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第10世代プロセッサー搭載でさらに洗練

リモートワークの選択肢が必須の時代、新型VAIO SXシリーズの輝きが増す

2020年03月03日 09時00分更新

 1月に新型のVAIO SX12とSX14が発売された。昨年あたりから、開発ペースが上がったのか、立て続けに新製品が登場しラインアップが充実。用途に合わせて最適なマシンを選択できるようになっている。

 今回発売されたモデルは、法人向けのVAIO Proシリーズでは現在のところ発売されていないが、インテル第10世代CPUを搭載し、性能が向上。セキュリティー面の強化や一部バッテリー駆動時間の向上も図られた。

 つまり、ビジネス用途としても利用価値が高められたモデルと言える。そんなVAIO SX12とSX14がビジネスでも有用であることを紹介したい。

新VAIO SX12(左)とSX14(右)。外観は従来モデルと変わらない。

最新プロセッサーでパフォーマンスが大幅にアップ

 VAIO SX12/SX14で最大のアップデートは性能の向上である。従来モデルのインテル第8世代から第10世代へとジャンプアップしたことで、Core i7は4コア/8スレッドから6コア/12スレッドとマルチコア化が進んでいる。

 搭載された第10世代プロセッサーは以下の通り。

  • Core i7-10710U(1.1GHz/最大4.7GHz)
  • Core i5-10210U(1.6GHz/最大4.2GHz)
  • Core i3-10110U(2.1GHz/最大4.1GHz)

 Core i5やCore i3は、コア数/スレッド数に変化はないが、ターボブースト時の最大動作周波数が若干アップしており、性能アップされている。

 そして、Core i7とCore i5に施されるVAIO独自チューンであるVAIO TruePerformance(VTP)もバージョンアップ。放熱設計や電気回路を見直し、より多くの電力を長時間持続させるように設計したことで、さらなるパフォーマンスを引き出している。特に、Core i7はコア数が多くなったことで、同じ電力アップでも効果が高くなるため、従来モデルより約40%性能アップした。

VTPも三代目となり、さらに磨きをかけてきた。写真は従来モデル(下)とのヒートシンク比較。

VAIOによるCinebench R20での測定結果。

 こうしたパフォーマンスアップは、ビジネスにおいても作業効率の面や快適性のアップに大きく寄与する。たとえば、PowerPointに動画を貼り付けてプレゼンするという機会は多いはず。また、ビデオ会議時でも複数のアプリを同時に起動したら意外と負荷がかかる。高いパフォーマンスは生産性を向上し、働き方改革にもつながるわけだ。

 さらに、ストレージも最大1TBから2TBに引き上げられたことにも注目したい。クラウドストレージサービスの活用により、ローカルストレージ上には必要なファイルだけ残せばよくなった。しかし、容量が少ないと、その都度削除やダウンロードを繰り返す必要がある。動画の利用も考えると余裕のある容量を確保したほうが、作業効率はグッと向上するはずだ。

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