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JONSBO「C6 Handle」

【鉄板&旬パーツ】ギッシリ詰め込んだ感が最高な小型ケースでPCを組んだら想定外のことが多数起きた

2024年05月18日 12時00分更新

多数の想定外が! これぞPC自作の醍醐味かも

 ひと通りパーツを用意したあとは、「C6 Handle」に組み込んでみることに。というわけで、4面パネルをサクッと取り外し、CPUを取り付けたマザーボードをフレームに収めたのだが、マザーボードとフレームの間がほとんどないことに気がついた。コンパクトPC自作”あるある”ではあるが、マザーボードのチョイスをミスった感大だ。

 とくに痛かったのが、PCIe×16スロットの配置になる。すっかり失念していたのだが、「B650M GAMING PLUS WIFI」のように、PCIe×16スロットが標準的な配置よりも1段下に位置しているMicro ATXマザーボードの場合、ビデオカードとケースボトムのスペースが1スロット分少なくなる。

 そのため、フロントインターフェースのケーブル取り回しスペースなどを考慮すると、当初予定していた「P14 MAX」の取り付けが厳しくなった。そのほかにも、フロントUSB 3.0ヘッダーピンが横向きに配置されているため硬めのケーブルだとパネルに干渉しそう、フロントにファンを取り付けようとすると24pin電源ケーブルの取り回しがキツくなりそうと、組み方次第で対応はできるが、久方ぶりに自作の洗礼を受けた感じだ。

PCIe×16スロットが標準的な位置にあるASRcok「B650M Pro RS」(左)と、今回組み合わせた「B650M GAMING PLUS WIFI」(右)。「B650M GAMING PLUS WIFI」は、スペックと価格面が非常に魅力的なのだが……

PCIe×16スロットが、1段下に実装されているだけだが、2スロット占有ビデオカードを搭載すると、ボトムスペースが1スロット分しか残らないことに

フロントUSB 3.0ヘッダーピンが横向きに……。ケースの硬めのケーブルだと、フロントパネルに干渉してしまった

コンパクトPCを組むときにあると便利な柔らかなUSB 3.0 20ピン延長ケーブル。ここではオリオスペックで扱っている「USB 3.0 20ピン内部ヘッダー延長ケーブル」を使用した

ボトムが難しいならフロントに吸気ファンを、と思ったのだが、24pin電源コネクターに被ってしまい、ケーブルの取り回しが厳しい感じに

 最終的にPCケースファンは、トップに1基配置するだけにした。それでも電源ユニットとファンフレームの防振ゴムが干渉したり、CPU12Vケーブルを取り回してから、140mmファンを固定するといった作業順を考えたりする必要はあったが、あれこれ考えつつ自分だけのPCを完成させていく過程こそPC自作の醍醐味だろう。

トップのスペースも限られる

ファンマウンターはフロント寄りに移して、「P14 MAX」を取り付けることにした

CPU12Vケーブルを取り回してから、ファンを固定するのが良い

電源ユニットを取り付けて、各種ケーブルを取り回し

ファンフレームの防振ゴムが、電源ユニットに触れてしまった。ファン動作音の異常などはなかったので、問題ないだろう

ビデオカードを取り付けて、PCIe8ピン補助電源ケーブルを接続すれば完成だ

PCIeコネクター部から、ケースサイドまでは70mm程度の余裕があった。カード高が125mmのGeForce RTX 40 VENTUS 2Xシリーズなら、12VHPWRケーブルの取り回しも大丈夫だろう

ケーブルはフロントにまとめる形で詰め込んだ。2.5インチSSDならどうにか搭載できるが、3.5インチHDDはちょっと厳しいだろう

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