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乗ろうよ! 飛行機

ANAの新ブランド、AirJapanの機内が快適すぎてヤバかった

2024年02月14日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

 さらに快適さを感じたのがシートです。低価格ブランドの座席というとシートピッチが狭く、座面や背もたれも堅いため、飛行機を降りると体がカチコチというというイメージ。積極的に乗りたいとはお世辞にも言えないケースがほとんどです。

 ところがAirJapanは、シートピッチが約32インチ(約81センチ)。LCCの一般的なシートピッチは約29インチ(約74cm)なので、AirJapanのシートは7センチほど余裕があることになります。さらに言うと、ANAが中距離国際線向けに運航しているボーイング787-8型機(240席仕様)はエコノミーのシートピッチが約31インチ(約79センチ)なので、それよりも広いことになります。

 また座面や背もたれも適度なクッション性があって◎。ヘッドレストもあり、しっかりと頭が固定できるので寝やすいのもポイントです。体格による相性もあると思いますが、復路は夜行便ということもあり、6時間のフライト中ほとんど寝ていたのですが、お尻が全然痛くなっていません。筆者はFSCのエコノミーシートでも、数時間座っているとお尻が痛くなって、お尻の位置をずらしてもぞもぞと動きがち。それがAirJapanのシートではほとんど無かったわけです。

AirJapanエアジャパン座席シート

身長176センチの筆者でも余裕のある足もと

AirJapanエアジャパン座席シート

リクライニングを最大にした状態

AirJapanエアジャパン座席シート

ヘッドレストがあるので、ネックピローを持ち込まなくても頭が固定できて寝やすい

AirJapanエアジャパン座席シート

前方席がリクライニングをしても、ある程度余裕があり、あまり圧迫感が無かったのが好印象

AirJapanエアジャパン座席シート

30列目は足を投げ出しても十分な広さがある

AirJapanエアジャパン座席シート

13.3インチクラスのPCなら余裕で開けるスペースがある

AirJapanエアジャパン座席シート

最前列のテーブルは肘掛けに収納できるタイプで、スマホスタンド付き

AirJapanエアジャパン座席シート

ちなみに一部のトイレは車いすでも利用でき、若干広めの構造になっている

 はっきり言ってエコノミークラスのシートとしては、近年で筆者が体験した中ではトップクラスの座り心地でした。ANAブランドもこの座席にしてくれればいいのにと思ったくらいです。ちなみにバーカウンターとギャレーが撤去されたため、10列目と30列目は前方に何もない超足下広々シートになっています。座席指定料が高め(バンコク線では航空券購入時4000円、購入後の追加4500円)ですが、人気のシートとなりそうです。

 (次ページ:充電用のUSBはAとCの2ポート)

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