2013年04月13日20時00分

iTunes Storeで週末に観たい映画「あのころの自分に戻れる青春」編|Mac

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 今週のテーマは「青春」。何ごとにも怖いもの知らずだったあのころを思い出しながら楽しんでください。

The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛(字幕版)
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 今回のテーマは「青春」でしたが、完全に外しているかもしれません。でも、この映画は観るべきです。事実を知ったのは映画を見た後だったのですが、本日4月13日、アウンサン・スー・チー氏が27年ぶりに来日しました。

 スー・チー氏といえば、ビルマ(ミャンマー)の民主化運動指導者として超有名ですよね。この映画は、スー・チー氏が主婦から政治家へ転身し、自宅軟禁、総選挙での圧勝、ノーベル平和賞受賞、夫との死別、自宅軟禁解除までのさまざまな出来事がよくわかります。

 しかし、権力(暴力)は恐ろしい。'90年の総選挙では、97%の議席をスー・チー氏が率いる国民民主連盟が取得したにもかかわらず、軍事力を持っている旧政権がほぼ無効にしてしまう暴挙。国民が国民を虐殺する無残さ。権力を持ってしまうと、人はどうしてこうなってしまうのか。諸外国が支援しようにも、大国間の思惑もありなかなか進みません。そして、これは映画ではなく現実で起こっていることなんです。

 映画では、祖国愛、家族愛、夫婦愛も描かれています。夫であるアリス博士との再会や電話、手紙でのやり取り、最後の別れなど、どんだけ強い女性なんだと思いました。スー・チー役のミシェル・ヨーの演技が素晴らしすぎです。

 ちなみに、この映画にとってはどうでもいいことですが、アリス博士の書斎にはキャンディーカラー(タンジェリン)のiMacが置かれています。iMacといえば誰もがボンタイブルーを思い浮かべますが、博士が死去したのは'99年3月なので、'99年1月にリリースされたiMacが置かれているのも納得がいきます(吉田)。

The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛(字幕版)」をiTunes Storeで見る
(HD版レンタル:500円、SD版レンタル:400円)

ロボコン
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 IT系雑誌編集者をやっていると「理系ですか?」と訊かれることがありますが、ばりばり文系、文学部です。電気や情報系の勉強をしていたら、もっと仕事に役立ったのかなあと思うとうらやましく、いわゆる「理系萌え」をこじらせて理系男子と結婚してしまいました。

 NHKのロボコンはよくテレビで観ていて憧れていました。中学卒業後、自分はまだ何の進路も考えていないような時期に、目的を持って高専を選んで入る生徒さんたちがかっこよく見えたんです。

 この映画は、そんな高専ロボコンがテーマ。長澤まさみ演じる落ちこぼれ女子高専生・里美が、居残り授業を免除してもらう条件として第2ロボット部に参加し、ロボコンに取り組みます。派手さのない抑揚がない感じの映像が好みでした。制作にNHKが関わっているのでロボコンシーンも忠実で、無理に「盛らずに」描いているのが好印象です。

 何十人もの部員を抱える第1ロボット部と違い、第2ロボット部は変わり者3人だけの弱小部。データ収集には長けるが頼りない部長・四谷(伊藤淳史)、天才肌の設計担当・航一(小栗旬)、製作技術は高いがサボりがちなチャラ男・竹内(塚本高史)、いやいや参加させられた里美(長澤まさみ)というまとまらないメンツ。公開は2003年とちょうど10年前で、今活躍している俳優陣の初々しい姿が見られます。なんでも長澤まさみの初主演映画だとか。みんな若いですが、演技はしっかりしていて安心して観られます。

 見どころは、かみ合わない4人が徐々に心を通わせてロボコンで勝ちを目指す様子。普段おちゃらけている竹内(塚本高史)の「やるときはやる」姿に萌えましたね。試合中に故障したちょうつがいの代わりに、普段手放そうとしない折りたたみケータイに穴を空けて取り付けるシーンが好きです。終盤、第2ロボット部に負けた第1ロボット部の粋なはからいにもホロリとしました。  

 本物の技術者の人に言わせるとイロイロあるのかもしれませんが、NHKのロボコンが好きな人はもちろん、「理系萌え」な人は絶対好きだと思います。暑苦しい青春や、いかにも泣かせようとする演出が好きじゃない人にもお勧めしたい1本です(山口

ロボコン」をiTunes Storeで見る
(SD版レンタル:300円)

ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー(日本語吹替版)
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 本作は、タイトルのとおり、まさに高校時代の「青春」描いたミュージカル映画。1作目の「ハイスクール・ミュージカル」、2作目の「ハイスクール・ミュージカル2」をすでに見ており、iTunes Storeに日本語吹替版しかないのが残念でしたが、続きを見たくて本作を選びました。
 
 1作目、2作目とバスケで活躍し、恋をし、友情を育むなど仲間たちと楽しい高校生活を送っていたトロイ。3作目の本作で、とうとう卒業の日を迎えます。自分が進むべき道や、恋人ガブリエラとの進路の違い、友達との別れなど、迫り来る卒業の日までを描くストーリーです。
 
 ミュージカル映画ならではの、主人公が突然歌い出し、周りが踊り出すという展開は、数分ごとに繰り広げられます。でもその音楽はポップやロックなど耳馴染みのある音楽ばかりで、いわゆるミュージカルとはちょっと違って、テーマパークのステージを見ているようなワクワクを感じます。
 
 こういった映画にありがちな、スポーツはうまいのにかっこよすぎない男の子と、早口でまくしたてる金髪美人の女の子が登場し、彼らが話している場所は必ずロッカーの前で、チアリーダーやアメフトのユニフォームを着た生徒がよく校内を歩いているといった情景に、何度アメリカンハイスクールに通いたかった! と思ったことか。
 
 卒業式はもちろんガウンと角帽で踊りまくり、ハッピーエンドを迎えるというわかりきったストーリーなのですが、自分がそこにいるような気分になり、何度も見たくなる作品です!(藤村)。
 
ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー(日本語吹替版)」をiTunes Storeで見る
(HD版レンタル:400円、SD版レンタル:300円)

ラム・ダイアリー(字幕版)
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 ほぼ同じことを指して、きれいな言い方で表現すれば「青春」となり、身もフタもない言い方をすれば「中二病」となる。どちらも、オトナになり切れないない主人公のある種のひたむきさ、痛々しさ、もどかしさを描いた作品が、僕が思う青春映画(=中二病映画)だ。その意味では、主人公は必ずしも若者である必要はない。ジャック・ニコルソン&モーガン・フリーマンという2人のジイサマが主演の「最高の人生の見つけ方」だって、れっきとした浅春映画なのである。

 さて本作は、壮年ジャーナリストのポール・ケンプ(ジョニー・デップ)が主人公。南米プエルトリコのサンファンに、地元新聞社のジャーナリストとして赴任した彼は、テキトーな仕事をしていれば賃金がもらえ、美しいカリブの海とうまいラム酒を飲みながら、仲間達とともに自堕落な日々を送っていく。

 だが、ある取材案件をきっかけに、ケンプはジャーナリストとしての自分を取り戻す。一念発起した彼は頼りない仲間たちを巻き込み、「汚い大人」たちの陰謀を暴こうと勝ち目の薄い勝負に出る。実はケンプも、最初からオトナたちと対立していたわけではない。その気になれば自分も奴らの側に回り、リッチで優雅な生活を送れたかもしれないのだ。

 そのチャンスをドブに捨ててまで、主人公がオトナになることを拒んだのは、人間としてはダメダメだが憎めない仲間たちと、美しいヒロインの存在があったから。これこそが中二病映画=青春映画の真骨頂である。みんな薄々感じていると思うが、中二病というのは一度罹患したら一緒治らない。一見治癒したように見えても、心のどこかに中二の病巣を抱えているのだ。その病巣に刺さる映画が、いい青春映画と言える。本作は、想像以上に「刺さる」作品だった。あなたの心にも刺さったとしたら、僕らは中二病仲間だ(諸富大輔)。

ラム・ダイアリー(字幕版)」をiTunesで見る
 (HD版レンタル:500円、SD版レンタル400円)

エンジェル・ウォーズ(字幕版)
エンジェル・ウォーズ(字幕版)

 今年、絶対劇場で観る映画10本のひとつ「マン・オブ・スティール」(スーパーマンのことね)が6月公開予定で、今から寝られない日々なんだけど、そのザック・スナイダー監督の作品をピックアップ! 「ドーン・オブ・ザ・デッド」、「300」、「ウォッチメン」と、コントラストがキツメで映像スピードに緩急つけた作品が多く、PVっぽいテンポが好きなに人にはたまらない監督です。

 なんでこれが青春映画なのかというと、登場人物がセーラー服を着ているので、たぶん女子高生なんだと思うからです。仲間と助け合い目的を達成するという要素も押さえています。ただ、観ればわかるけど、大変残念な青春で幕を閉じるため、iTunesのレビュー評価は散々。もっとも、おバカ映画好きにはかなり楽しんでもらえるハズ。

 遺産相続を狙う義父に刃向かって精神病院に連れて行かれ、ロボトミー手術をされることになるヒロイン、ベイビー・ドール(ここら辺からバカっぽい)。仲間と脱出するため、5つのアイテムを手に入れるのが大まかな話なので、アドベンチャーぽい展開が終始続く。このアイテムを奪う手段がこの映画のキモで、ベイビー・ドールがくねくね変なダンスを始めるとみんなが見惚れるので、その隙に仲間が手に入れるというわけ。

 ダンスが終わると病院の監視員などが感涙して拍手喝さいなんだけど、一切そのシーンはないのがおもしろいところ。その代わり、妄想を爆発させたファンタジー世界での冒険活劇がはじまる。ライターを奪うときは中世の城に乗り込んでドラゴン退治するとか、マップを奪うときはゾンビナチスとロボットバトルを繰り広げたりと、アニメっぽい演出が好きな人には絶対にたまらない要素が満載なのです。

 この監督、相当好き者のツボをわかっていて、着地するときは片膝ついて地面に同心円のヒビ入るとか、爆発や銃撃はやり過ぎの倍くらい多めとか、ロボットは可動部分が多いスチームパンク風だわ、観ているだけでニヤニヤしてしまうほど。

 この「インセプション」のような心理世界が延々続くうちに、どれが現実世界か曖昧になるため、最後に「え?」となる点も楽しめる。授業中に敵が襲ってきたら俺様がこんなに活躍するのに、という妄想ばかりの残念な青春を送っている人には、ぜひ観てほしい。

 なお、展開が丁寧につながり謎がちょっと薄まるエクステンデットカット版もあるので、2回はこっちもオススメ!(三宅)

エンジェル・ウォーズ(字幕版)」をiTunes Storeで見る

エンジェル・ウォーズ(エクステンデットカット)(字幕版)」をiTunes Storeで見る

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