2024年7月3日~5日に開催される「トヨクモkintoneフェス」。目玉企画の1つがkintoneエバンジェリスト8人が集合して、それぞれ気になるテーマを語り合う「kintoneエバンジェリストしゃべり場」。収録現場を見てきたASCIIオオタニがkintoneユーザー必見のエバンジェリスト対談の濃厚さをお伝えする。
kintone+トヨクモの活用例が満載のイベント
「きっと もっと好きになる、kintone」をテーマに開催されるトヨクモkintoneフェスは、数多くのkintone連携サービスを提供するトヨクモが手がけるオンライン&リアルイベント。7月3・4日がオンライン、5日がオフラインイベントで、25以上のkintone+トヨクモ製品の活用例が大公開される。昨年は1500名以上が参加し、満足度は97.6%に及ぶすごいイベントだ。
トヨクモは3万3000社を超えたkintoneユーザーの約1/3にあたる1万社が利用する連携サービスを手がける。kintoneにデータ保存できるWebフォームを作れる「FormBridge」、kintone内の情報を帳票出力できる「PrintCreator」、kintone内の情報を外部に公開できる「kViewer」など、kintoneの足りない部分を絶妙に補う製品群を展開。kintone hiveの事例で必ず登場するといっても言いほどスタンダードな連携サービスなのだ。
そんなトヨクモの一大イベントだけに、登壇者はとても豪華。過去にkintone hiveをはじめとしたサイボウズのイベントやセミナーに登壇した猛者たちが一同に会する。kintoneとトヨクモ製品を組み合わせた事例や活用ノウハウの発表なので、より具体的な製品の使い方に踏み込んでくれるのは間違いない。また、旭川市、神奈川県、北九州市、神戸市など自治体の登壇が多いのもトヨクモならではと言える。
8人のエバンジェリストが本音でぶつかり合う
さて、注目なのは7月4日に配信される「kintoneエバンジェリストしゃべり場」。これはkintoneエバンジェリスト8人が「kintone」「業務改善」「バックオフィスの悩み」のテーマをもとに、業務改善のヒントを探る対談形式のセッションだ。登壇するのは
という8人のエバンジェリストになる。
実はトヨクモさんのご厚意で、エバンジェリスト対談の事前収録の場面に立ち会うことができた。セッションはそれぞれ持ち込んだテーマを他のエバンジェリストがコメントするという内容だったが、「後継者問題」「情報システムとの関係」「予算問題」「投資対効果」などテーマ設定が絶妙だった。
3時間に渡る収録だったが、kintoneの表も裏も知り尽くした8人が揃うたけでも大迫力なのに加え、ユーザー企業、情報システム部、パートナーとそれぞれ立場も違っており、多角的な意見が寄せられたのが興味深かった。瀧村氏や峠氏は「鋭く軽妙に」、小竹氏や小泊氏は「静かに本質を」、久米氏や森田氏は「技術観点も忘れずに」、きったん氏と中島氏は「コミュニティのエモい話も」といったイメージだろうか。業務改善のツボをkintoneユーザーであれば、必見の内容と言える。
そして、最終日の7月5日はユーザー交流会をサイボウズ東京オフィスでリアル開催。活用例コンテストの「トヨクモALIVE」のほか、ゲストによる基調講演も開催。残念ながらすでに入場枠はいっぱいとなってしまったが、オフラインならではの貴重な機会になるのは間違いない。
kintoneとトヨクモのユーザーはもちろんのこと、自治体DXの関係者にとっても注目のイベント。ぜひ参加を検討したい。
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