「サブスク音楽配信サービス」は超便利。筆者も「Amazon Music」と「YouTube Music」を利用しており、ドライブ時には昭和歌謡やアニメソングを流し、大声で熱唱しています。ただ、「サブスク音楽配信サービス」を使うほど痛感するのですが、意外と配信していない音楽は多いですよね。また、ありがちなのが本人ではないカバー曲だったり、アレンジが違いすぎるセルフカバーだったりして、ちょっとガックシとなること。もちろんカバーを否定するわけではないですが、昭和世代としてはオリジナルでないと、"これじゃない感"を禁じ得ません。
やはり大事に閉まってある物理的なCD、カセットテープも活用したいよねということで、今回は想い出の青春音楽ライブラリーを再生でき、録音機能によりライブラリーを増やしていける、ティアックの最新カセットデッキ/CDプレーヤー「AD-850-SE」をお借りして試してみることにしました。
CDプレーヤー搭載で
カセットテープとUSBメモリーに録音が可能
「AD-850-SE」は、フロントローディング型のCDプレーヤー、録音再生対応カセットデッキ、録音再生対応USBメモリー端子を備えた複合機です。横幅は430mm前後ということで、いわゆる「フルサイズ」のデッキですね。現在筆者は幅215mm前後のハーフサイズのミニコンポを愛用していますが、フルサイズのデッキはやはり迫力があります。
CDプレーヤー部は音楽CDだけでなく、MP3ファイルを記録したCD-R/RWの再生にも対応。再生モードはプログラム、シャッフル、リピート(1曲、全曲、プログラム)などが用意されています。
カセットデッキ部は録音再生対応の2ヘッド、ワンウェイタイプ。「ワンウェイ」というのは「片道走行」という意味で、いまはロストテクノロジーとなった「オートリバース」には対応していません。ただし、ノーマル、クローム、メタル(再生のみ)をサポートしており、±10%可変のピッチコントロール再生機能を装備しています。
USBメモリー端子はUSB 2.0規格。対応フォーマットはMP3のみで、再生ビットレートは8kbps~320kbps、録音ビットレートは128kbps。DSD、FLAC、Apple Losslessなどのハイレゾ音源には対応していません。せっかくなら再生だけでもMP3以外のフォーマットをサポートしてほしかったところです。
インターフェースは前面にUSB端子、マイク端子、背面にアナログ音声入出力端子(LINE IN/OUT)が用意。アンプなどと接続するのなら同梱のRCAオーディオケーブル×2を使用できますが、ポータブルスピーカーなどとつなぐ場合にはステレオミニプラグなどを備えたオーディオ変換ケーブルが必要です。
(次ページ:ちょっと意外だった装備が「赤外線リモコン」)
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