最近は充電池を内蔵した機器が増え、乾電池の利用頻度が下がっています。それでも、手軽に使える電源としては今でも便利。とくに単3形や単4形あたりは一般的に使われていますから、家に常備しているという人が多いでしょう。また、CR2032などのコイン形電池も小型の機器でよく使われるので、結構な頻度で購入している人は多いはずです。
これに対して、昔使ったけれど最近は売ってるのもあまり見ない気がする……という乾電池もあります。それが、006P型の9V電池。その形状から、「角型電池」などと呼ばれることもあります。
これ1つで9Vという高い電圧を実現できることから、ポケットラジオやテスター、ワイヤレスマイク、ラジコン、おもちゃのトランシーバーなどで使われることがありました。
ウチにも006P型乾電池を使う機器はいくつか残っていて、探してみたところ、赤外線温度計、照度計、ESRメーター(LCRメーター)あたりが見つかりました。ただし、これらの機器の出番はあまりありません。理由は簡単で、すでにより新しい機器、もしくは高性能な機器を持っているからです。
とはいえ、動作がおかしいときは、確認用としてこれら古い機器を引っ張り出してくることもあります。そんな時に困るのが、肝心の006P型乾電池が手元にないこと。普段使わないので常備してないんですよね。機器内に電池が入っていたとしても、大抵とっくの昔に電池切れして動きません。
どうせ006P型電池を買うなら、何度も繰り返し使える充電池にしたいと思い、最初はニッケル水素の製品をチェックしていたのですが、専用の充電器が必要となるため使い勝手がイマイチです。そこで、USB Type-Cで充電できるリチウムイオン充電池を試してみることにしました。
●同じ9V充電池なのに「9V」と「8.4V」がある?
製品選びで頭を悩ませたのが、この006P型のリチウムイオン充電池には大きく2つの種類があることです。1つは電源回路などが内蔵されており、ちゃんと9Vの電圧が出るもの。もう1つが、セルを2つ直列にした7.4V(最大8.4V)のものです。
前者はしっかり9V出るので、電圧が低くて動作しないといった不安はありません。ただし、電源回路などの影響で電源にノイズがのる可能性があります。これに対して後者はノイズの心配は少ないものの、電圧が低いため、動作が不安定になる可能性があります。
今回購入した「ENEGON 9V充電式リチウム電池(フラッグシップモデル)」(以下、ENEGON)は、9V出力してくれる前者タイプ。実は少し前から、後者タイプとなるEBLの製品を使っていたのですが、電圧が低いことが少し気になっていました。
残念ながら、EBLの製品は現在売り切れ。ということでENEGONをメインに、EBLの製品と比較しながら紹介していきましょう。
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