世界が認める高級ワインの味は?
試飲のワインはこのように、注ぎ口に自分でグラスをあてがって注ぎます。ドリンクバー感覚ですね。リッチなドリンクバー。
注いだらその場で立ち飲み。まずは色を見て、次に香りを存分に堪能して。
ワインを表現する語彙が少ない私ではありますが、香りがとてもふくよかです。ふわ~っと。ただただ華やかなだけではなく、渋さといった複雑な香りを感じられて奥行きがものすごい。
口に運ぶと、味は香りのインパクトに比べて控えめ。舌にすっと染みこむ酸味や渋みのバランスがよいです。美しい味わいとはこのこと!
説明によると、2008年は例年のシャトーラフィット ロートシルトの比べ色が濃く30~50年にかけて熟成が期待できる名作ということなので、寝かせることでさらに深みが増していくのでしょう。
これが10万円の味なのですね。感動しました! 10mlは少量ではありますが、大切にと舌に神経を集中させて飲むため、かえってよいのかもしれません。ワインの味の勉強になります。
ボトル数万円のワインであれば数百円から試飲ができます。数百円で少量だけお酒を飲みたい、という人にもオススメ。
財布がなくてもオーケー? 無料試飲もできる
うれしいことに、TOKUOKAには有料試飲コーナー以外にも無料試飲が設けられています。無料です! プライスレス!
店内には常に7、8程度の厳選ワイナリーのブースがあり、それぞれの個性がわかるワインが試飲用にピックアップされていますよ。
扱っているのは老舗輸入業の強みを生かしてフランスのボルドーやブルゴーニュ、イタリア、ドイツ、スペインといったヨーロッパのものが中心。比較的安価なチリワインも置いているので、1000円台からボトルワインを買えますよ。
厳選ワイナリーのひとつであるドイツのヨーゼフ・ビファー醸造所では、徳岡創業者の娘である徳岡史子氏が醸造家としてワインをつくっているということ! ワインに愛が強いご家族なのですね。
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