Windows標準機能「記憶域スペース」を使ってみた
続いては、Windows 11の標準機能である「記憶域スペース」を解説していこう。Windows Homeにもある基本機能で、手軽に構築できる。「記憶域スペース」には、「シンプル」=複数ドライブを1台として認識する。「双方向ミラー」=RAID1と同じく、2台のドライブに同じデータを書き込む。「3方向ミラー」=3台のドライブに同じデータを書き込むことで、2台のドライブが同時に故障してもデータが保護される。「パリティ」=RAID 5と同じく、障害に備えたパリティをドライブに書き込む。といった4つの機能が備わっている。
今回の趣旨からは脱線するが、「記憶域スペース」は、SSDでも使用できる。もし余っている2.5インチSSDが複数台あるなら、「シンプル」で、1つにまとめて使うのもおすすめだ。
ユーザーデータをHDDに引っ越し
データアクセス速度が高速なSSDは、使用頻度が低いデータ類の占有量を少しでも減らしたいところ。HDDの運用方法、PCの使い方に合わせて、高速な読み速度を必要としないデータ類はHDDに移動させてしまおう。
「ダウンロード」「ドキュメント」「ピクチャ」「ミュージック」「ビデオ」などといったWindows標準のユーザーフォルダーは、簡単に移動できる。自身で作成したフォルダーとともに、丸っと引っ越ししよう。
使用しているアプリケーションは、人それぞれ。一例としては、定番写真編集、管理アプリケーション「Adobe Lightroom Classic」のアーカイブフォルダーの移動がおすすめだ。カタログデータはメインストレージのSSD(ユーザーフォルダー「ピクチャ」)に残したまま、RAWデータが入っているアーカイブフォルダーをHDDに引っ越しするのだ。
外付けHDDケース運用だと、「Adobe Lightroom Classic」使用時に都度接続する必要はあるが、SSDの容量を大きく減らせるだろう。ちなみに筆者は12年近く、NASに保存しているが編集、現像作業はスムーズにできている。さらにカタログもあまり容量が大きくならないように、2年ほどで新しくしている(それまでのカタログファイルは、NASに保管)ため、メインストレージの容量も小さい。
保存先の変更は簡単で、保存先フォルダーをHDDにコピー、「Adobe Lightroom Classic」で変更したフォルダーの場所を指定するだけだ。
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