イタ車と思えば許せる範囲だけど
今回の解決策としてやるべきことは、ディーラーへ行って削れたシールを交換してもらうことです。私のロードスターも車検の機会にでも交換をお願いするつもりです。
ただ安全性や走行性能に問題がないとはいえ、こんなシールの摩耗程度でガツンドカンバキンと音がするのは問題です。おそらく同様のトラブルが報告されているはずですから、メーカーは点検の際にダースでシートを配るとか、郵送で送りつけるとか、実は消耗品だよーんとアナウンスするとか、何らかのアクションは必要なはず。
逆に私はこのラテンなノリが気に入りました。美しさを求める余り、どこかが抜けている。つまらないところがポロッと壊れる。昔のイタ車みたいでカッコいいじゃないですか。少なくとも、かつての安全牌を求める日本車になかったタイプのトラブルであります。
とはいえ車検までまだ結構あるので、開閉のたびに電工テープを貼り替えるのは面倒。そこで、あれこれ貼り方をアレンジした結果、こんなふうにして使っています。
実はルーフトップの中央付近に、もう1本の爪があり、ここにもシールが貼られています。爪をくるっと覆うような感じで。
ちなみにこの爪は格納時にルーフを支えるもの。これを真似しました。
はい、ラテン式だから適当。でもこの貼り方ならテープが捲れてしまうこともございません。
爪の下の出っ張った部分は擦れて薄くなり、最後は破れてしまうのですが、削れず残ったシートの厚みが支えてくれます。
電工テープを重ねて貼ってもみましたが、厚みがあると挿抜時の抵抗になってしまうようで、開ける際にググッと微妙な振動が伝わってくる。たかがビニルテープ1枚分0.2mmの差ですが、これがバカにできないのでしょう。
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