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【鉄板&旬パーツ】インフレ時代のストレージ新常識!今こそ見直す大容量HDD活用術

 少し前までは、撮り溜めた写真や動画、複数のゲームタイトルなど、残容量を気にせずにメインストレージのSSDに保管できていた。

 しかし、あらゆるものの価格が高騰しているインフレ時代のこれからは、データ保存先としてコストを抑えられるHDD(ハードディスク)に再注目したい。近年はほとんど取り上げられることにないHDDの使用法や活用術をレクチャーしよう。

 残念なことにHDDも価格が高騰しているが、SSDで人気だった容量2TBがHDDなら2万円以内で購入でき、容量6TBでも3万円前後となっている。2TBあれば、テキスト、写真、動画、音楽といったユーザーデータに、ゲームタイトルのデータまで、容量を気にせず保存できる。

HDDも過去最安値から大幅に上昇しているが、データやバックアップ用ストレージとして、十分手が出る価格だろう

 HDDってナニ? という人は少ないと思うが、最近PCを触りだした人は、HDDを使ったことのない人も多いだろう。そんなHDDのあれこれを紹介していこう。

数年前までは当たり前だったメインストレージ=SSD、データ=HDDのデュアルストレージでの運用が復活

コストを抑えて大容量を実現できるHDD

 HDD(ハードディスク)の基本のキから学んでいこう。HDDは磁性体の塗られた円盤形状金属「プラッター(磁気ディスク)」に、「磁気ヘッド」でデータを書き込み、読み出しする仕組みとなっている。この磁気ディスクは高速で回転するため、動作中に駆動音がするほか、衝撃や振動に弱いといった面がある。

 SSDは、このHDDの弱点を克服したうえ、高速な読み書き速度を実現したことで、長らくメインストレージの座を占めていたHDDに取って代わったのだ。

HDDの内部

 HDDの接続方式は、6Gbps(最大転送速度600MB/秒)のシリアルATA(SATA3)ポートになる。旧式のポートだが、最新のマザーボードにも備わっている。パフォーマンス面でも最新HDDの性能を最大限引き出せるので安心だ。

HDDには、SATAポート(右)とSATA電源コネクター(左)を備える

マザーボードには、複数のSATA3ポートが搭載されている。複数台のHDDを運用することも可能だ

HDDスペックはここを確認しよう

 HDDのスペックで確認するべきところは4つある。そのひとつが2.5インチと3.5インチがある「サイズ(規格)」になる。現在の主流は3.5インチで、PCに内蔵する際はケーススペックの3.5インチベイ、または3.5インチシャドウベイの数を確認しよう。また、USBインターフェース接続の外付けケースを選ぶ際は、3.5インチ対応を選べばいい。

HDDの主流は3.5インチ規格だ

 ふたつ目は「回転数」で、数値が大きいほど、読み書き速度が向上し、回転数5400rpmと7200rpmのモデルが多い。5400rpmモデルのほうが低消費電力を謳っており、静音性や発熱面に優れるが、7200rpmモデルに比べてデータの読み書き速度が劣ることがある。

 回転数5400rpmのWestern Digital製NAS向けHDD「WD Red 6TB」と、7200rpmのSeagate製エンタープライズ向けHDD「Exos 7E10 4TB」を、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 9.0.1」でテストした結果が以下だ。

 メーカーや用途が異なるので、横並びの比較はできないが、回転数が7200rpmとなる「Exos 7E10 ST4000NM024B」は、連続(SEQ シーケンシャル)読み書き速度が、HDDの最大性能に近い250MB/秒台となっている。

「WD Red WD60EFRX」の結果

「Exos 7E10 ST4000NM024B」の結果

 一例として、21GBの動画と、226ファイル、合計4.38GBの写真データフォルダーをファイルコピーアプリ「FastCopy ver5.11.3」を使用して、SSDからHDDにコピーした際の時間を確認すると、書き込み速度の差がしっかりと現れている。

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