週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

工具連載をふりかえる

「感動した工具Best3は?」「ネジをなめるのは謎の万能感がある時」工具探検隊メンバーゆるふわ座談会

2024年01月01日 19時00分更新

どの工具が気になった?
担当編集の第1位は「DXZ-06合体工具」

 担当編集こーのスが気になった3本は、こちら。

●1位:潰れたネジを外せる救世主、ネジザウルスの合体版がすごい!!「DXZ-06 合体工具
 連載で一番人気だった記事。ネジを舐めがちな人は絶対ひとつ買っておけといわれるネジザウルスですが、つかめないネジにも対応したアイテム。特に”モグラ”の、外れるまで食い込み続ける構造ってのに執念が感じられて好きです。人間の慢心が生み出す”ネジナメ”ですが、今後どれだけネジをナメても「ああ、でもうちにはモグラがあるしな……」って安心できるのもいいですね(そしてまた繰り返す)

●2位:分解マニアの聖地「iFixit」公式分解ツール ガジェット修理はこれで完璧!
 分解マニアのツールというだけでもうロマンしかないし、その筋で完璧な進化を遂げてる専門ツールは眺めているだけでもわくわくします。こういう変態ツールを見たいというのも連載のきっかけだったりします。たとえ組み立てられなくても、使わなくなったガジェットを捨てるときに、好きなだけバラバラにすればいいですしね。

●3位:たかがクランプ? されどクランプです。驚くほど使いやすいベッセイのクランプ3種
 個人的にクランプはC型とスプリング式しか知らず、めんどくさいし手が痛くなるという印象が覆されたアイテムです。クランプは100円ショップでも売っているけれど、点で支えるシンプルなアイテムこそ根本的な質が大事なんじゃないかと思い知らされました。タイトルに、たかがクランプ、されどクランプと付けたのはそんな気持ちから。

のス「まず、合体工具ですよね。ペンチ型の普通のネジザウルスは持っているんですが、DXZ-06合体工具はもっと外せないネジを外せるというのがすごかった。連載での中でも一番、読んでいただけた記事です」

ペイ「うちにも普通のネジザウルスあります! 読んでいただけたってことは、みんなネジをナメているってことなんでしょうかね? 最初から気を付けて、精神統一して慎重に回せば、なめる確率は本当に低くなるんですけど、毎回甘く見てしまうんですよね」

さと「ナメた経験が皆さんの軽いトラウマになっていて、これなら克服できるかも!? ってことで読んでいただけたのかもしれないですね」

のス「ネジナメと言えば、ネジすべり止め液の記事(軽くなめたネジも回しきる!謎テクノロジー「ネジすべり止め液」と「ビスブレーカードライバー」)も人気でした。みんなネジナメに苦労しているのかな? まぁネジはなめるものですけどね。私はだいたい直前まで『大丈夫、これくらいならイケるっしょ』っていう謎の万能感があって、直後に絶望するパターンを永遠に繰り返している人生です」

ペイ&さと「わかるわかる(笑)」

のス「え、本当?(笑)。なんであんなに根拠なくイケるって思うんですかね。話は変わりますけど、見たこともない精密ドライバーがいっぱい入ってる2位のiFixit Pro Tech Toolkitは、届いた時にやたら興奮して開封したのを覚えてます」

さと「これは使ってみて、精度の高さというか作りの良さに関心しました。100円ショップの精密ドライバーでやりくりしてる人は、今すぐ捨ててこれを買ったほうがいいレベル」

ペイ「自分もこれ、1位ですね。この連載で一番気になるのはこれだろうと。ドライバーからオープナー、ピンセットまでひと通り揃ってますし、分解したいってなったときにスグにできるわけですよ。初心者とか不器用な人ほど、こういういい道具を使ってほしいです。じゃないと、ネジ、ナメますからね。心の余裕があるうちに揃えておきたいです」

のス「私みたいなネジナメ人間がこんないい道具持ってたら、生意気な奴めと怒られそうでビクビクしますけど、初心者でも買っていいんですかね?」

さと「いい、いい。こういう道具はケチってもいいことないですから。ネジザウルス使うハメになるから!(笑)」

ペイ「初心者だからこそ失敗しないように良いツールを買え、って言いますよね。あとは、この逆作用ピンセットが便利そう。小さいものをつかむのが不得意なんですけど、逆作用ピンセットなら手を離せばつかんでくれるので、落とす心配ないのが安心です」

さと「あ、逆作用ピンセットなら100円ショップで売ってるよ!……さっき、安い工具は今すぐ捨てろみたいなこと言ったけどさ(笑)」

ペイ「へー! ちょっと試してみようかな。意外にも3位はベッセイのクランプなんですね?」

のス「そうそう、クランプは見たことない形の製品があるというのが衝撃で。これは単純にいいなと思ったので選びました。ちょっと仮止めしたい時って、養生テープだとベタベタになるし、大きなクリップだと握力が必要でダルいじゃないですか。そのダルさがないんですよね。工作だけじゃなくて、日常生活での”ちょっとここ押さえておいて”用途に、普段使いできそう」

ペイ「自作PCの補助にもよさそうですよね。しっかり押さえてくれるから、ファンとかラジエーターのネジ止め時に便利そう。手で押さえながらネジ止めするのって地味に大変で、手が滑って落としちゃうとかありますから」

さと「クランプはシンプルな道具だけに地味な印象があって、安モノでいいよねってなりがち。そんなことを考えながら見かけたVario Clippix(XVシリーズ)は、衝撃的でした。変なツノが付いてて。挟む幅が変えられると知ったときはもう、これは紹介するしかないと心に決めましたよ」

ペイ「結構幅があるものまでつかめますもんね」

さと「ホントそれ。クランプは100円ショップでいいやって思ってた自分を反省したい」

のス「なんだかんだ100円ショップの工具も、大好きなのでは?」

 (次ページ:ジサトライッペイはどの工具が気になった?)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事