「焼きそばでも、素材を追求してつくればこんなにおいしくなると伝えたかった」
白金高輪に今年5月、焼きそば専門店がオープン。名前は「無添加焼きそば バル チェローナ」。鉄板で目の前で焼きそばをつくってくれる、わずか15席のこじんまりとしたお店です。
とにかく、焼きそば、美味なのです。酒好き肉食女子の記者が食べてきました。
屋台派は怒るかも(笑)「無添加でつくりました」
焼きそばといえば、屋台のものがおいしい。化学調味料と添加物がたっぷり入ったジャンクな味です。が、それがまたよい。
さて、一方チェローナのこだわりポイントは“無添加”。麺、ソース、具材。ひとつひとつ素材を厳選しています。それではお上品な味にまとまってしまわないのでしょうか?
麺は生麺です。オーダーが入ってからその場で茹でて、そのまま鉄板で焼き上げてくれるということ。
焼きそばというと蒸し麺でつくるイメージがありますよね。市販の蒸し麺は日持ちして使い勝手が良いですから。ですが、無添加でこだわりの焼きそばをつくるという観点で、チェローナでは妥協をせずに生麺を採用したとのこと。
ほほぉ、屋台のものとはずいぶん違うのね、と、素直に驚きました。
茹でたばかりの生麺のモチモチ感、スゴイ!
注文してから7、8分程度で、焼きそば、できあがりました。
オーダーは大盛り。加えて、“九条ネギ”と“国産黒毛和牛の牛すじ”をトッピングしています。
焼きそばの価格は、普通盛り(生麺150g)950円、大盛り(生麺225g)1050円。
今回の場合、大盛りにトッピングのネギ150円、牛すじの200円をプラスしているので、合計1400円になりました。
1000円を超える高級焼きそばの味はいかに? 期待しながら口に運び、一瞬で確信。
「これはおいしい!」
一番に特筆できるのは、麺の食感。表面はツヤッ。噛むとモチモチ。太麺なのに硬すぎず、反対にベチャッとせず、弾むような心地よい弾力なのです。ちゅるっ、ちゅるっ。ふむっ、ふむっ。
鉄板にあたる部分は焼かれてカリカリと香ばしい。麺だけでも何段階か食感のおもしろさがあります。
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