Lepton Motion Pro II B860iをレビュー
Core Ultra 7 270K Plus&RTX 5060 Ti 16GBで映像編集にローカルLLM、ゲームも快適なPC!まるっこいずんぐりボディーもカワイイ
2026年05月19日 10時00分更新
サイコムが扱うBTOパソコンは、大きく6つの分類がある。それぞれを簡単に紹介すると、自分好みにカスタマイズしやすい「スタンダードPC」、ビデオカードまで水冷化した「デュアル水冷PC」、標準構成でも多くのゲームが快適に動く「ゲーミングPC」、低騒音にとことんこだわった「静音PC」、映像・写真・音楽編集から生成AIの運用までこなせる「クリエイティブPC」、長期の手厚いサポートで長く使える「プレミアムPC」だ。
その中でも、デュアル水冷PCと静音PCは同社の“顔”ともいえるモデルとなる。独自に水冷ビデオカードや、静音ビデオカードを作ってしまうというほどのこだわりようで、他社PCとは一線を画す作りになっている。では、これ以外のモデルが見劣りするのかといえば、そんなことはない。今回は「クリエイティブPC」の中から、リフレッシュされた新たな映像向けモデル、「Lepton Motion Pro II B860i」を紹介していこう。
| Lepton Motion Pro II B860i | ||
|---|---|---|
| 標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
| CPU | インテル「Core Ultra 7 270K Plus」(24コア/24スレッド、最大5.5GHz) | |
| CPU クーラー |
Noctua「NH-U12S chromax.black」(空冷、120mmファン、サイドフロー) | |
| マザー ボード |
ASRock「B860M Pro RS WiFi」(インテルB860、Micro-ATX) | |
| メモリー | 32GB(16GB×2)、DDR5-5600 <メジャーチップ・JEDEC準拠品> | |
| ストレージ | Crucial「P310 CT2000P310SSD8」(2TB M.2 SSD、PCIe 4.0) | |
| ビデオ カード |
MSI「GeForce RTX 5060 Ti 16G SHADOW 2X OC PLUS」(16GB GDDR7) | |
| 拡張カード | なし | ASUS「XG-C100C V3」 (10GbE、PCIe 3.0×4) |
| 電源 ユニット |
Cooler Master「ELITE GOLD 850 MPX-8505-AFAG-BJP」 (850W、80 PLUS GOLD) |
|
| PCケース | Cooler Master「MasterFrame 400 Mesh Black MF400M-KHNN-S00」(Micro-ATX、ミドルタワー) | |
| PCケース ファン |
底面:Noctua「NF-A20 PWM」(200mm) | |
| 通信機能 | 2.5GbE(有線LAN)、Wi-Fi 6E(無線LAN)、Bluetooth 5.3 | |
| サイズ | 261(W)×471(D)×373(H)mm | |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home」 | |
| 直販価格 | 44万2450円 | 45万8380円 |
組み換え自在のユニークな背が低いPCケースを採用
本体の写真だけを見ると、かなりコンパクトだと思ってしまうが、実際は261(W)×471(D)×373(H)mm。高さはミドルタワーPCの3分の2くらい、奥行きはほぼ同じと、実はそこまで小さくない。
ではなぜ小さく見えるのかというと、横幅が一般的なミドルタワーPCよりも40~50mmほど大きく、相対的に高さと奥行きが小さいと錯覚してしまうのだ。また、角が丸くずんぐりむっくりなボディーデザインが、コンパクトな印象を与えているというのもある。
とはいえ、あくまで「思ったより小さくない」というだけで、ミドルタワーPCと比べれば小さい、という事実は間違いない。そんなLepton Motion Pro II B860iの内部を見ていこう。
まず気づいた点は、電源ユニットが前面側に移動していること。一般的なデスクトップPCのレイアウトだと、電源ユニットは背面側に設置することが多いが、本機は前面側に移動することで、空間を有効活用。小さくても窮屈感のないレイアウトを実現している。
CPUクーラーは、Noctuaの「NH-U12S chromax.black」。サイドフローの空冷クーラーで、ファンはもちろん、ヒートシンクやヒートパイプまで黒で統一している点が特徴だ。優れたCPUクーラーであることは間違いないのだが、今回レビューする試用機のCPUは24コアのCore Ultra 7 270K Plus。どこまで冷やせるのかは、のちほど検証する。
ビデオカードは一般的な空冷モデルを採用しているが、ビデオカードステイの構造がユニークだ。ビデオカード手前、PCケースのフレーム部分に取り付けて使うもので、任意の高さに調整可能。重たいビデオカードを支え、スロットや基板への負担を大幅に軽減している。
電源ユニットが前面にあることもあり、吸気ファンは底面に装備。この吸気ファンは200mmと大型だ。しかもNoctua製の「NF-A20 PWM」を採用しているため、動作音は静かだが強力に冷たい外気を送り込んでくれる。
内部を見たとき、PCというよりも機械的な印象を受けたのだが、これはCooler MasterのPCケース「MasterFrame 400 Mesh Black」によるところが大きい。そこまで機械的だと感じなかった人でも、逆サイド、裏面から見ると納得してもらえるだろう。
このPCケースはモジュラーデザインを採用し、各パネルやブラケットの多くが着脱できる。組み替えることで、縦置きや上下反転もできるというのだから驚きだ。なお、Lepton Motion Pro II B860iは横置きスタイルを採用している。
なお、パネルはマグネット固定が多く、ツールレスでメンテナンスが可能。定期的な清掃はもちろん、レールを組み換えれば好きな位置にファンやSSD、HDDといったPCパーツを固定できるだけに、購入後のカスタマイズを楽しみたいという人にもうれしい仕様となっている。
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