第482回
MSI「Claw 8 EX AI+ CG3EM」をレビュー
CPU性能はRyzen 7 5700Xに比肩!Arc G3 Extreme搭載ポータブルゲーミングPCの性能は驚異的だった
2026年09月01日 10時00分更新
インテルが昨年から量産を開始した「Panther Lake」(開発コードネーム)は、同社の最新プロセス「Intel 18A」を初採用し、同社の半導体製造事業の命運をかけて設計されたCPU(SoC)だ。Panther Lakeは「Core Ultraシリーズ3」としてノートPC向けに出荷されているが、これをポータブルゲーミングPC向けに再構成したものが「Arc Gシリーズ」である。
そして、このArc Gシリーズを採用したポータブルゲーミングPCの1つがMSIの「Claw 8 EX AI+ CG3EM」(以降、Claw 8 EX AI+と略)である。Arc Gシリーズには2モデルあるが、Claw 8 EX AI+は最上位である「Arc G3 Extreme」を採用。さらに、タッチ対応の8型ディスプレーに32GBのLPDDR5X-8533メモリー、1TB SSDを盛り込んだハイエンドモデルだ。
実売価格は28万9800円前後と手軽には買えない値段だ。しかし、最新のインテル製SoCを採用し、重量わずか785g(公称)のボディーにまとめられた「Windows 11ベース」のゲーミングPCであること。そして、メモリー価格高騰の時代に32GBのメモリーを備えていることを考えると、妥当な値付けではないだろうか。
今回、筆者はインテルよりClaw 8 EX AI+を含んだArc G3 Extremeの評価キットをお借りできた。Arc G3 Extremeがどのようなゲーム、どのようなプレイスタイルに向いているかを検証していきたい。
箱の中にはClaw 8 EX AI+本体とUSB Type-Cの充電器のほかに、OWC製のThunderbolt 4ドック「Thunderbolt Go Dock」が同梱されていた。Thunderbolt Go DockからClaw 8 EX AI+に直接給電できるだけでなく、USBポートも確保できるので検証が非常にラクだった
ボタン配置はXBOX準拠。Claw 8 EX AI+はWindows 11の「XBOXモード」での動作をデフォルトにしているのでこの配置は至極当然。スティックの上に小さなボタン「三」と「M」があるが、下の「M」はMSI独自のランチャー(MSI Center M)を呼び出すためのボタンである
Claw 8 EX AI+の上部にはThunderbolt 4対応のUSB Type-Cが2基とmicroSDカードスロット、4極対応のオーディオ入出力ジャックを備える。ちなみに、電源ボタンには指紋認証リーダーも組み込まれている
前もってお断りしておくと、本稿はClaw 8 EX AI+の製品レビューというよりも、Arc G3 ExtremeのパフォーマンスはデスクトップPCに比べてどの程度強い・弱いかにフォーカスしている。よってRyzenベースのライバル機との比較は実施していないことをお断りしておく。
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