第59回
JONSBO「C6 Handle」
【鉄板&旬パーツ】ギッシリ詰め込んだ感が最高な小型ケースでPCを組んだら想定外のことが多数起きた
2024年05月18日 12時00分更新
多数の想定外が! これぞPC自作の醍醐味かも
ひと通りパーツを用意したあとは、「C6 Handle」に組み込んでみることに。というわけで、4面パネルをサクッと取り外し、CPUを取り付けたマザーボードをフレームに収めたのだが、マザーボードとフレームの間がほとんどないことに気がついた。コンパクトPC自作”あるある”ではあるが、マザーボードのチョイスをミスった感大だ。
とくに痛かったのが、PCIe×16スロットの配置になる。すっかり失念していたのだが、「B650M GAMING PLUS WIFI」のように、PCIe×16スロットが標準的な配置よりも1段下に位置しているMicro ATXマザーボードの場合、ビデオカードとケースボトムのスペースが1スロット分少なくなる。
そのため、フロントインターフェースのケーブル取り回しスペースなどを考慮すると、当初予定していた「P14 MAX」の取り付けが厳しくなった。そのほかにも、フロントUSB 3.0ヘッダーピンが横向きに配置されているため硬めのケーブルだとパネルに干渉しそう、フロントにファンを取り付けようとすると24pin電源ケーブルの取り回しがキツくなりそうと、組み方次第で対応はできるが、久方ぶりに自作の洗礼を受けた感じだ。
PCIe×16スロットが標準的な位置にあるASRcok「B650M Pro RS」(左)と、今回組み合わせた「B650M GAMING PLUS WIFI」(右)。「B650M GAMING PLUS WIFI」は、スペックと価格面が非常に魅力的なのだが……
最終的にPCケースファンは、トップに1基配置するだけにした。それでも電源ユニットとファンフレームの防振ゴムが干渉したり、CPU12Vケーブルを取り回してから、140mmファンを固定するといった作業順を考えたりする必要はあったが、あれこれ考えつつ自分だけのPCを完成させていく過程こそPC自作の醍醐味だろう。
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