週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

G-Master Spear 2 Z890iをレビュー【後編】

250K Plus&RTX 5070 Ti搭載ゲーミングPCの性能を検証!Forza Horizon 6は4Kでも快適に遊べる?

2026年08月23日 10時00分更新

G-Master Spear 2 Z890i

 サイコムの「G-Master Spear 2」シリーズは、用途に応じた構成にカスタマイズしやすいBTOパソコンだ。対応するCPUシリーズの違いで3つのモデルがあるが、今回試したモデルはインテルZ890チップセットを採用し、Core Ultraシリーズに対応した「G-Master Spear 2 Z890i」である。

 前編では写真を中心にご紹介したが、今回は定番ベンチマークソフトやゲームなどを用い、性能面をチェックしていこう。

サイコムのスタンダードゲーミングPC「G-Master Spear 2 Z890i」。標準構成の直販価格は45万3130円(送料込み)だが、「サイコム サマーキャンペーン2026」(2026年8月31日まで)中は40万4150円で購入できる

G-Master Spear 2 Z890i
標準構成の主なスペック 試用機の主なスペック
CPU インテル「Core Ultra 7 270K Plus」
(24コア/24スレッド、最大5.5GHz)
インテル「Core Ultra 5 250K Plus」
(18コア/18スレッド、最大5.3GHz)
CPU
クーラー
Noctua「NH-U12S redux」(空冷、120mmファン、サイドフロー)
マザー
ボード
ASRock「Z890 Pro RS WiFi」(インテルZ890、ATX)
メモリー 32GB(16GB×2)、DDR5-5600 <メジャーチップ・JEDEC準拠品>
ストレージ Crucial「P510 CT1000P510SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 5.0) Crucial「T500 CT1000T500SSD8」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0)
ビデオ
カード
Manli「Nebula GeForce RTX 5060 Ti 16GB GDDR7」(GeForce RTX 5060 Ti、16GB GDDR7) サイコム「Silent Master Graphics RTX5070Ti 16GB」(GeForce RTX 5070 Ti、16GB GDDR7)
PCケース Fractal Design「Epoch S White TG Clear Tint」(ATX、ミドルタワー)
電源
ユニット
Cooler Master「ELITE Gold 850 FM」(850W、80 PLUS GOLD)
通信機能 2.5GbE(有線LAN)、Wi-Fi 6E(無線LAN)、Bluetooth 5.3
サイズ 215(W)×447(D)×469(H)mm
OS Microsoft「Windows 11 Home」

ミドルクラスでも物理18コア!コスパが魅力のCore Ultra 5 250K Plusを採用

 試用機のCPUは「Core Ultra 5 250K Plus」。6基のPコアと12基のEコアを備え、従来シリーズの同セグメントにあった「Core Ultra 5 245K」と比べ、Eコアが4基も増加しているため、マルチスレッド性能が段違いに上がっている。

 また、従来シリーズの格上モデルである「Core Ultra 7 265K」と比べると、Pコアが2基ぶん少ない。つまり、Core Ultra 5 245Kと、Core Ultra 7 265Kの中間くらいの性能が期待できるわけだ。しかしながら、D2Dクロックの向上などもあり、ゲーミング性能はどちらかといえばCore Ultra 7 265K寄りである。

G-Master Spear 2 Z890i

CPU-ZでCore Ultra 5 250K Plusの詳細をチェック。右下のコア構成を見るとしっかり「6P+12E」となっている

 まずは定番の「CINEBENCH 2026」から試してみよう。このベンチマークソフトは、約10分間のCGレンダリングを行い、その速度からCPU性能を測ってくれるもの。テストはすべてのコア/スレッドを使用するMultiple Threadsと、1つだけ使用するSingle Threadの2つを試した。

 結果は「pts」という単位の独自スコアーで表示され、この値が高ければ高いほど高速なCPUとなる。なお、Multiple Threadsでは各コアにはほぼ100%の負荷がかかる。そのため、きちんとCPUが冷えているかどうかを見るためのテストにもうってつけである。

G-Master Spear 2 Z890i

CINEBENCH 2026の結果

 結果はMultiple Threadsが7263ptsで、Single Threadが566pts。メモリー速度の影響が出やすいベンチマークソフトだが、期待通りのスコアーになってくれた。とはいえ、一応高負荷時のCPUの温度は見ておこう。

 モニタリングツール「HWiNFO64 Pro」で確認してみたところ、Multiple Threadsテスト実行時で、CPUの最大温度は87度。しっかり冷却できており、CPU本来の性能が出せているようだった。

G-Master Spear 2 Z890i

CINEBENCH 2026のMultiple Threadsテスト終了直前の様子

 しかしながら、さすがにCPUクーラーのファンは高回転になり、動作音は少し大きめの印象。高負荷時の静音性を高めるなら、簡易水冷クーラーなどにカスタマイズしたほうがよさそうだ。

 なお、CPUの電力設定は最大ターボパワー(PL2)も、プロセッサーのベースパワー(PL1)も159Wになっていた。PL1の本来の定格は125Wだが、電力と冷却性能に余裕があるなら、PCメーカーが変更しても構わないので問題ない。

 つまり、試用機のPL1=159Wという設定は、高負荷時でもCPU温度が上がり過ぎず、サーマルスロットリングも作動しないという絶妙なチューニングといえる。この電力設定のうまさもサイコムG-Master Spear 2 Z890iの魅力だ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります