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Androidとクルマをシームレスにつなげたボルボのシステムがスゴすぎた!

2023年08月05日 12時00分更新

クルマの中から
家のエアコンを操作できる喜び

VOLVO
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 エアコンなどのアメニティも音声入力でバッチリ動きます! さらにGoogle Nest HubなどのGoogleアカウントと紐づけできるスマートデバイスを自宅で使っていれば、クルマの中から家のエアコンの操作可能。「Android端末があればいいでしょ」と思われるでしょう。でも、やっぱりスゴい! そして試してはいないのですが、ひょっとしたらスマホやホームスピーカーから「OK,Google、クルマのエアコンをつけて」という事だってできちゃうかもしれません。スマホのアプリ操作で遠隔地からエアコン操作ができるものはありますが、音声認識で動くと感動しそうです。

音楽系サブスクでも選曲が簡単

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 エンターテインメントだってシームレス。YouTube Music、Spotifyなどの選曲動作や音量調整だって可能。しかも「Official髭男dism(オフィシャルヒゲダンディズム)」を「髭ダン」と略称で言っても認識するのは驚きです。運転中、ふと「この音楽が聴きたい」と思った時、ハンドルから手を離さず選曲動作ができる、しかもヒット率が高い! このストレスフリーの感動は、いくら賛辞を重ねても重ねきれません。

 その理由の1つがアクティビティ管理。使った情報やYouTubeの履歴などをGoogleアカウントに保存して、検索精度をアップさせているわけです。

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音声入力でハンドルヒーターを設定している様子

 「ハンドルから手を離さない。いちいち画面を見なくてもよい」というのは、安全性の面でも有益です。そういえば、ボルボは三点式シートベルトを世界で初めて開発した会社。安全性を考えた結果、Googleと手を組んだのかもしれません。

Androidアプリがインストールできる

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Google Playでアプリの追加が可能

 Google Playから、必要なアプリの追加ができるのも魅力。普通のナビでこのような機能はありませんので、「これはホントにAndroidだよなぁ」と思った次第。たとえばラジオアプリが必要ならアプリをインストールすればいいわけですし、不要なら削除すればいい。実に合理的です。

もちろん、iPhoneもつなげられる

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 最後にスマホ連携について。まずはAndroidですが、サクッとBluetoothでつながりまして、端末の電話機能と音楽データが利用できます。USBケーブルを接続しないで、Android Autoが使えるという、不思議な感覚を味わいました。

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 iPhoneを接続すると、なんとApple CarPlayが起動! Android Autoの上でApple CarPlayが動くみたいなもので、意味はあるのか? というところはおいておいて、つながる事はつながります。ですが、一方で車のエアコン操作ができない、音声認識やルート選択のイマイチさに「こっちを使うことはないな」と思った次第。日本はiPhone王国ですが、ボルボを買ったらAndroidに機種変されることを強くオススメします。

【まとめ】クルマと家と人がシームレスに繋がる便利さ

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 車両にGoogleアカウントを登録し、家にホームスピーカーがあれば、クルマと家、モバイル端末がシームレスにつながる。これが真のIoTなのかと感動しきり。ゆえにこの後、様々なクルマのインフォテインメントシステムに触れる度に「ボルボの方が全然進んでいる」「ボルボのようなシステムにしてしまえばいいのに」と思うわけです。正直、このインフォテインメントシステムのためだけに、ボルボが欲しくなっているわけです。

 「インフォテイメントシステムがよくても、クルマがよくないと意味ないよね」。確かにその通り! ですがボルボはクルマそのもののデキが、とんでもなくよいのです! それは別のお話にしましょう。嗚呼、ボルボが欲しい……。

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