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初海外で北米は無理? バンクーバーは拍子抜けするほどラクでした

2026年05月27日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス/ASCII

●多国籍国家ならではの「食のレベルの高さ」

 「海外旅行に行くと食事が合わない」という悩みもバンクーバーなら無縁。移民が多く多国籍な文化が入り混じるバンクーバーは、世界中の本格的なグルメが楽しめる美食の街です。

高級レストランのほか、ダウンタウンにはフードコートも多く、各国の料理が楽しめる

かなり日本食レストランが多い街です

 海に面しているため、牡蠣やサーモンなどの新鮮なシーフードは絶品です。同時に、本格的な中華料理やインド料理、そして日本食のレベルも非常にハイレベル。日本食レストランでは、日本人シェフが腕を振るっていることも多く、「現地の味に疲れたら美味しい和食で胃を休める」という逃げ道が用意されているのも初心者にとって心強いポイント。

BBQハウスで食べた、現地の肉山盛りセット(98カナダドル/約1万1280円)。3人でも食べきれない量で、お持ち帰りして夜食としてもいただきました

酒屋には地元のブリュワリーを始め、各地のビールがラインアップされていて、ビール党にもおすすめ

 B級グルメとしてオススメなのが、バンクーバー発の「JAPADOG」。2005年に日本人夫婦がオープンし、現在ではバンクーバー周辺に複数の店舗や屋台を構えるほどの人気チェーンに成長しています。

バンクーバー空港のフードコートにもある「JAPADOG」

 照り焼きソースや大根おろし、ネギ味噌など、和風の味付けを取り入れたユニークなメニューが特徴。今回は焼きそばドッグをチョイス。まさに日本で食べるような焼きそばパンだけど、ソーセージがはいっていてホットドック感もあり、不思議な感じです。

「TERIYAKI」や「TEMPURA」など、馴染みのワードが郷愁をそそります

YAKISOBAは7.98カナダドル(約920円)

●実は“アメリカ攻略ルート”にもなる都市

 バンクーバーはカナダの都市ですが、実は「アメリカへの乗り継ぎ」において最強のゲートウェイともいえます。通常、アメリカに入国する際は、到着したアメリカの空港で厳しい入国審査を受け、長い列に並ばなければならないこともしばしばあります。しかし、バンクーバー国際空港にはアメリカの「プレクリアランス(事前入国審査)」という設備があります。

アメリカへ飛ぶ前に入国審査ができるのが、バンクーバー国際空港の利点

 これは、バンクーバー空港でアメリカの入国審査と税関を済ませてから飛行機に乗ることができる設備。アメリカの入国審査を本国ではなくバンクーバーでする方が混雑を避けられる傾向にあり、必然的に並ばずにスムーズに通過できることが多いわけです。審査を終えてしまえば、アメリカ到着後は国内線と同じ扱いで到着ロビーに出られるため、到着後の疲労感もまったく違います。

 特に長時間のフライトが苦手な人は、まずはバンクーバーに到着して、1泊してからアメリカの各都市へという旅行プランもオススメです。

バンクーバーは、アラスカクルーズの発着地としても人気

●唯一の落とし穴。eTAの申請だけは気をつけて!

 初めての海外旅行や、限られた日数で効率よく楽しみたいトラベラーにとって、これほど完璧な条件が揃う都市はなかなかありません。次の旅先として、ぜひ検討してみてください。

 ただし、ひとつだけ注意点があります。カナダへの渡航の際にはeTA(電子渡航認証)の事前申請が必要です。一度取得すれば5年もしくはパスポートの有効期限までは有効です。

カナダへの渡航にはeTAの申請が必要(公式サイト)

 申請はウェブサイトでできるのですが、カナダ公式サイトから申し込めば7カナダドル(約800円)ですみます。ところがGoogleで検索して上位に出てきた代理店のサイトから申し込むと……なんと1万7800円ほど。

 実は今回、自分もこれに引っかかってしまいました。電子渡航認証をサイトから申し込む場合、カナダに限らずほかの国も代理店サイトが検索上位に表示されるんです。それは知っていたのですが、なんとなくボーッと作業をしていて間違えてしまいました。

検索からのリンクではなく、公的機関や航空会社のリンクからアクセスしましょう

 ちゃんとeTAは申請されるため詐欺とまでは言えないのですが、さすがに約22倍の料金は大きい。電子渡航認証を申請する公式サイトは大使館や領事館、または航空会社のサイトからリンクが貼られているので、そこからアクセスするのが安全です。皆さんもカナダを含め電子渡航認証が必要な国に行く際はご注意を!

この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)

世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。

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