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iPhoneで撮ってiPadで編集! まず動画制作にふさわしい機材とアプリを準備しよう

2023年08月24日 09時00分更新

●高度な編集機能が充実した「DaVinci Resolve for iPad」

【アプリ情報】
DaVinci Resolve for iPad
作者:Blackmagic Design Inc
価格:無料(アプリ内課金あり)
https://apps.apple.com/jp/app/id1581363826

 「DaVinci Resolve」は、プロ向けの動画編集アプリ。もともとはPC向けだったが、昨年、iPad版がリリースされた。非常に高機能ながら基本機能は無料で利用できる。ただし、すべての機能を使うにはアプリ内課金が必要だ。

 PC向けの同アプリと比較すると、利用できる機能はやや少ないが、それでも十分高度な編集機能が充実している。ただ、利用できる環境は、M1チップを搭載したiPad Pro(推奨はM2チップを搭載したiPad Pro)となっており、無印のiPadでは快適に利用するのが難しい。PCで「DaVinci Resolve」を利用していて、かつM1以上のチップを搭載したiPad Proを持っている人なら候補になりそうだ。

PC向けに展開されていた「DaVinci Resolve」のiPad版。一部機能はカットされたが、それでも編集機能は群を抜いている。ただし、要求スペックが高く、操作感もプロ向けのアプリといえる。

●プロ向けの編集が可能な「iPad用Final Cut Pro」

【アプリ情報】
iPad用Final Cut Pro
作者:Apple
価格:1ヵ月無料(月額700円/アプリ内課金あり)
https://apps.apple.com/jp/app/id1631624924

 アップルが提供するプロ向け動画編集アプリ「Final Cut Pro」のiPad版がリリースされた。全く新しいタッチインターフェースと直感的に扱えるツールが導入され、Apple Pencilを使った操作など、iPadならではの編集作業が可能。機能もプロ向けのものが用意されており、かなり高度な編集が行える。

 要求スペックはかなり厳しく、利用できる端末はM1またはM2チップを搭載したiPadが必要。また、無料期間を終えると月額700円、あるいは年額7000円のサブスクリプション契約が必要だ。プロ向けの編集環境が必要な人を対象としたアプリと考えたほうがいいだろう。

アップルのプロ向け動画編集アプリのiPad版。高機能ながら、直感的に扱えるのが特徴。サブスク契約が必要なので、業務用途のアプリといえるだろう。

 今回は動画制作にあたって必要な機材を紹介した。手持ちのiPhoneとiPadがあるなら、とりあえずはそれで撮影・編集し、作業に慣れていくのがいいだろう。

 作業の感じがつかめてきたら、徐々にステップアップしていくのがおすすめだ。そうすれば、しだいに動画作りも楽しくなっていくはず。

 次回は、撮影で使用すると便利な、各種のアクセサリー類について解説していきたい。

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