表面を軽く削って形を整えるのに使うのが、砥石ビットの3本。ピンクのヤツです。金属などの表面研磨、バリ取りなどで使われることが多いです。木材やプラスチックだとスグに目が詰まってしまいますが、使えなくはありません。
続いてよく見るのが、ダイヤモンドビットの3本。こちらは硬度が高いため、硬質素材を削り取るのが得意です。ステンレスなど硬い金属を削る、ガラスや陶器に彫刻する、穴をあける、といった用途で活躍します。
球形に刃が並んだビットが、超硬ロータリーバー。金属や木材などをゴリゴリ削り取っていけるビットで、大きく削って形を作っていくのに向いています。木材やプラスチック、金属ならアルミや真鍮といった、硬度が低めの素材向きでしょうか。
見た目でスグにわかるのが、ドリルビット。穴あけ用です。このルーターはトルクがないため穴あけは不得意ですが、薄いプラスチックや木材に穴あけするといった用途であれば、十分使えます。3mm径のが1本付属していました。
柔らかい素材の表面研磨や削りカス除去、バリ取りなどで活躍するのが、ナイロンブラシ。研磨力はかなり低いので、研磨というより清掃用だと思った方がいいです。イメージ的には、歯ブラシで擦る感じですかね。
残りの3本はやや特殊。まずは、円盤系パーツの固定に使うマンドレルから。これは先端がネジ+2枚のワッシャーになっているのが特徴。このネジを外し、ワッシャーで丸鋸刃や切断砥石を挟み、ねじ止めして使用します。
続いては、研磨用のサンディングバンド(筒状のやすり)を固定するマンドレル。これはゴム管がネジ止めされているもので、これを筒状のサンディングバンドに挿し込みます。このままだと空回りしてしまいますが、ネジを締めるとゴム管が圧縮されて外に膨らみ、しっかり固定できます。
最後のマンドレルは、バフ用。これは円形のフェルトなどで、研磨剤などを付けて表面を磨くのに使います。使い方は簡単で、中心部にねじ込むだけ。これで固定されます。なお、バフや研磨剤は付属していないので、別途用意する必要があります。
●最初に手に入れたい良質な入門セット
細かなスピード調整や正転・逆転切り替え、最大連続使用時間が20分、充電しながら利用可能といったように、使い勝手が良く、コストパフォーマンスにも優れているのが良いところです。
さらに基本的なビットがセットになっており、これがあれば「とりあえずミニルーターでやりたいことが一通りできる」といっても過言ではありません。しかも価格は実売3480円と高くないため、入門セットとしてピッタリです。
なお、ビットの軸径は2.8~3.2mmと一般的なもの。100均とかで売られているビットがそのまま利用できるので、使いたい形状や種類のビットがないという時でも、簡単に追加できるのも良いところです。
弱点は、小型のミニルーターだけあってトルクが弱めなこと。押し付けるとスグに止まりますし、指で触れるだけでも回転数が落ちます。堅い素材をゴリゴリ削ろうとしても難しく、少しずつ削るしかありません。
また、柔らかい素材でも厚みがあると、切り進むと接触抵抗が増え、止まってしまいがち。とくに丸鋸や切断砥石でカットしようとしても、思ったほど深くカットできないことが多いです。
大きく加工する用途ではパワー不足となりますが、表面の研磨やバリ落とし、ちょっとした形状の修正などであれば十分。ミニルーターを初めて使う人はもちろん、激安ミニルーターを買ってみたけど全然使えなかったと嘆いたことのある人に、オススメできる製品だと感じました。
●お気に入りポイント●
・3480円とは思えない基本性能
・充電しながらでも利用可能
・やりたいことがひと通りできるセット
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