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JN-I27FR240-Nをレビュー

コスパ最強?240Hzの27型IPSゲーミングディスプレー、実売3万円切りのお店も

2023年07月29日 10時00分更新

実はGeForceシリーズでも活かせるFreeSync

 GeForce RTX 4090搭載ビデオカードを採用したPCを用意し、JN-I27FR240-Nに接続して実際にゲームを遊んでみた。前述の通り、本機はFreeSyncをサポートしているが、同機能をOSDから有効にすると「G-SYNC Compatible」として動作した。

 つまり、ビデオカードはRadeonシリーズではなく、GeForceシリーズを使用していても、スタッタリングやティアリングを抑えるといったFreeSyncの恩恵を受けれるというわけだ。

コスパ最強?240Hzの27型IPSゲーミングディスプレー、実売3万円切りのお店も

GeForce RTX 4090搭載PCを接続したところ、G-SYNC Compatibleが有効にできた

 リフレッシュレートを240Hzに設定して「Apex Legends」をプレイしてみると、その映像は鮮明かつ鮮やかだった。なお、解像度はフルHD、描画設定は最高画質にしたが、平均フレームレートは240fps以上出ており、かなり滑らかに描画に感じた。

 しかし、冒頭でも断ったが、リフレッシュレートの認識限界は個人差がある。悲しいかな、筆者にとっては240Hzはオーバースペックだったようで、プレイ感への影響は軽微だった。しかし、残像がまったく感じられなかった点は好評価だ。

 一方で、ハードをPlayStation 5に変えて「Fortnite」をプレイしてみると、120FPSモードを使用でき、従来のプレイとは一線を画す滑らかさを感じた。こちらは明らかに変化を感じられてうれしかった。PCだけではなくゲーム機でも、JN-I27FR240-Nのハイリフレッシュレートは活躍するだろう。

まとめ:コスパ最強クラスの240Hz対応ゲーミングディスプレー

 やはり、JN-I27FR240-Nの最大の魅力は、3万円ほどの価格でリフレッシュレート240Hzを実現している点にある。応答速度も1msと申し分なく、FPSやTPSをプレイしている人にとっては、魅力的な1台であることは間違いない。

 スタンド可動域の制限やOSDのクセをどう見るかで、評価は変わるかもしれないが、コスパ重視のモデルとしては十分及第点を超えていると思う。しいて欠点を挙げれば、解像度がフルHDまでしか対応していない点になる。しかし、FPSやTPSのゲームシーンでは、少しでもフレームレートを高めるため、あえてフルHDでプレイする人は多い。

 一方、RPGやRTSなどではWQHDや4Kのほうがプレイしやすいため、JN-I27FR240-Nでは物足りなく感じてしまうだろう。遊ぶゲームのジャンルをFPSとTPSなどある程度絞っているゲーマーであれば、有力な選択肢と言っていいだろう。

JN-I27FR240-Nの主なスペック
パネル 27型IPS(非光沢)
解像度
(アスペクト比)
1920×1080ドット(16:9)
表示色 1677万色
輝度 400cd/m2
コントラスト比 1000:1
視野角 178度(水平)/178度(垂直)
リフレッシュレート 最大240Hz
応答速度 1ms(MPRT)
インターフェース DisplayPort 1.2、HDMI 2.0×2、オーディオ出力ほか
スピーカー 2W×2
チルト -5度~+15度
高さ調節 -
スイーベル -
ピボット -
サイズ/重量 約615(W)×214(D)×469(H)mm/約4kg
その他 AMD FreeSync、HDR10、VESAマウント(100×100mm)
直販価格 3万1980円
■Amazon.co.jpで購入
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