ナイフとプライヤー以外にも便利ツールが多数
目玉のナイフ、開くとすぐに使えるプライヤーの2つがよく使うツールとなりますが、これ以外にも実用性の高いツールが多数あります。そのうち、個人的に気に入ったものを紹介しておきましょう。
まずは、ソケット式のドライバー。どんな機能があるのか把握する前に実物をチェックしたもので、これがあることにものすごく驚きました。しかも、大小含め10のビットが付属し、全20種類のネジに対応できます。
ビットの交換は引っ張って外し、押し込んで固定するというシンプルなもの、交換もしやすく、これさえあればドライバーを取りに戻らなくても作業できるというのがうれしいですね。
ちなみにもうひとつ、精密ドライバーも装備。こちらのビットは1本、両端でプラスとマイナスを使い分ける形です。
大は小を兼ねるといっても、ドライバーにそれは当てはまりません。メガネのネジが緩んだときなど、さっと調整できるのが便利です。
もうひとつ気に入ったのは、ヤスリ。なぜヤスリ?と不思議に思うかもしれませんが、マルチツールにあるヤスリって、爪とぎ用みたいなオマケ印象が強かったんですよね。しかし、このARCのヤスリは木材や金属をゴリゴリ削れる荒い目で、印象がガラリと変わりました。
また、厚みがかなりあって、押し付けながらのヤスリがけでも負けないのがいいところ。しみじみと、実用性が高いなと感じました。
ちなみに、裏面はダイヤモンドコーティングの細目。仕上げやバリ取りなんかには、こちらが活躍してくれるでしょう。
アウトドア用のツールとして欲しい!
本体重量244gというのは手にするとズシリと重たく、これを持ち歩くのは結構大変かも……などと心配したのですが、各ツールの強度や実用性にこだわったからこその、この重量だと気付きました。
むしろ、この重量が頼もしさだと感じるほどで、評価が180度変わりましたね。それこそ各ツールを引き出すときのように、クルっとですよ。(うまいこと言ったような顔)
本体単体で持つと重たいですが、ベルト通しがある付属ケースを使えば、その重量もあまり感じません。ドライバーのビットも一緒に収納できるので、フル機能で持ち歩けるのもいいところ。
ただ、本当に普段から持ち歩いてしまうと、職務質問などで軽犯罪法の対象となってしまう可能性があります。
ちゃんと理由がある場合、例えば釣りや山歩き、キャンプなどのアウトドアで持ち出すのは大丈夫。こういったアウトドアシーンでは活躍する機会も多いだけに、忘れずに持って行きたいですね。
●お気に入りポイント●
・ビット交換可能なドライバー
・親指で押して引き出せるFREEシステム
・変形はロマン
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