多数の想定外が! これぞPC自作の醍醐味かも
ひと通りパーツを用意したあとは、「C6 Handle」に組み込んでみることに。というわけで、4面パネルをサクッと取り外し、CPUを取り付けたマザーボードをフレームに収めたのだが、マザーボードとフレームの間がほとんどないことに気がついた。コンパクトPC自作”あるある”ではあるが、マザーボードのチョイスをミスった感大だ。
とくに痛かったのが、PCIe×16スロットの配置になる。すっかり失念していたのだが、「B650M GAMING PLUS WIFI」のように、PCIe×16スロットが標準的な配置よりも1段下に位置しているMicro ATXマザーボードの場合、ビデオカードとケースボトムのスペースが1スロット分少なくなる。
そのため、フロントインターフェースのケーブル取り回しスペースなどを考慮すると、当初予定していた「P14 MAX」の取り付けが厳しくなった。そのほかにも、フロントUSB 3.0ヘッダーピンが横向きに配置されているため硬めのケーブルだとパネルに干渉しそう、フロントにファンを取り付けようとすると24pin電源ケーブルの取り回しがキツくなりそうと、組み方次第で対応はできるが、久方ぶりに自作の洗礼を受けた感じだ。
最終的にPCケースファンは、トップに1基配置するだけにした。それでも電源ユニットとファンフレームの防振ゴムが干渉したり、CPU12Vケーブルを取り回してから、140mmファンを固定するといった作業順を考えたりする必要はあったが、あれこれ考えつつ自分だけのPCを完成させていく過程こそPC自作の醍醐味だろう。
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