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ロードスターのそばで草を刈ってはならない

2023年08月27日 07時00分更新

 新車で買ったクルマの情報2023、私は四本淑三です。今回の話題の中心といたしますのは、5年前に買った2018年後期型ロードスターRF。いやー、ご無沙汰しておりました。

 さすがに5年目ともなれば、様々なことが起こるわけでして、その一環として私のところにもついにアレがやってまいりました。

 初代ロードスターから宿痾(しゅくあ)のように続くドレン災害。RFになってもフロアが浸水するのはどうしてなんでしょうか。

最初は草いきれがやって来る

 史上最も暑いと言われた7月の下旬、よつもとさんは庭で草刈りをしておりました。食糧難による戦争や飢餓による人口減少など、これから人類に襲いかかる災禍の数々を想い、萎びてゆくばかりの人心を尻目に雑草のやつらは伸びる伸びる伸びる。くっそー、てめえらなんか人間じゃねえや、叩っ斬ってやる!

 そこでマキタの電動草刈機をブイブイ言わせていると、お隣もエンジン付きの草刈機で作戦開始。そのお隣もまた応戦というわけで、辺りはすっかり青臭い匂いに包まれたのであります。

 こうして草を刈るにも電力や燃料を使うのが文明であり、生えてたってどーってことのない雑草を制圧したがるのが人のテリトリー意識です。これら意識の総和が経済活動の拡大を支え、戦争のような環境破壊につながる。そう思いますと温室効果ガスの増大を抑えて昨今のクソ暑さを防ぐには、まず草刈りのようなしょうもないところから止めるべきではなかったか。と私は後悔したのですが、やっちまったものは取り返しがつきません。

 そして自然と一線交えた後の麦茶はうまい。ここでビールではないのは、この後、極めて文明的な行為であるところのクルマの運転に及ぶからであります。

 ところがロードスターのドアを開けると、ムッとする草いきれの匂いが。あらら?

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