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この重量感と実用性の高さがたまらない!

憧れの究極マルチツール「レザーマン・アーク」を試す

2023年10月23日 18時00分更新

ナイフとプライヤー以外にも便利ツールが多数

 目玉のナイフ、開くとすぐに使えるプライヤーの2つがよく使うツールとなりますが、これ以外にも実用性の高いツールが多数あります。そのうち、個人的に気に入ったものを紹介しておきましょう。

 まずは、ソケット式のドライバー。どんな機能があるのか把握する前に実物をチェックしたもので、これがあることにものすごく驚きました。しかも、大小含め10のビットが付属し、全20種類のネジに対応できます。

十徳ナイフLEATHERMAN ARC

ドライバー機能と付属のビット

 ビットの交換は引っ張って外し、押し込んで固定するというシンプルなもの、交換もしやすく、これさえあればドライバーを取りに戻らなくても作業できるというのがうれしいですね。

 ちなみにもうひとつ、精密ドライバーも装備。こちらのビットは1本、両端でプラスとマイナスを使い分ける形です。

十徳ナイフLEATHERMAN ARC

精密ドライバーは逆側のハンドルに

 大は小を兼ねるといっても、ドライバーにそれは当てはまりません。メガネのネジが緩んだときなど、さっと調整できるのが便利です。

 もうひとつ気に入ったのは、ヤスリ。なぜヤスリ?と不思議に思うかもしれませんが、マルチツールにあるヤスリって、爪とぎ用みたいなオマケ印象が強かったんですよね。しかし、このARCのヤスリは木材や金属をゴリゴリ削れる荒い目で、印象がガラリと変わりました。

十徳ナイフLEATHERMAN ARC

指で触ると痛いほどに目が立ってます

 また、厚みがかなりあって、押し付けながらのヤスリがけでも負けないのがいいところ。しみじみと、実用性が高いなと感じました。

 ちなみに、裏面はダイヤモンドコーティングの細目。仕上げやバリ取りなんかには、こちらが活躍してくれるでしょう。

アウトドア用のツールとして欲しい!

 本体重量244gというのは手にするとズシリと重たく、これを持ち歩くのは結構大変かも……などと心配したのですが、各ツールの強度や実用性にこだわったからこその、この重量だと気付きました。

 むしろ、この重量が頼もしさだと感じるほどで、評価が180度変わりましたね。それこそ各ツールを引き出すときのように、クルっとですよ。(うまいこと言ったような顔)

 本体単体で持つと重たいですが、ベルト通しがある付属ケースを使えば、その重量もあまり感じません。ドライバーのビットも一緒に収納できるので、フル機能で持ち歩けるのもいいところ。

LEATHERMAN ARC

持ち歩きやすいケースが付属

 ただ、本当に普段から持ち歩いてしまうと、職務質問などで軽犯罪法の対象となってしまう可能性があります。

 ちゃんと理由がある場合、例えば釣りや山歩き、キャンプなどのアウトドアで持ち出すのは大丈夫。こういったアウトドアシーンでは活躍する機会も多いだけに、忘れずに持って行きたいですね。

●お気に入りポイント●

・ビット交換可能なドライバー

・親指で押して引き出せるFREEシステム

・変形はロマン

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この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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