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BYD「RACCO」

ラッコと一緒に、東北にいるホワイトライオンに会ってきた【BYD RACCO長距離レビュー】

2026年10月26日 18時00分更新

東京から東北サファリパークへ
片道約280kmのロングラン

 ということで、渋谷近くの首都高速中央環状線(C2)富ヶ谷出入口を起点に、福島県の東北サファリパークまでの約280kmを走ってみたいと思います。出発時のバッテリー残量は88%で、291km走行可能との表示。数字の上では行けそうですが、最寄りの二本松ICを降りてから充電できる場所があるかわからないので、手前の安達太良SAで充電することになるでしょう。そこまで行ければよいのですが。

 C2から東北道の浦和料金所へ。この時点でバッテリー残量は79%。あまり減っていないことに驚きです。

 高速道路ではクルーズコントロールをオン。フラフラせずキチンと動作するばかりか、コーナーの手前ではシッカリと減速する印象です。乗り心地はちょっと硬めで、ついでに言えばステアリングも重め。軽自動車っぽくないなぁと思いながら、安全運転です。

 歳を重ねるとトイレが近くなるものでして……。佐野SA(下り線)で小休憩。ここまで90km近く走って、消費電力量は9.9kWhとのこと。バッテリー残量は61%で、194km走行可能とのこと。残りの距離は188kmなので、これはギリギリ行けるのでは?

突然の豪雨で残量が急減、那須高原SAで充電

 佐野SAで休憩後、再び東北道を北上。すると突然の豪雨に襲われました。豪雨でもクルーズコントロールはシッカリと機能して安心なのですが、タイヤの接地感が薄れてちょっとこわいかも。あとでタイヤを確認したら、中国のサイルン製でした。

 ステアリングを握りしめ、「老眼で暗い道はこわいのに、雨だなんて……」と思いながら走行。ふとメーターを見ると、急激にバッテリー残量が減っていくではありませんか。バッテリー残量は17%/44kmなのに対し、目的地までの残りは85km。全然足りないので、那須高原SAで充電することにしました。

 新電元製の急速充電器に接続し、充電スタート。雨なので車内でメーターを見ながら「おぉ、ちゃんと50kWで入っているなぁ」などと思いつつ30分を過ごしました。30分後、67%まで回復。これなら確実に到着できるでしょう。

 ……なのですが、那須高原SAの次の安達太良SAで再充電。というのも、二本松ICを降りてから東北サファリパークまでの道のりは、ずーっと上りの山道。山の中で電池切れ、というのはシャレになりません。残量が5割を切っていたこともあって、今度はニチコン製の充電器につないで一休み。

15分で出力ダウン!? 時間課金の悩ましさ

 充電器のディスプレイを見て時間をつぶしていたのですが、最初は50kW近い出力で景気よく充電していたものの、15分を過ぎた途端に30kWへと出力ダウン。「おいおい、これはどうなってるんだ?」と思ったら、急速充電器の中には、最初の15分だけ最高出力で充電し、15分が経過すると、安全管理やケーブル・バッテリー保護の観点から出力を制限するものがあるのです。

 それでいて、料金は77円/分(e-Mobility Power会員が高速道路で充電した場合)で変わらない……。何か納得できないですよね。出力別の時間課金ではなく、充電量に応じたkWh課金方式にしていただきたいものです。

後席を活かせば車中泊もラクラク

 こうして94%まで充電。朝早いこともあり、ちょっと仮眠することにしました。

 助手席側の後席の座面をチルトアップし、空いたスペースに荷物を置いて、助手席を倒すだけ。こうすれば頭の上に荷物がなくなってスッキリ。この使い勝手のよさ、やっぱりN-BOX……。

2回の充電で東北サファリパークに到着

 朝起きて、二本松ICで東北道に別れを告げ、「野生の王国・東北サファリパーク」に到着。2回の充電でたどり着くことができました。残量も十分なので、この辺りで色々遊んでも大丈夫そうです。

 園内の駐車スペースに停めようとリバースに入れると、センターディスプレイにバックカメラの映像が表示されます。さらに左右の死角の映像も表示。これは車庫入れにとても便利!

ホワイトライオンとご対面、ラッコの実力は?

 こうしてホワイトライオンとご対面。ホワイトというより金色といった印象でしたが、ともあれカッコいい。堪能しました。

 EVだからパワフル。それでいて静か。軽自動車こそBEVだよなぁと思っていたのですが、ラッコはほかの軽EVよりも静粛性が高いように思います。これを知ったら、ガソリンエンジンの軽自動車には戻れません。これから軽自動車を買うならBEV、それもラッコでは? という思いになります。

 ただ、気になったのはルームミラー。取り付け位置がとても高く、見ようとすると首を相当上に向けないと見ることができません。ここはちょっと改善してほしいなぁと思いました。

 ですが、それ以外に目立って気になる部分はなく、軽自動車の新しい扉を開いたような気がします。カワイイ名前で、よくできた子。とても初めての軽自動車とは思えない出来栄えでした。

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