえるそうです。知る人ぞ知る、ですね。

「ザ・プレミアム・モルツ」(280円)がこの値段なのは安い。

 さて、お楽しみの生ビール。プレミアムビールであるプレモルが280円なのは安い! ジョッキがやや小さめの感じがありますが、量がとても少ないというわけではありません。

「フライドポテト」(200円)。ケチャップはありません。塩がしっかりふられています。

「枝豆」(200円)。おつまみのド定番。

 富士そばらしくないなあと気になったのは、フライドポテト。そば屋でポテトって革新的ですよね。あと、おつまみとして定番、だけど富士そばにあるのは不思議な枝豆も頼みました。

富士酒場でカンパーイ!

数品頼んでも1000円以内に。安っ!

 さてさて、天抜き、フライドポテト、枝豆にビールと、卓上がいっきにちょい呑み屋らしい雰囲気に。富士そばはBGMに演歌や少し昔の歌謡曲が流れているのでしっとりした雰囲気で酒を飲めます。

 店内が明るいので酒場という雰囲気とは違いますが、ひとりでも気負いなく飲めるのが富士酒場のいいところです。

富士そばとは思えない卓上の風景。でも富士そばなんですよね。ビールとおつまみを3品ほど買って、800円程度。

 さて、この時点で生ビールとおつまみ3品を買っていて、800円程度。ずいぶん安い! お酒自体が安いし、フードは1品110円~200円程度なのでそりゃ高くはならないですよね。この価格だったら毎日でも飲みに来れそうです。

揚げ物は最新のテクノロジーでサックサク

 ちなみに、富士そばでは多くの店舗で「Dr.Fry」というフライヤーユニットを導入しているため、揚げ物が軽やかな食感に仕上がっているそうですよ。

かき揚げはサクサク、パリパリ。確かに、油で「うっ」となる感覚はないです。

 確かにこの日食べた揚げ物メニューは、衣が薄くサクサクした食感で、油でもたれる感覚がありませんでした。

 「Dr.Fry」では揚げ物の表面のキメを整え無駄な油がつかないとカロリーカットもうたっています。これなら毎日天抜きで酒を飲んでも太らない……? とはいえ、やはり揚げ物ではあるので、食べ過ぎには注意したほうがよさそうですが。

 ところで天抜きを食べた感想はというと、サクサク食感のかき揚げがじょじょにそばつゆに染みていてって、サク、染み、両方楽しめる。「これぞそばに乗っているかきあげ」という感じなのですよね。天つゆで食べるより、薄めな味になるのでしょうね。ふだんはあまりしないからこそ、そば屋らしくて酒が進みます。七味唐辛子をかけたくなりました。

フライドポテトは細めでした。ガストのポテトと感覚が近いです。

 少し触れましたが、フライドポテトにつけるケチャップはありません。ですが、しっかり塩が振られているので、味が物足りないということはありませんでした。こちらも衣薄めでカリカリ食感。おいしいです。

超気になる「かつカレーライス抜き」

 おつまみメニューをよくみると「かつカレーライス抜き」が! これは気になりますよね。 

左下にかつカレーライス抜きが!

 かつカレーからライスを抜いておつまみメニューとして提供するとは。なかなか大胆ではないでしょうか。

「かつカレーライス抜き」(200円)。

 こちらがかつカレーライス抜き。ライスの代わりにキャベツの千切りが添えられています。

 なるほど~確かに、かつカレーライス抜きです。この発想アリなんだと、斬新さに感動しました。

千切りのキャベツと一緒にかっこめます。富士酒場らしくていいですね。

 味は、普通においしいです。「普通に」というと感想になってないようですが、感激するほどおいしいというわけでもない、でも納得する味です。

 富士そばのカレーはそば屋のカレーらしく甘め。なので、酒が進むかというとちょっと微妙ですが、親しみがわく昔ならではの味わい。「ほっとできていいな~」という感想ですね。カツは厚めで食べごたえがあり、こういうおつまみもアリっちゃアリですね。

 富士酒場らしい一品。ぜひ、富士酒場で飲むことがあったら頼んでみてほしいです。

日本酒も置いていた!

2杯目は「角ハイボール」(280円)を頼みました。

 2杯目は「角ハイボール」を飲みました。お安くはないウイスキー「角」を使っていてこの値段というのがうれしいですね。

飲まなかったのですが日本酒「男山」(200円)もありました。

 今回は飲まなかったのですが、高円寺店には「男山」という日本酒もカップで販売していました。日本酒を置いている富士そばはほとんどないそうで、高円寺店、人形町店など数店舗程度だとか。

 そば屋でカップ酒というのもオツで良さげ。次来た時は飲みたいです。

店内に流れる演歌をききながら……。富士酒場はふけていく。

 というわけで、ナベコの富士酒場体験でした。富士酒場の高円寺店を利用するお客さんは会社帰りの方から、2軒目に立ち寄る方までさまざま。“ちょい呑み”したいお客さんに見事に定着した感覚があるそうです。

 富士そばには様々な環境の店舗があり、例えば立ち食い店舗ではやはりスペースの関係で富士酒場をやっていないことがほとんどですが、広めのお店では改装などのタイミングで富士酒場を始めるケースが多いそうです。あなたの街の富士そばでも実はちょい呑みできるかもしれません。

■関連サイト


ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!

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