週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

学ぶ人に合わせた学習方法を実践

勉強版クックパッドを目指すノート共有アプリ『Clear』で世界を狙うアルクテラス

2015年12月15日 07時00分更新

競合はなし、どことも協力できる

アメリカには1700万ユーザーをほこる小論文を公開しあう似たようなサービスがあり、月額30ドル、年契約で月額10ドルで運営を行っている。韓国にも『HAPPYCAMPUS!』という小論文の共有、販売サービスがあり、日本にも進出しているので競合にあたるが、国内では今のところ競合は存在していない。似たようなサービスでは、ビズリーチのユーザーが投稿する暗記カードを共有するアプリ『zuknow(ズノウ)』がある。

 そのほか、動画系の『アオイゼミ』や『受験アプリ』なども、ノート共有先として使われるケースも出てきている。新井代表は、「自分たちの強みはいっしょに使われることで、教育効果を上げていけるというところにもある。ほかの大手教育系の老舗企業、エドテクのベンチャーも競合ではなくいっしょにできる」という認識。「共有されたノートは7万冊で、あらゆる単元、教科が集まっている。コンテンツ量も、ユーザーログも集まってきているが、他が参入してきてもClear以外を使う必要がないという状況にもっていきたい」(新井代表)という。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事