第476回
Core Ultra 200S Plusシリーズを検証【中編】
ゲーム30本でCore Ultra 7 270K PlusとCore Ultra 5 250K Plusの性能テスト!9700Xや14700Kよりも優秀で、Intel BOTの恩恵も大きめ
2026年04月15日 10時00分更新
コア間レイテンシーを改めて確認する
ゲームの比較に入る前に、前回実施したコア間レイテンシーについて、Core Ultra 7 270K PlusとCore i7-14700Kを比較しておこう。今回も「core-to-core-latency-plus」を使用し、コア間レイテンシーを計測してヒートマップを作成した。
実行時の引数は「core-to-core-latency-plus 5000 300 -b 1」として、計測ループ5000回、300回のサンプルからレイテンシーの平均値を求めている。連続30回の計測をそのままアニメーション化したヒートマップと、30回の計測から平均値を求めたヒートマップの2種類となる。
Core Ultra 7 270K Plus:core-to-core-latency-plusで30回計測したログから作成したコア間レイテンシーのヒートマップ。数値の単位はすべてns(ナノ秒)である(以降、同様)
Core i7-14700K:core-to-core-latency-plusで30回計測したログから作成したコア間レイテンシーのヒートマップ。レイテンシーのレンジがほかのCPUと大幅に異なる点に注目
Core Ultra 7 270K PlusとCore i7-14700Kの決定的な違いは2つ。まずCore i7-14700KのPコア(Core ID 0〜15)には、極めてレイテンシーの小さい(4ns)ペアが存在する。これはSMTにより生まれた双子の片割れであり、L1キャッシュを共有しているため、レイテンシーが極めて小さくなっているのだ。
その反面、Eコア(Core ID 16〜27)はクラスター内・外に関係なくレイテンシーが大きいものの、PコアとEコア間はそれほど大きくない。つまり、インテルはCore Ultra 200Sシリーズ以降において、Eコアクラスター内のレイテンシーを縮めることに成功した一方で、Pコアのレイテンシーを犠牲にしてしまった、といえるだろう。
このレイテンシーの傾向を念頭に置きつつ、ゲーム検証をご覧いただこう。
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